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オージキウイ(AUDNZD) ハーフ&ハーフ中央値の考察

FXリピート売買においてエース級の働きをしているオージキウイ

オージキウイをハーフ&ハーフ戦略で運用している方非常に沢山いると思います

今回はそんなオージキウイ ハーフ&ハーフ戦略の中央値について考察していきます
あくまで、ひとつの考え方として参考にしてもらえれば幸いです!

結論

いきなり結論ですが、私は1.077がベストかなと判断しました!

※2024年3月時点の評価であることご留意ください

検証方法

使用データ

Investing.comよりAUDNZDの過去10年(2014-2023)のヒストリカルデータ(日足)を使用
総データ数:2608

【事前準備】売レンジ、買レンジをそれぞれ8つの領域に分類

・ハーフ&ハーフの売ポジを持つ範囲(=中央値から上の範囲)の分類

中央値から60pips離れるごとにS1、S2、S3・・・としS8まで8つに分類


図1.中央値を1.077にした場合の売ポジ分類の例

中央値を1.077にした場合のイメージは図1の通り
この場合、
S1が意味する範囲は「1.077~1.083」
S8が意味する範囲は「1.119以上」
となる

・ハーフ&ハーフの買ポジを持つ範囲(=中央値から下の範囲)の分類

中央値から60pips離れるごとにL1、L2、L3・・・としL8まで8つに分類


図2.中央値を1.077にした場合の買ポジ分類の例

中央値を1.077にした場合のイメージは図2の通り
この場合
L1が意味する範囲は「1.071~1.077」
S8が意味する範囲は「1.035以下」
となる

【事前準備】エクセル数式で日足終値の分布表を作成

(細かすぎるので詳細割愛)

ざっくり説明すると以下の流れをエクセル数式で自動化
①中央値を入力
②①の中央値に従いS8~L8までの各領域のレンジの上限・下限レートを自動設定
③過去10年分の日足終値データ(計2068)1つ1つが②のS8~L8のどこに当てはまるか自動振分
④③の結果を集計し結果を可視化

例えば、中央値を1.080にした場合の分布結果は以下の通り

図3.中央値1.080とした場合の分布

できるだけ直感的に理解できるような表構成にしたつもりだがポイント絞って補足

  • Rate列の見方
    表の構成上分かりにくいので説明
    例えばS3の左に書かれているRateは1.092となっているが、これはS3の範囲が1.092から一つ上のS4の1.098まで、つまりS3:1.092~1.098であることを意味している

  • 2014~2023列の見方
    各年の日足データがL8~S8のどこに位置していたかの集計結果

  • 過去10年、過去5年、過去4年、過去3年列の見方
    2014~2023列の集計結果を対象の期間で合計し各領域の割合を横棒グラフで可視化

1.080から1.074の分布結果(10pips毎)


図4.中央値1.080


図5.中央値1.079


図6.中央値1.078


図7.中央値1.077


図8.中央値1.076


図9.中央値1.075


図10.中央値1.074

検証結果

分布を示す緑の棒グラフを見たときに
・中央値ができるだけ山の頂点になっている
・中央値を起点に上の分布、下の分布ができるだけ対象になっている
を評価ポイントとしてみたところ1.077が良さげ(※)だと判断

※ここは個人で意見が分かれる認識
ex.)
・急騰した場合の含み損を抑えるため中央値を高くする
・マイナススワップは嫌なので中央値低めにする
とか?

バックテストで確認

中央値からトラップ間隔20pips、利確40pipsで上下22本ずつ設定
※バックテスト実施日:2024年3月17日

中央値1.078のバックテスト結果

図11.中央値1.078のバックテスト

中央値1.077のバックテスト結果

図12.中央値1.077のバックテスト

中央値1.076のバックテスト結果

図13.中央値1.076のバックテスト

まとめ

誤差の範囲だが過去3年のバックテストとしては1.077が最も期間収益率が高い結果となった

この検証結果とシダ植物さんの幅広リピートの考え方をもとに、初めて自作したAUDNZD戦略を2024年年始から運用中(初回入金30万)
まだ10週のみの経過だが今のところまずまず

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