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ウエダアオイさんの「いくつになっても」の、もう一つの意味を語りたい

先日、父と娘の物語としてウエダアオイさんの「いくつになっても」を語りましたが、歌詞について頭の中でぐるぐる回っていて、新たな妄想に繋がったので語りたいと思います。

「いくつになっても」ご紹介
ウエダアオイさんのYou Tubeやツイキャス配信のアーカイブで聴けます。音源化前の曲がリアルタイムで自宅で聴けるなんて凄いと思います。採れたて新鮮の食材をそのまま食べられるお店みたいな感じで。

54分頃から「いくつになっても」

僕にとっての音楽は 口に出せない夜を語るもので
僕にとっての音楽は 味気ない日々を消化するものです
あいにく天才とは場違いで 努力背負って生きてます
あなたによく似た意地っ張りと 人様の愛に生かされてます
泣いた数 増えるピアス 入れ替わり肺汚す煙
夢に見た僕とは違うかな それでも愛してくれますか
いくつになっても あなたからすりゃクソガキだろうけど
一つ言わせて 出会ってくれてありがとう
(間奏)
「明日やろうは馬鹿野郎」苦手な言葉の一つです
生意気なクソガキ掲げましょう 明日は明日の風が吹く
いくつになっても あなたからすりゃクソガキだろうけど
月並みな言葉並べさせてよ「ありがとう」
(間奏)
久しぶりに目にしたあなた 相変わらず大きな背中
口の利き方も忘れちゃったけど
涙は会いたかったみたい 涙は会いたかったみたい…
いくつになっても あなたからすりゃクソガキだろうけど
いくつになっても 照れくさそうな愛で包んでくれよ
いくつになっても あなたからすりゃクソガキだろうけど
背中丸まっても あなたの教えを忘れないから
愛してくれてありがとう
めちゃめちゃ愛され生かされてます

歌の背景を考えながら歌詞をよく読んでみて
この歌は実家から飛び出して一人暮らしを始めた「1DK」のアンサーソングで、4年間会ってなかった父親に向けて作られた曲です。子供の頃から大人になっても、親から見たら娘は娘。娘から見ても父親はやっぱり会いたかった存在で、涙が自然に出てくるという事。そして父譲りの生き方で意地を張って周りに愛され感謝しながら年齢を重ねても変わらない大事な物を歌っています。
ところで、歌の頭のところの歌い出しってめちゃくちゃ大事てすよね。歌詞もそう、発声も音程や発声失敗するかしないか…。そんな大事な歌の出だし部分が、父との関係や気持ちとかじゃなくて、歌を歌うことについて語られています。
 僕にとっての音楽は…
歌の趣旨とちょっと外れているのでは…?素直に解釈するとシンガーソングライターとして生きている今現在のリアルタイムを表しているとも取れます。
さらに言うと
 出会ってくれてありがとう
も、実の父親に言うにはちょっと違和感のある言い回しだと思いました。それでも、これもかなり俯瞰的に見て貴方の娘としてこの世に生まれて落ちて来て、ありがとう…みたいな意味にも取れます。
しかしながら、違う解釈の方に妄想が働いてしまいました。

「いくつになっても」の親娘関係以外の意味
僕の辿り着いた妄察は「いくつになっても歌い続けるぜ!ファンの皆もありがとう!」という意味も含まれているんじゃないか。という解釈でした。
最近のウエダアオイさんの配信で語られていた話題で、一瞬びっくりしてから安心した事に、25歳までに売れなかったらシンガーソングライター辞めるつもりだった。去年の前半ぐらいはもう辞めようか考えていた。というようなお話が有りました。そこから、この1年でギターも歌もすごく上手くなったという話から、「お婆ちゃんになっても歌い続けたい」というような有り難いお言葉をいただいて安心したのでした。配信がたくさんで、どこで語られていたのか探し出せなかったのですが…。大阪プロレスや東京でのサーキットイベント、毎月のライブハウスで実力が発揮されている実感もあるのでは?周りのシンガーソングライターからもギターや歌の評価も高いようですし、歌舞伎町の女王ならぬ道頓堀の女王になる日も近いのかもしれません。

とにかく、いくつになっても歌い続ける決意とファンへの感謝の歌を歌われたのならば、これはもう、「いくつになっても」推し続けるしかない!ですね。僕にとっては還暦でも現役バリバリの遊佐さんを三十年以上推してきた経験があるので全然行けます。


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