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丁寧な暮らしは誰でもできるもんじゃない

こんにちは、めいベジです!
今回は「丁寧な暮らし」について考えてみました。
以前、私が憧れて実践していた(今もその気はありますが)ミニマリズムやシンプルライフの経験をもとに、気づいたことや学んだことをお話しします。


ミニマリストに憧れて

私がミニマリストに興味を持ったのは、ちょうど環境問題に対して関心を持ち始めた頃でした。
家の中の物を減らしてシンプルにすることで、生活がスッキリするという考えに強く惹かれました。
今でもその影響は残っていますが、当時はとにかく「物を持たない」ことが美徳だと感じていました。
まるで雑誌に出てくるようなモデルルームのような部屋を目指し、物を減らすことに一生懸命になっていました。

当時の私にとって、物を減らすことはただの自己満足ではなく、環境問題への取り組みの一環でもありました。
「消費を抑えることがゴミを減らし、地球に優しい」といった思考が根底にあったんです。
ゴミを出さないためにはそもそも物を増やさないことが大切だと考え、必要最低限の物だけで暮らすことを目標にしていました。

例えば、掃除機を手放したこと。
掃除機は便利ですが、ノズルやヘッドの掃除が面倒で、定期的に手入れをしないとすぐに汚れてしまいます。
そのとき、たまたま掃除機が壊れたのをきっかけに掃除機を手放し、代わりにほうきを取り入れることにしました。
どうせ買うなら長く使えるものを選びたいと思い、棕櫚ほうきを購入しました。(100均のほうきでもよかったですが、最初からちゃんとしたものを揃えたいのです。)
掃除機と比べるとほうきで掃除するのは時間がかかりますが、当時の私は「丁寧な暮らし」を重視していたので、その手間さえも心地よいと感じていました。

丁寧な暮らしの不便さ

しかし、実際にそんな生活を続けてみると、ほうきでの掃除はやはり時間がかかるものでした。
家がそれほど広くないとはいえ、掃除機の手軽さと比べるとその違いは明らかです。
さらに、ちりとりでゴミを集めるのも一苦労でした。
ほうきでゴミを集めていると、どうしても完全にゴミがちりとりに入らず、何度も集めてはちりとりに入れる作業を繰り返すことになります。
これが結構面倒で、次第にその「丁寧さ」に対してストレスを感じるようになっていきました。

当時は、「不便さこそが丁寧な暮らしの証だ」と思っていましたが、今振り返ると、それがかえって生活の質を下げていた部分もあったように感じます。
確かに、丁寧に手間をかけることには価値がありますが、その手間が日常の負担になるのであれば、それは本末転倒です。

ミニマリズムからの解放

そんな中、あるときふと気づきました。
「この生活は本当に自分に合っているのか?」と。
丁寧な暮らしを実践すること自体に対して意固地になっている自分に気付いたのです。
例えば、ほうきでの掃除をしているときも「この手間が大事だ」と思い込んでいたのですが、本当はもっと効率的に掃除を終わらせて、他のことに時間を使いたかったのです。

そして悩んだ挙句、ついにロボット掃除機を導入することに決めました。
最初は物を増やすことに抵抗がありましたが、実際に使ってみるとこんなにも楽なのかとびっくり。
外出中に掃除を終わらせてくれるなんて、今までの手間が嘘のよう。
もっと早く取り入れればよかったと本気で思いました。

もちろん、ロボット掃除機もメンテナンスが必要ですが、そのメンテナンスすら以前の掃除機やほうきに比べれば遥かに楽です。
これによって、私は自分の時間をもっと有効に使えるようになり、生活の質が向上しました。

丁寧な暮らしに対する新たな視点

この経験を通じて、「丁寧な暮らし」とは何かについて改めて考えさせられました。
もちろん、丁寧な暮らしやミニマリズムは素晴らしい考え方ですし、実際にそれを実践できている方を見ると「いいな」と羨む気持ちもあります。
しかし、それが自分に合っているかどうかは別問題。
誰にでもできるわけではないし、その生活スタイルが全ての人にとって最適というわけでもありません。

例えば、子育てをしている人や仕事で忙しい人にとっては、時間を無駄にせず効率的に家事をこなすことが最優先、という方が多いのではないでしょうか。
そんな中で無理に「丁寧さ」にこだわると、かえって生活が窮屈になってしまいます。
私自身も、物を減らすことや丁寧な生活にこだわるあまり、自分自身を追い詰めてしまっていたのだと思います。

今となっては、「丁寧な暮らし」はその人が心地よく、ストレスなく過ごせることが前提にあって初めて成り立つものだと思っています。
ミニマリズムや丁寧な暮らしに憧れていた頃の私には、そこまでの柔軟さがありませんでした。
しかし、生活の変化に合わせて自分自身も日々刻々と変化していくので、今の自分に合った方法を選択することが大切だと気付くことができました。

自分に合った生活スタイルを見つけることの重要性

「丁寧な暮らし」という言葉には、心地よさやリフレッシュ、穏やかな気持ちを得たいという想いが込められているのではないかと思っています。
しかし、それがかえってストレスを生むのであれば、その生活は自分に合っていないのかもしれません。
丁寧さにこだわりすぎることは、生活の柔軟性を奪い、次のステップに進むことを妨げてしまいます。

今の私にとって、ロボット掃除機の導入は生活を大きく変えるきっかけとなりました。
それは、単に便利さを追求するためではなく、自分の生活スタイルに合った選択をすることで、より豊かで充実した時間を過ごせるようになったからです。

もちろん、ミニマリズムや丁寧な暮らしが好きな方もいるでしょうし、それを実践すること自体に価値があると感じる人もいるでしょう。
ただ、大切なのはそのときの自分にとって何が最も心地よく、ストレスの少ない選択なのかを見極めることです。
生活は常に変化していくため、その変化に合わせて柔軟に対応していくことが大切だと思います。

みなさんも、ぜひ今の自分に合った生活スタイルを見つけてみてください。
丁寧な暮らしも、シンプルライフも、その人に合った方法で取り入れてこそ意味があるものだと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


めいベジ🍀菜食薬剤師👩‍⚕️💊
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