新型コロナ【不織布マスクの欠点】またスキマの話 ※日記です
くどいようですが、私は「不織布マスク万歳」の世の中に対して、とても不思議に思っています。SNSの世界でも「布マスクの奴はクズ」的な意見も見かけたりしますが、布マスク(ポリエステル製)もけっこう優秀です。
このたび、とあるところで布マスクについて反論を受けましたので、ここで不織布マスクのアカンところを紹介したいと思います。
前回記事でも貼りましたが、この画像を見てください。

1~10μmの飛沫に着目して拡大してみましょう。

エアロゾルの定義は5μmより小さな飛沫を指します。図の通り、四角で囲った範囲(1~10μm)の飛沫は、黄色(隙間から漏れる)+青(マスクを通り抜ける)の合計で比較すると、不織布マスクのほうがより多く排出していることがわかります。
不織布の壁があるのですから、気体がスキマから逃げるのは当然ですよね。
このサイズの飛沫はある程度多いウイルス量を保ちつつ空気中を漂い、地面に落ちるまでに時間がかかりますので、換気のできていない閉鎖空間でくしゃみをした場合、布マスクよりも、不織布マスク(ルーズ)の方が感染性の高いエアロゾルを空気中に撒き散らしていることがおわかりいただけましたでしょうか。
マスクの流体力学の話、誰かTVでやってくれへんかな。
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