『富豪刑事Balance:UNLIMITED』感想

※ネタバレ注意



1話を観たよ。
おもしろかった。今期の中ではもともと期待していた、というかPVの時点で私の好みにぐっさり刺さっていたのですが期待を上回る1話でした。

ニコ生で直前番組があったのでそちらを先に視聴。
神戸大助役の大貫勇輔さんは声優初挑戦だそうです。顔も声も良い。低い声好きなんですよね。なんか見たことある人だなぁと思ったらグランメゾン東京の柿谷さんでした。

OPもEDもオシャレでかっこいい。
なぜかOPのアーティストは未公開。
製作委員会の名前が『神戸財閥』なのいいですよね。ここにユーモアがある作品好き。

クラシックカーの列を物ともせず進む黒塗りの車にゲラゲラ笑った。
金にモノ言わせてゴリ押しするんだもんね。理屈じゃない。嫌なことあったらこれ見てスッキリしよう。

爆破予告をした犯人は捕まったけどまったくの別件で強盗をした二人組に爆弾が乗った車を奪われてしまう。展開自体は予想できるものですが王子が乗った車を神戸が買い付けるところからグッとスピード感が上がる。


「川に落とす」って。なるほど。なるほど???
劇伴は安心安定の菅野祐悟さんなのでガンガン盛り上がる音楽でした。冒頭神戸が飛行機から降りるシーンが特に好き。

今にも橋から落ちそうな加藤とそれを見下ろす神戸。
絶対引き上げないだろうなと思ったし案の定落ちるのを見送ったんですけど、神戸はそういうキャラだと短時間で印象付けられたわかりやすい1話でした。

あと最後に出てくる「今回計上された費用」がゲームのリザルト画面みたいでおもしろい。思わず一時停止して内訳を確認してしまいました。13億6980万、ゼロの多さに金銭感覚がバグりそう。毎回あるなら見比べたいですね。 



最後にAI執事のヒュスク。

小切手の発行から信号機のハッキングまでなんでもござれでしたね。
渋滞で身動きのできない捜査一課とは対照的に車をとばす神戸。ヒュスクが速攻で指示をクリアしていくのが気持ちいいです。

ヒュスクについては下の記事で細かく解説されていました。

 AI執事「ヒュスク」に込められた願い:人類がAIと渡り合えますように。『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』ガジェット解説

昨今のAI事情に始まり、ヒュスクの名前の由来や設定するにあたっての条件、条件からどう発想したかが載っています。

この記事で印象に残った一文がこれ。

(前略)神戸家のエンジニアが全力を出し尽くして作ったAI執事」ってどんなだろう。

作中でガジェットが生まれるまでの背景が考慮されているのです。そしてこう発展していきます。

「神戸家の方々が下す命令を、速やかに遂行できるべき」


「人間と融合しやすい AI であるべき」


「命令を遂行するときに多少のミスや無駄→高額な出費が発生したとしても神戸家なら屁でもないはず」

この発想を経てヒュスクはキャラに持たせるアイテムからキャラが必要とするガジェットになったのだと思います。

ガジェットはヒュスク以外にもあるかもしれないので次回が楽しみです。

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ふじば
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