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保護猫ボランティア体験に参加してみた!

8月28日(水)
東海村エンジョイサマースクールの
いのちの授業「保護猫ボランティア体験」に参加してきた。

動物福祉の授業をしたいと考えていたところ、
ネコスペ事務局のOさんからお誘いをいただき
視察とボランティアで訪れた。

神奈川から3時間かけて茨城へ。
ちょっと長旅だったけど、電車の窓から見える田園風景が良かった。

東海駅

今回の対象は小学4~6年生で、15人が参加。
最初は、事前授業として「地域猫・保護猫について考える」を見た。
センターで殺処分される犬猫の推移や、地域猫とTNR活動を紹介。

殺処分とか少しネガティブな話って
どのくらいの年齢からしてもいいのか迷いがちだと思う。
けれど、犬猫の殺処分についても隠さず説明していて、
子どもたちも真剣に聞いていた。
私も、小学4年生で読んだ本で殺処分されているというのを知ったから、
このくらいの年齢がいいのかなと思う。
地域猫やTNR活動は、実際の写真を使っていたからとても分かりやすかった。

その後の質問コーナーは手が挙がらず、思わず私が挙げそうになった。
(挙げる?挙げない?見えるかな?って悩んで、挙げなかった)
なので司会者が子どもたちに質問をする。
「どうして今日来たの?」という質問には、
「池崎さんや坂上さんを見て、興味を持って来た」という子がいた。
芸能人の活動がテレビを観ている子どもたちにも届いていると、
まるで自分のことのように嬉しかった。

その後は、いよいよTNR・保護・譲渡の体験授業だった。
ミッションは、多頭飼育に困っているおばあちゃんを助ける。
役場、社会福祉協議会、コンビニ(お店)、動物病院、自分の家、おばあちゃんの家、譲渡会場、通行人。

猫を捕獲するために役場に行ったり、
コンビニで捕獲セットを購入したり、
動物病院で不妊・去勢手術をしてもらい、
社会福祉協議会で募金活動を支援してもらい、
最後は譲渡会場で里親探しをしていた。
私も手作りのお金をもらって通行人役をやりました。

猫を捕獲する(T)
譲渡会で猫を紹介する
捕獲器を仕掛ける
動物病院で手術をする(N)


「捕獲して、手術して、元に戻す」
TNR活動がどんな活動なのか知っていたけど、
その流れって全く知らなかった。

捕獲器って役場で借りられるんだ。
捕獲器ってこうやって使うんだ。
社会福祉協議会で募金活動の支援をしてもらえるんだ。
リターンするのか、あるいは里親に出すのかで治療費が違うんだ。
子猫と成猫でも、手術や保護のやり方が変わってくるんだ。

あまりにも知った気になっている自分が、
ものすごく恥ずかしくなった。
通行人役だったけど、私にも捕獲器やらせて!と思った。

子どもたちも手伝っているボランティアの方も、
知らない人どうしなのに和気あいあいと会話していて、
なんて平和な景色なんだ・・・、と思った。
当時の私だったら、恥ずかしくて話せてないだろう。
(今の私も、多分無理だろう)

体験授業が始まる前、Oさんが言っていた。
「一人で抱え込まないで、困ったら大人を頼りましょう」
それをちゃんと実行していた子どもたち。
そして聞かれた大人方も、ちゃんと答えられる知識というか勇気というか、があって、かっこいい!!と憧れてしまった。

終わった後、ボランティアの方に話しかけた。
個人でやっている方がお手伝いに来ているようで、
はじめましての人もいたらしい。
ボランティアの中でも、一人で抱え込まず、みんなで一緒にやろうっていうのが感じられた。

台風だったり地震だったりで行くのを渋っていた。
けれど、参加して本当に良かった!
自分が知った気でいたことに気づいて、
笑顔で活動するボランティアの方を見て憧れて、
もっと知りたい、経験したいという気持ちを知れた。
やっぱり私は、困っている犬猫たちのために生きていきたいと思った。

次は私の住む地域でも、子どもに向けた体験授業や勉強会をやろう。
そして大人世代の方とも、動物福祉を一緒に考える教室を開こう。





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