世界遺産 二条城のヒミツ ~角度を変えたら見える景色~
京都府京都市には歴史ある建造物が多く残されています
その中でも今回は二条城の秘密についてお話します
二条城は、1603年江戸時代の初代将軍である、徳川家康が天皇の住む京都御所を護るために造った建物です
1867年には徳川慶喜が大政奉還をした場所としても、とても有名ですね
世界遺産にも登録され、外国人観光客も多く訪れる場所です
歩くとウグイスが鳴くような音がすることから、鶯張りの廊下でも有名です
そんな、二条城ですが実際にその場にいると気づきにくいですが、
実は上からみると京都の街から少しずれているのです
おわかりいただけましたか?周囲の街並みと比べると角度が違いますよね。
京都の街は ほーほけきょの鳴くよウグイス平安京の794年に整備されました
いわゆる碁盤の目で東西南北直線で成り立っている街です
そんな平安時代からある街中に江戸時代に造られた二条城を見ると
実は傾いているんです
碁盤の目に対して、東に3度傾いているんです。
なぜ、このような事が起きたかと言うと『偏差』です
京都の街を作りあげるときに碁盤の目は北極星を真北に見た角度で整備されました
ところが、二条城は方位磁石を使った角度で造営されたといわれています
この、北極星の真北と方位磁石で見た北の角度は実は若干のズレがあるのです
方位磁石の北はあくまで磁気に対しての真北を表します
そして、方位磁石のN極は観測地点や時代によって微妙に変化するものなのです
つまり、北極星のある北と方位磁石の北には誤差が発生するのです
そのため、二条城は京都の碁盤の目の街から少しずれているのです
この動画を見た方は是非、地図で二条城のズレを確認してみてくださいね
今回は神社ではなく、お城についてお届けしました!
最後まで読んでいただきありがとうございました