春が終わる、春が終わる ちいさい頃の景色を また、思い出すには どうしたらいいだろうか 近くで鳴く虫の声を、鬱陶しいと思ってしまうこと コンクリートの上で丸まっているダンゴムシを見ても、手が伸びなくなっていること 雨上がり、空にかかる虹を見ても、虹の根っこまで行ってみたいと思わなくなったこと 空に浮かぶ雲を見て、なんの想像もできなくなってしまったこと 全ての変化に気づく時、歳をとったと感じる どうしたら、君たちみたいに幼い心でいられるだろうか 横を走り抜けて行
朝4時に、聞こえるバイクの音が憂鬱で AM 3:23 私はそんな歌詞を書きながら自分の活動名を決めた その日はいつもより少し早くに新聞配達のバイクが家の周りをぐるぐると回っていた記憶がある 明確には覚えてないけれど、あの頃は毎晩泣いて、毎日目はパンパンに腫れてて、お空へお空へと思う日が多かった気がする 「大丈夫？」「大丈夫。」 善意の塊のような言葉達が、その時の私にとっては重く棘のあるようなものに感じた 「綺麗事は嫌いだ」と誰かの声が聞こえる。 私は綺麗なことも言い
