生きることの中心に恋愛が常駐するのはなぜだろう。
どんな結果になろうとも、全てを受け入れる準備はできたよ。
これまでも、これからも、ずっと1番だけど、いつかの運命を信じて前に進む準備。
彼はただの男の子で、自分の気持ちを自分の言葉で説明することがすごく苦手で、相手の気持ちを考えるよりも相手が傷つかないために動くの。
あの日以降、3.4年微動だにしなかったアカウントが動き始めて、今彼は「家まで歩く」インスタライブをしている。
インスタライブってずるい。
きっと彼は何も考えていないんだろうが、私はこのたった、たったインスタライブに心を動かされて、飛び込みたい気持ちと飛び込まずに泰然自若でいることの狭間をゆらゆらと。
彼は女好きだ、きっとそうだ。
占いでも言われたし。
何となくそんな予感はしていたが、好きというフィルターがその予感を遮って、
でも逆にそうであれ、そうであったら私の心はほんの少しだけ軽くなるのにと。
そんな今日もPEACEはうまい。
彼が吸っていたラキスタより何倍もうまい。
ラキスタより美味しいタバコあるよと言って、一本あげて二人でゆっくりと一服してみたい。
占い師に言われた。相当きつかったよねと。
やっぱり私は相当きつかったんだと改めて思った。
私と彼の性格は真逆で、真逆すぎて、一緒にいてもお互いを理解するのには、きっと相当な言葉と時間が必要だ。
でもそれがいい。というかそれでいい。
ありきたりな言葉だけど、自分にないもの、それが良かった。
自分にないものをたくさん持っている彼を心底想っていたし、人間として成熟はしてない彼だけど(私もしてないが)、誰に対しても謙虚なところ、でも自分の好きなことには真っ直ぐでこだわりがあるところ、センスがとてもいいところ、ピアノがとても上手いところ、絵も上手いところ、男の子すぎてある意味真っ直ぐすぎてムカつく時もあるがすごく優しいところ。
心底想っていた。
今なら私は悲劇のヒロインになれるし、かわいそうなやつにもなれる。
だけどそれでも、好きのフィルターからか、本気でそうだと思っているのか、彼の性格を理解した上で自分を可哀想だとは思えないし彼のことを嫌いには決してなれない。
それに対して悔しいとかいう感情も湧かない。
一生分の恋愛をしてしまった気がするから、次はひたすらに愛される恋をしたい。
明日のことでさえも分からないのだから、遠い未来のことなんて未知の領域だ。巡り巡ってまた彼と出会えればいい。
これは執着なのか、未練なのか、情なのか、不完全燃焼なのか。何度も何度も考えた。
だけど出てくる答えは、ただ好きという気持ちだけで、ただの愛で愛おしさでずっと一緒にいたいの気持ちだけ。
明後日、打ちたくない終止符を自ら打ちにいく。
ゆっくり時間をかけてちゃんと話そうと思う。
なんて言ったってきっと最後だから。これが最後だと思ってるから。
あの日以来、彼のことを考えて泣く日は無かったのに、今日は気づいたら涙が出る日だ。
今はこの文章を書いていた翌日。
気づいたら寝落ちしてたみたいだ。