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【25000字超】アンフェアスタンプ型リザードンexデッキ解説

割引あり


はじめまして、みやびと申します。
普段は、都内でポケモンカードをしています。

先日参加したシティリーグS1でTOP4に入ることができました!
シティリーグにはこれまでも参加していたのですが、決勝トーナメントに行けたのは今回が初めてでとても嬉しかったです。

そこで、これを機に今回使用したアンフェアスタンプ型のリザードンexデッキについて、備忘録を兼ねて投稿することにしました。

シティリーグあたってたくさん考察をしたので、ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです!


▫️リザードンexデッキについて

まず、リザードンexデッキの大きな長所は以下の4点だと思います。

HP330の高耐久を押し付けることができる
特性れんごくしはいによりエネルギーが山札からつけられる
・特性マッハサーチなどからナンジャモアンフェアスタンプをサーチすることで毎ターン手札干渉ができる
カウンターキャッチャーボスの指令を使用しベンチのシステムポケモンを倒しやすい

このような長所を生かしながらゲームをすることで、相手は裏呼びができなかったりアタッカーが準備できず、サイドが進めないターンが発生します。
それにより最終的にこちらが先にサイドを取り切ることができるデッキと思っています。

また今はカースドボムを採用しているため、相手のベンチで準備している非exポケモンを気絶させながら別のポケモンに攻撃ができたり、相手のサイドをこちらで減らすことで技バーニングダークの打点をあげたり、ブライアからの逆転をすることもできるとても良いデッキです。


私がリザードンexデッキを握るきっかけになったのは、ブライアの登場です。

これまでは、パオジアンexデッキやサーナイトexデッキを使用しておりリザードンexデッキは数回しか使用したことがありませんでした。

そんな中、ブライアが発表されたことでリザードンexデッキが環境で一番強いのでは?と感じました。
カースドボムとブライアは非常に相性が良く、リザードンexデッキはサイドを1ターンで最大6枚取り切ることができる究極の捲り手段を手に入れたと思いました。


スクランブルバトル静岡に参加することが決まり、アンフェアスタンプ型のブライア採用リザードンexデッキを持ち込んだですが、結果は惨敗でした。

敗因理由は、各対面への立ち回りの知識の無さと明らかな練度不足でした。
環境が変わって日が経っていない中noteなど情報も出てない2週間ほどの練習では、リザードンexデッキが持つパワーを最大限に引き出すことができませんでした。

そこからたくさんの期間練習をし、リザードンexデッキの基本の動きや環境のデッキタイプを理解することで一番相手にとって要求が高いのはなにかを把握し勝率が徐々に上がるようになりました。

そして今回参加したシティリーグでは、決勝トーナメントに進むことが出来ました。

準決勝ではガケガニデッキ相手にたねポケモンが手札に1匹しかいなかったため、先1ワンキルにて何もできず負けてしまいました。
でもかなり高い練度で当日を迎えることができたので優勝できるラインには立てていたかなとおもいます。

私の今持っているリザードンexデッキのすべてが、これからリザードンexデッキを使用するどなたかのためになればと思います。


▫️普段の練習方法


基本的に平日休日問わず時間ができたら練習会に参加し22:00ごろまで練習しています。
対面練習はもちろんですが、練習環境が自分よりも格上の人しかいないので横からプレイを見せてもらい学ぶことがほとんどです。
上手い人はどの順番からカードを使うのかやどのようなサイドの取り方をするのかを見学させてもらっています。

自分の使うデッキ以外も見学することで環境デッキがどのような動きをするのか理解力がとても高まります。

周りに練習できる環境等がなくても、今はYouTubeなどで上級者のプレイが見れるのでとても良い時代です。
とくに、はるnチャンネルのメンバーシップ限定動画はとても勉強になります。

