千二百文字小説(11/1)plot

 昨日昨晩、奇妙な男と出会った。彼は言った。ここに4つの全世界の叡智がおりなって開発された世界自体を変えうる力があると。

 一つ目は、時間の流れを逆にする力。二つ目は、人の性格を自由自在に変えてしまう力。三つ目は、生きているもの以外の物を二倍にする力。最後の能力は、自分で作った季節を追加でき、さらに季節を自在に切り替えられる能力。

 男は続けて言った。「選ばれた人間に一つずつ能力を授けているのだが、お前にはこの最後の能力を授けよう」

 選ばれた?僕が?どうして僕に?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?