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歳月の轍




この1年、自分の中で目まぐるしく状況が変わった 気絶やかけもちしていた仕事をやめ、実家もやっと出られた この1年で出会えたご縁もあった
わたし自身は相変わらずで、でも少しずつ変われていって 自分の生み出すものがもっとすきでいられるようになったし、自分がひとりのメイドであることを素敵なことだと思い隠さないようになったし、自分の想いを少しずつ言えるようにもなった(と思う)

周りの人たちのおかげで自分を少しずつ受け入れられるようになっている あまりにもバタバタしすぎてこの1年の出来事を断片的にしか覚えられていないこともあるけれど… でも確かに歩いてきたもの積み重ねてきたものがそこにはあったんだと

ただ、ここ数年で一番苦しかった1年でもある
きえたくて仕方なくて、元々存在しなかったことになればいいとずっと思っていた
孤独は贅沢というけれど(もちろんそういうときもある)、わたしにとっては終末への引き金とも思う 

逃げと言われればおしまいだけど 日々なんとなく楽しくて、楽しみが少しだけ先の未来にあって、その日暮らしで生きていられればそれでよかった
もう、それでいいんだよなぁ
程よくなにかを諦めて、期待をしないで。
それが自分を守ることにも繋がるんだとこの1年で気づけたのは進歩だったなと思う 悲しいことだけど

冬が終わっていって、春が来て、また夏が来るんだ あの纏わり付くような空気 息苦しさ
夏が来るまでに、どこか遠くに行きたい気もしている、けれど

わたしはここにいていいのでしょうか
誰かのこころの拠り所に、少しでもなれているでしょうか 存在意義はあるのでしょうか





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