帰宅後や練習に行けない日は、
PTCGLで試したいプラン・構築を使いたくさん対戦をします。

大会前はジムバトルに参加するようにしています。
これにより環境の把握と自分の実力がどれくらいなのか出せる勝率などを確認しています。

休日は自主大会に行きます。
ジムバトルよりも高いレベル感で開催されているのでとても学びが多いです。
また大会参加経験を積むことで今ではシティリーグにて緊張しないようになりました。
くらぽんカップはるn杯ガルシア杯はゲストも豪華でとても良い大会でしたのでオススメです。

このように見学→PTCGLやジムバトル参加→自主大会参加をすることで練度を上げています。

何気なくポケカをするのではなく全てのカードの採用理由を把握した状態で、デッキを回すことでデッキに対する理解力も上がり勝率もそれに伴い高くなっていくとおもいます。

▫️デッキ選択理由

10月末時点では「タケルライコexデッキ」が頭ひとつ抜けて数はいるが、それでもいろんなデッキがいる雑多環境だと思っていました。
雑多である理由としては、レジドラゴVSTARデッキが前の週などのシティリーグにてたくさん優勝していたからです。
くらぽんさん、はるnさん、凱さんなどをはじめ名の知れたプレイヤーたちがこぞってレジドラゴVSTARデッキで好成績を収めたことで、レジドラゴVSTARデッキのシェア率は急激に増えました。

レジドラゴVSTARデッキが多い時期だとリザードンexデッキは勝つことが厳しいのです。

でもレジドラゴVSTARデッキが増えれば
レジドラゴVSTARデッキに有利なデッキを握る人が増えるのでは?
と思いました。

レジドラゴVSTARデッキは使用するにあたりとても難易度が高いデッキで、シティリーグで持ち込むにはかなりの練度がないと勝つことは厳しいです。
そのため多くの人は、レジドラゴVSTARデッキを握るのではなくレジドラゴVSTARデッキに有利な

・タケルライコexデッキ
・ブリジュラスexデッキ
・ソウブレイズexデッキ
・ミライドンexデッキ
・トドロクツキexデッキ

を選択すると予想しました。
リザードンexデッキは上記デッキに有利です。そのため10月末に参加するシティリーグでは、レジドラゴVSTAR優勝が多かったタイミングから少し環境が回り上記デッキが増えるとおもいました。環境の回るタイミングを見越しリザードンexデッキを選択しました。

実際に当日のマッチでは上記有利対面の中から4タイプのデッキとあたりました。
また上位卓にミライドンexデッキもいたのでマッチしてもおかしくなかったと思います。

もちろんレジドラゴVSTARデッキを選択する方もいると思っていましたが、メタられている立ち位置にいるので数は減り当日マッチはしても1回くらいだろうと思っていました。

見事、環境読みは当たり予選では5-1をしトナメ進出できました。

▫️採用カードと不採用理由

シティリーグにて使用したリストは以下になります。

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最近のリザードンexデッキは大まかの構築は変わりません。
ただ、エーススペックをはじめ採用カード数枚の差でゲームの展開やサイドプランが異なります。
そのため採用カードについて、解説したいとおもいます。


・ヒトカゲ 3枚

レジドラゴVSTARやドラパルトexのファントムダイブを耐えるようHP70を採用しています。
試合を通して2匹しか置かないことが多いためサイド落ちを考慮して3枚にしています。
技まるやけはレジドラゴVSTARデッキが貼ってくるジャミングタワーやテラパゴスexデッキのゼロの大空洞を割れるので強いです。


・リザード 1枚

ふしぎなあめをピジョットexやヨノワールに使いたいことも多いので採用しました。
2体目のヒトカゲをリザードに進化させると次のターンの進化の要求がリザードンexのみで済むので手札干渉などにも強いです。
特性フレアヴェールによりファントムダイブでダメカンが乗らなかったりデヴォリューションも受けないのはとてもありがたいです。

・リザードンex 2枚

本デッキのメインアタッカーです。夜のタンカが入っているため2枚採用となっています。
夜のタンカが入ってない構築だと3枚でもいいと思います。
3枚あると手札にきやすく、進化のための必要パーツがふしぎなあめだけになるのバーニングダークが言いやすくなります。


