最果タヒ展
高校のころ、かわいいなと思っていたダンス部の女の子は最果タヒのファンだった。最果タヒがきっかけになって、インスタのDMで少しだけ話せて嬉しかった。ぜんぜん仲良くなれなかったけど。
2年前の冬は、人にもらった花束を引っ提げたまま、渋谷PARCOで開催されていた最果タヒ展を観に行った。この花束ってどういう意味なんだろうって考えながら詩を読んでいたら気分がどんどん浮ついた。最果タヒはわたしをさらにどろどろに溶かしてくれて、最果の世界のなかでわたしは「ぼく」になり、あなたを「きみ」にできた。
きのう、今度は大阪のHEPで最果タヒ展を観た。
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