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同僚にしたい男一位・山田一郎

知らん人のツイート

山田一郎が同僚にしたい男第一位と聞いて、私就活は安泰だなと思った(そんなわけない)。私は山田一郎なので。

上のツイートを見た時、半分感心して、半分「わかってねぇなぁ💢」になった。
まず、山田一郎にしんどさを感じてくれる人が多いのが嬉しかった。
山田一郎と聞くとさ、みんな彼を人扱いしないからさ、頼りになる✨とか助けてくれる✨とかだけど、こう、圧倒的に自力による強者としての人間・山田一郎から繰り出される正論強気自助パンチを認識してくれているんだと安心した。

ただし、間違いを指摘するとすれば、生憎山田一郎は人当たりがいいのである。
山田一郎は、こんな神経を逆撫でするようなことは言わない。

決して、それは優しいからじゃない。
山田一郎は、自分がどう見られているか・それによってどう影響があるかが分かるから、こんなことは言わないだけだ。
多分、一郎は「あ〜、大変っすよね😅💦」って笑ってから、内心、(サボるなら要領良くやれよ)とやれやれ顔をして、「大変なら俺、やっときますよ」って手抜きによる二次災害を食い止めるようささっと処理してしまう。
山田一郎は他人を信じてないから。自分がやった方が、圧倒的に早いから。

この唯我独尊・ワンマン・俺しか勝たんマインドは時々、山田一郎のしなやかな客観性と相まってやさしさ・かっこよさに見えちゃう時もあって、また山田一郎自身も自分のことをそう考えていそうなんだけど、実のところはやさしさじゃない。
もしも山田一郎のこれがやさしさだったら、私が元彼全員から「優しくない」と言われ続けていることの整合性がとれない。
みぞれが降る中半袖になってでも彼氏に上着を貸す女ですよ、私は。年下の女の子を半袖にしてもなんとも思わないカス男のことは一旦置いておいてください。

本当の優しさってなんなのか、別に私が知っている訳じゃないけど、失敗例からケーススタディをしようと思えば、元彼に「お前の優しさはお前のためでしかない。だから優しくない」と言われまくったことが思い出される。
私はギブアンドテイク精神が芯まで染みついた、情けは人の為ならずの体現者だから、結局私の情けは私のためでしかないのは本当。
しかし、それを優しくないっていうのはさぁ……。
山田一郎とか、私が偽善者と言われる所以なのかな。

Life is not fair理論

確かに、碧棺には本当の優しさがあるよね。
人生は不平等という、自分が弱者を踏みつけてきた事実と矛盾する優しい心をねじ伏せる強力な理論があっても尚、他人に寄り添うやわらかな心。
多分、私や山田一郎が人生は不平等を掲げて仕舞えば、とことん冷酷になれてしまうし、私は現に引くほど冷酷である。
ただ、今の左馬刻は、「助けるなら全員助けなきゃ」と思ってしまう豊かで臆病な優しさをLife is not fairがサポートしてくれて、しゃんと強くなった末の「自分で自分の荷物は持つ 気分であなたの荷物も持つ」だし「人は助け合ってこそ長く持つ」かもしれないなと思うから、一概に彼が冷酷ではない/私たちが冷酷であると言えるわけではないかもしれない。

わからなくなってきたけど、とにかく、山田一郎はスーパーマンではないし、優しくて強い人を求めるのなら、多分碧棺にしといた方がいいよ。手は出るけど(自分には左馬刻は手を出さないと思ってる一般女性はっ倒したい。な訳ないだろ)。

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