・ポッポ 2枚

試合を通してピジョットを1回しか立てないためサイド落ちを考慮して2枚採用です。
ファントムダイブでダメカンをすべて吸えるようにしたり、サマヨールのカースドボムで気絶しないようHP60にしています。


・ピジョットex 2枚

上記と同じ理由で2枚採用です。
このデッキを回す上で一番大切と言ってもいいくらい大事なシステムポケモンです。
ナンジャモ、アンフェアスタンプ、さかてにとるなどの縦引きカードで揃わなかったパーツを特性マッハサーチにて持ってくることで要求を満たすことが可能です。

あと今の構築だとミストエネルギー含めてエネルギーが6枚のため、技ふきすさぶをいいやすくアタッカーとしても活躍します。

・ヨマワル 2枚

サイドが同数でもカースドボムからカウンターキャッチャーを打てるようになったり、技バーニングダークの打点210なったりとベンチに1匹は置いておくだけで相手に対して圧をかけれるため2枚採用です。
ミラーでは2匹ベンチに置いたりします。
ネジキとも相性が良いです。

スタートした際にドラパルトexデッキだと誤認識させれるので、本当は技まどわすのヨマワルを採用した方がいいです。


・サマヨール 1枚

2枚採用もありだと思いますが枠の都合しかたなく1枚となっています。
サマヨールで爆発するのも強い動きですし、ヨノワールになるのにサマヨールを経由することでふしぎなあめの代わりになるのもつよいです。
環境にいるHP30のピィをカースドボムで気絶させることもあります。


・ヨノワール 1枚

ミラー、サーナイトexデッキ、ドラパルトexデッキなど2進化デッキ対面にとても強いです。
またアグロデッキのかがやくゲッコウガや非ex主体デッキのビーダルをとれるのも偉いです。
こちらも2枚採用もありだと思いますが枠の都合しかたなく1枚となっています。


・かがやくリザードン 1枚

タケルライコexデッキ、レジドラゴVSTARデッキなど今環境の上位にいるデッキにかなり使います。
また手札干渉をした上で、サイド1のポケモンを押し付けながらこちらはサイドを2枚取れるという構図を作れるのがとても強いです。
サイド差が4-2のタイミングの時、リザードンexでサイドを取る際ベンチのかがやくリザードンにもれんごくしはいでエネルギーをつけておけば、最後ターンにわざわざふしぎなあめ+リザードンexといったアタッカーを立てるための札を揃えなくてもサイドを取ることができるのもえらいです。


・ロトムV 1枚

特性そくせきじゅうでんで手札が増える+森の封印石のつけ先にもなるロトムVは、このデッキにおいてとても重要な1枚です。
そくせきじゅうでんが打てない試合はパーツが揃わないことも多いので、サイド落ちした際はゲーム展開が遅れるそのまま負けることもあります。
ただ、ピィを採用しているのでロトムVは1枚採用となりました。


・ネオラントV 1枚

特性ルミナスサインから序盤にペパーを持ってくることはもちろん、中盤のナンジャモ、終盤ボスの指令などどのタイミングで使用しても強いです。森の封印先のつけ先になるのでルミナスサイン→ペパー→スターアルケミーの順番で使うこともありペパーと相性が良いです。
ただ安易に出すとベンチが埋まり面が弱くなったり、相手のボスの指令やプライムキャッチャーから簡単にサイド2をすすめられてしまうもあるので使用時は注意しましょう。

・キチキギスex 1枚

高速化している最近のゲーム性によりそくせきじゅうでんが前ほど多く打てないです。
そのため手札が揃っていない状態で自分の番になることもあるのですが、特性さかてにとるを使用することで要求を満たしやすくできます。
ピジョットexが取られた展開でも、さかてにとるから攻撃への要求を満たしやすくなっています。

また、サーナイトexデッキ対面などでは
れんごくしはいで3枚炎エネルギーをキチキギスにつけることでヨノワールのカースドボムと合わせてベンチのキルリアを2匹とることができるのもアタッカーとして優秀です。

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