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歌に感情を特盛り!ウエダアオイさんの歌唱法について語りたい

哀しみ、怒り、楽しさ、憐れみ等々、ものすごくわかり易く歌に感情が表れているウエダアオイさんが、感情表現の為の歌唱法を語られていました。

歌を聴いて感情を動かされるというか、感情の為に歌を聴いていると言えるのですが、今までの感覚だと曲調、歌詞、歌声の雰囲気とかで感情が出るのかなって思っていたので、特に歌声は歌詞への思い入れから表情につられて歌声も感情が滲み出るんだろうな。グラスの認識でした。音楽の授業や合唱の練習、配信での歌手のアドバイスも「歌詞をよく読んで気持ちを込めて」みたいな記憶だったので。
そこへ来て、去年から聴き始めたウエダアオイさんの歌声はそんな天然出汁みたいな、素材の味を活かして…程度じゃなく、はっきりくっきりと感情が出ていたのです。本人の料理へのコメントでの「味の素とゴマ油かけとけば何でも美味くなる」を思い出すハッキリ感のある感情むき出しの歌声で。
そして先日、ツイキャス配信のコメントを受けて語られた、歌声への感情表現方法がすごく明確だったので語りたいと思います。

ウエダアオイさんの感情表現法は演劇のようだった

44:44〜
「嘘つきのラブゾンク」という最近出来たばかりの曲で実演されています。
「口元を意識したら変わるんですよ」と歌出されて

  ごめんね僕は 君が夢に見た純情少女より
  綺麗事隠し事秘め事が多過ぎる
  あの夜言えなかったこと
  これからもずっと言わないこと
  歌に乗せて素知らぬ顔で伝えていいかな

まずは笑顔で一回。矢野顕子さんのような普段と違う雰囲気の歌声が出ています。可愛らしい感じと本人談。まだたいした秘め事が無いのに大袈裟に後悔している純情少女のようです。
次に怒り声。取り返しがつかないレベルのやらかしの後に、自責で怒りに溢れた歌というシチュエーションでしょうか。聴いてて謝りたくなるかも。
最後に泣き声での歌。これはもう別れの後に後悔を抱えて歌い続けています。泣きながら歌うのってそもそも難しくないですか?というレベルの泣き声が出てます。
同じ歌詞でも込める感情を自由に変えられるのを聴くと、それぞれ受け止めが大きく変わって面白いです。普通は歌詞の解釈は作詞者の意図した1個の正解があると思うんですが、やっぱり聞き手が自由に楽しんで良いんだな、とも思いました。
役者の人がバラエティー番組で、喜怒哀楽の切り替えを実演しているのを観たのを思いましたが、歌でこんなにやられているのは初めて観たと思います。
自作の歌だから感情すごく乗っているのかと思っていたんですが、歌の技術でしっかりやられているのはさすがプロですね!
でも、この歌詞のところはこの感情という固定かと思っていたら、先日の配信で感情を変えて歌っているのに気づきました。
予想外の雨続きで予定していた路上弾き語りが出来なくてかなり御立腹だった時に、配信で「何者」を歌われて
  僕に音楽が無かったなら
  予報外れの雨も無かったかな

の部分をいつも悲しげに歌われていたのが怒り声で歌われていて、凄い感情表現力だと思ったのでした。

声優の歌唱と感情表現
You Tubeの動画で去年の2月頃から、ぼっち・ざ・ろっく!の解説動画でロックバンドtoybeeのギターボーカル冨塚大地さんがやっている「とみといびーch」で観た記憶に残っている台詞で、「この結束バンドのボーカルの声優さん、我々ロックバンドのボーカルより歌の感情表現が凄いね。声優さんって演技の技術があるからかな?」みたいな事を語られていました。その時はそういう事も有るのかな、くらいに思っていたら、ウエダアオイさんの歌への感情激盛りを発見、からの本人解説でテンション上がりました。

実際に試してみました
一人で運転している時に歌って試してみました。楽しく…怒りを込めて…泣きそうになりながら…。それなりにちょっとは出来るんですが、いつも出せるかとか、切り替え効くかっていうとかなり難しいと感じました。

配信の時のコメントでも言いましたけど、ウエダアオイさんの感情表現の技は、声優や俳優もいけるんじゃない?と思いました。実際兼業されてる人も居ますし。でもまずはシンガーソングライターとして成功して欲しいですね!You Tube登録ジワジワ増えてるので、何かで一気に爆発しませんかね。

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