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私が海外にこだわる理由

「何で海外が好きなんですか?」

って聞かれるたびに「好きだからだよ!!」ってアンジャッシュ児島並みのツッコミを入れたくなっていた私も、とうとうこの質問に真剣に向き合わなければいけない状況に追い込まれた。


追い込まれた経緯

先日ある面接後に、なぜそこまで海外にこだわるのか、みたいなところをもう少し話せればいいね、とありがたいフィードバックを頂いた。

そして昨日の夜、父親に「好きだから、じゃダメなの?」と聞いてみた。

すると、「モノづくり好きな人に『何で好きなんですか?』って聞いて、『好きだから。』って答えられたら納得できる?」と言われた。

もちろんできない。我ながら頭の悪い答えだったなと反省し、真剣に考えてみることにした。


私が海外にこだわる理由

私が海外にこだわる理由はたぶん挙げだしたらキリがないけど、その中でも特に大きな要因っぽいものを3つ挙げる。

(👇ブレインストーミングの経過はこんな感じ)

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①訪れたことのない場所への好奇心

②様々なバックグラウンドを持つ人との出会い

③価値観・世界観の変化


①訪れたことのない場所への好奇心

これは海外好きな人なら誰しもが持っている感情だと思う。とにかく行ってみたい見てみたい!という感じ。私の中では、行ったことのない国に行くのはスタンプラリーのゴールを目指すような感覚がある。コロナが終わったら、ニュージーランド・イスラエル・エジプト・トルコ(2回目)・クロアチア(2回目)にまず行きたい。(もはや「まず」とかではないが笑)世界中のきれいな景色をこの目で見ずに死ぬのは、本当にもったいないと思ってしまうから。


②様々なバックグラウンドを持つ人との出会い

これは海外に行く一番の醍醐味だと思っている。日本に留まっていたら、おそらく絶対に出会うことなく一生を終えていただろうという人に会えること。旅行でも留学でもボランティアでも、結局「人との出会い」が一番楽しい。ここで番外編として、これまで出会った人紹介をしてみる。

【1組目】トルコのホステルで会ったヨルダン人のお兄さんと、フランス人のお姉さん。このホステルにはみんなでおしゃべりできる部屋があって、到着と同時にそこに案内された。訳も分からず通された席に座ると、上記の二人が温かく迎えてくれた。この頃はまだ英語もたどたどしくて、リスニング力もなかったから会話の内容はほとんど分かってなかったけど、まあわりとダークな話をしていた気がする。フランス人はこうだ、とか日本人はこうだ、とかも話したかな。こういうラフな会話も気軽にできるようになりたいなってめっちゃ感じてた。

【2人目】タイのビーチで会ったチェコ人のおじさん。高校の友人と旅行中に、欧米人の避暑地であるホアヒンビーチを訪れた。二人で写真を撮っていると、何やらこっちをにこやかに見ているおじさんが。今思えば警戒心も何もないが、写真を撮ってくれるとのことだったのでついでにおしゃべりした。チェコから来ていて、すでに一カ月くらいタイにいると言っていた。タイのことも、チェコのことも、日本のことも話した。気付けば3人とも足が海浸かったまま、軽く1時間くらい立ち話。実は私たちはバスでビーチまで行ったものの、帰りのバスのチケットを買える場所が分からず、大ピンチの中海で遊んでいた。このおじさんに事情を話すと、すべて事細かに教えてくれた。このおじさんに出会っていなかったら、予定の日本に帰る飛行機に乗れていなかったかも。。(計画性のなさはここでは触れません)

【3人目】スイス、チューリッヒのホステルで会ったキプロス人のお姉さん。どうせ物価が高くて何も買えないし、外も暗いし、今日はホステルのベッドでネットフリックス見て寝よう、と思っていると6人部屋の部屋に二人組の女の人が入ってきた。二人とも外交的な感じで、自己紹介してくれて。その直後、二人の内の一人から、この後私一人になるから一緒にコーヒーでもどう?って誘ってくれたの。もちろん即答でOKして、二人でチューリッヒのスタバで2時間くらい話した。まずキプロスってどこ?みたいな失礼な質問したり、お互いの国の話もキャリアの話もしたな。

こんな出会い、海外ならではでしょう!って私は思っている。


③価値観・世界観の変化

小さい頃から海外旅行に連れて行ってもらっていたから、もともと海外に対してそこまで抵抗感はなかった。けど、いろんな国に行けば行くほど、人に会えば会うほど、自分の世界が広がっていく感覚がある。

例えば、小学2年生でハワイに行った後は、私の世界は日本とハワイだったと思う。海外といえば、ハワイで見た景色や人を想像していたと思う。

そのあと、イギリスに行ったり、シンガポールに行ったりして、それらの国の印象も私の「世界」という概念に含まれていった。

日本は島国だから、日本と海外という2軸で世界を捉えがちだけど、「海外」って一つにくくれるようなものではないと思う。先進国もあれば新興国もあるし、ヨーロッパもあればアジアもあるし、言語やライフスタイルの種類なんて無限。だからこそ私は日本以外を「海外」とくくってしまうのではなく、できる限りミクロな視点でそれぞれの国を見たい知りたい聞きたい。

そうすることで、自分の考え方の幅も広がるし、こうあるべきみたいな偏見に縛られることもなくなるし、世界で起きていることに対して当事者意識を持てる人になれると思う。日本が良ければそれでいい、という人もいるかもしれないけど、私は世界をフィールドに戦っていける人になりたいから。


まとめ

なんとかそれっぽい答えを自分で出してみたつもりだけど、まだまだ自分の根底にある考えは言語化できていないかもしれない。でも、答えは自分の中にしかないから、これからも焦らずじっくり向かい合っていきたいと思う。

周りのみんなが何で海外好きなのか、何のために海外に行くのか、国内ではなく海外にこだわるのか、も聞いてみよう。


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