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サイボーグ・ペーパードライバー

軽音の文化祭ライブでは相対性理論の曲絶対やろう!!と前々からあれだけ言ってたのにバンドメンバーが全然協力的じゃないし、よく考えたら俺は軽音じゃないからバンドメンバーなんていなかった。

ごめんなさい…文化祭ハイで…。今年の一大イベントも終わりました…。普段の俺なら、出欠確認のときだけ登校して、沢山の人で溢れかえる校門に背を向けながら1人でトボトボ帰り「文化祭に出てる奴なんて皆死ねばいい」とかツイートしてそうなのに。2日間ちゃんと忙しかったし走り回ったし、声枯れたし疲れたし。結構青春だったのかもしれない…(男子校)



責任者、というか部長の立場はだいぶ押し付けられた感があった。一個上の先輩がそもそも部にいなかったし、引き継ぎの時点では同級生すらいなかったから、うわずっと孤独~。と思い、初めて出た部長会議ではこんな弱小部活を選んでしまったことを激しく後悔していた。おまけに精神的にもまだ大人とは言えない微妙な時期の中2が沢山入ってきたり、シンプルに話の通じない同級生が乱入してきたり、、、日々のいわゆるメンヘラ的立ち居振る舞いの一因かな?ってぐらいストレスになってた。当然そんな状態で迎えた文化祭なんてうまくいくはずもなく、毎日毎日どうすればいいんだよ~~~~~~~~~と叫んでいた。しかも他の部長さんはほぼ全員一個上だからコミュニケ―ションくそほど取れないし、最後の最後までナメられてたんだろうな、っていう思いが今でもある。特に真面目な質問しても既読無視したり「返信するの忘れてた」とか言い訳する吹部の部長は絶対に許さない!!!!!!!


「それはお前なりの優しさなんだろうけど、でもそれは伝わってないよ、だってあいつらバカなんだから」とか言いながら僕が泣いたら肩を組んでくれた先輩は、集合写真を撮る時に写りたがらなかった。そもそも部の人じゃないから仕草としても当たり前なのかもしれないけど、僕が呼んだら隣に来てくれた。若干今も泣きそうになってる。大学は九州に行っちゃうらしい?からそれまでに絶対LINEをつなぐ。そうだLINE、つなごう。ギターももっと先輩の前で弾けば良かった。


ガチ軽音の人とも薄く絡めた。第一印象最悪だったロン毛のドラムの人とも、話してみるとそんなに悪い人じゃなかった。かといってすごい話したわけじゃないから分かんないけど。ちょっと強くなれた気がしてね。


後輩(固有名詞)と教室の窓から後夜祭的なやつを見ていた。在校生もほかの部員もほぼほぼ校庭に出てうおー!って叫んでる中、形だけの拍手といえーい…みたいな小声を2人でやってた。楽しかった。この後輩の奏でるピアノの音は本当に美しくて、しかもめちゃくちゃ素直でとても良い子なので一緒に見れて嬉しかった。参加団体の人気投票みたいなやつでは案の定呼ばれなくて、あぁ~ダメだった~!って何回もやってた。「選ばれた団体の責任者がステージで一言話してるけど、(僕)がここにいるってことは絶対呼ばれないんじゃない?」(意訳)って言われた。正論。正論言う人は大体嫌いだけどお前のことは好きだよ…。こいつのこと好きすぎるから「この子の演奏どうだった?」って家帰ったあと母親に聞いたら「なんか(僕)みたいな弾き方する子だね」と言われて結構嬉しかった。そうだ、OBの人が間違えてマックのポテトLをめちゃくちゃ沢山買ってきて、食べ切れないからってわざわざこの子が持ってきてくれたのに、お腹すいてないやって言って帰らせちゃったな、そういえば。マジで申し訳ないことをした、あれが幸せの味なら無理してでも食べればよかった…。あと来年も部長頑張ってください、って言われたから頑張る。帰り際にこの子に手振ってたら足元見てなくて階段の1段目で転びそうになった。笑ってくれてたらいいな。



多分また文化祭の感想文を書かされるし、部長だから校誌に寄稿する分も書かなきゃいけなくて、だいぶ悩んでいる。ここ最近のガチな悩みは、何でもかんでも文章にするのは良くないんじゃないの?となっていることで、例えば曲の紹介をするにしたって「この曲が作られたのはこういう背景があって〜」とかだったらいくらでも喋れるけど、曲の雰囲気を説明するとやれ「お洒落」だの「爽やか」だの「迫力」だの、途端に陳腐になる気がする。そういう色々なものに縛られないのが音楽なんじゃないの?って思ってる。クサイけど。読書感想文だって苦手だった。そもそも何書けば良いのか分かんなかったし、幼かったのもあって考える頭がなかったから。最後に書いたの小5とか???ていうか「なんかすごかったし面白かったけど別にクソみたいな日常をこれから生きていくのにはかわりねーんだからマジしにてー」とか書く訳にもいかないから。ほら、倫理的に。必ず明るい未来を真っ直ぐな瞳で見つめる若者、を演じろというようなもので、めちゃくちゃ苦痛。じゃあなんでこうやって文化祭のこと書いてるのかは、自分でも分かんない。でも文化祭で忙しくしてるあの時は本当に幸せで、それは何と比較するまでもなく絶対的なものだから心にしまっておきたい。強制されて書くのは無理だけど別にここでは何書いても許されるみたいなところあるから。

この1年とにかく色んなことがありすぎて1個の文章としてまとめることなんて出来ないし、そもそも語れること自体に限りがあるし、語ったからってどうなるって訳でもないんだけど、覚えておきたいからって理由で文章にする。


幸せに終われる感じかと思ってたら吹部から僕に全然関係のないところで苦情が来て、でも立場上対応しなきゃいけないので頭を悩ませている…。バフがかかってるせいで正の感情が昂ってものすごいやる気になってるけど多分すぐ元に戻る。生きるしかねーわこんなクソみたいな人生

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