君はガンビーを知っているか?(海外のアニメの話)
はじめに
あなたはガンビー、知っていますか?
ルーニーテューンズ、知っていますか?
ウォレスとグルミット、知っていますか?
これらは私が幼少期によく観ていた海外アニメです。
長いnoteになりますが、お付き合いください。
ガンビーのこと
特にガンビー、
知らない人が多いと思います。
権利的なことも怖いので、私の描いたイラストでなんとなく察してください。
これです。
オモコロジェネレーターしてみた。
さて、ガンビーはですね、
クレイアニメーションの元祖と呼ばれています
つまり粘土で作られたアニメなんです。
緑色の主人公ガンビーが馬のポーキーとともに冒険をしたり遊んだり…そんなアニメなんですよね。
これを幼少期に姉とともにずっっっと観ていました。
なんなら今も夢にガンビーの世界観が出てくるときあって、もしかして私の記憶のガンビーは夢なんじゃないかと思ってしまう時すらあります。
昔の海外アニメの何が良いか。
昔から海外アニメが大好きで、今でも色々観ます。コロナ自粛中は専らファミリーガイとベティブープを観ていました。
古いアニメは人種差別や男尊女卑、LGBTQ差別などが酷く、今の世を生きていて良かったと改めて実感します。正直おすすめはしません。気分悪くなる人もいるでしょう。
しかし、このような”昔は当たり前だった”考え方を知ることも大切だと思います。
アニメーションから文化や価値観の変容を知ることができる、すなわち昔のアニメーションを観るだけでその当時の人々の考え方を知り、同時に現代の人々の考え方と比較することができると言っても良いでしょう。
当時の技術だからこそ生まれたキャラクターの動きや全体の色合い・個性的なキャラクターなどなど色々挙げられますが、
個人的に一番魅力的なのは”音楽”です。
ベティブープの「白雪姫」という短編アニメーション映画で、登場キャラクターである道化師ココがキャブ・キャロウェイの「St. James Infirmary」を歌うシーンがあります。
動きの滑らかさ、曲に合わせたキャラクターの形態変化、そしてもちろんキャブ・キャロウェイの歌、全てが合わさってとても魅力的なシーンだと思います。
ルーニーテューンズのこと
ここでワーナーブラザーズのルーニーテューンズのお話もしましょう。
ルーニーテューンズと聞いてこのnoteを読んでくださっている方はどのキャラクターが思い浮かびますか?
有名なのは、「トゥイーティー」という小さな黄色いカナリアや「バッグス・バニー」という細身の賢いウサギでしょうか(どったのセンセー???)
トゥイーティーを狙うあの黒と白のネコの名前はご存知ですか?
「シルベスター・キャット」です。
(ちなみにトゥイーティーを飼っているのはグラニーというおばあちゃんです)
バッグスと張り合う黒いカモ、「ダフィー・ダック」
気弱なブタ、「ポーキー・ピッグ」
などなどなどなど本当に色々挙げちゃってキリがないです。本当はスピーディー・ゴンザレスの話もしたい。足の速いメキシコのネズミです。
ルーニーテューンズのお話の中でおすすめなのが「何のシーズン」「カモにされたカモ」「スカーレットパンパニケル」です。(すべて邦題ですみません)
上記の3作ともダフィー・ダックが登場します。
個人的にダフィー・ダックの声から性格からその容姿からもう大好きすぎるんです。
あとポーキー・ピッグの出ている「幻のドードーを探せ」も良いですよ。不思議な世界観です。観る麻薬的な。
バッグスバニーの出る回だと「バッグスの独立戦争」、「セビリアのラビット理髪師」辺りが非常に面白いです。特にセビリアのラビット理髪師は名前の通り、オペラ「セビリアの理髪師」のパロディーですし、英語音声日本語字幕でも十分楽しめると思います。
さて、私個人的にルーニーテューンズのキャラクターの中で一番好きなのが
マービン・ザ・マーシャンです。
ピンとこない方も多いかと思います。
なぜなら彼はオリジナルの作品の中で5本ほどしか登場しないんです。
しかし、作品のインパクトの強さや魅力的なキャラクターからグッズなども多く、カルト的な人気を誇っているらしいです。
元々は、ヨセミテ・サム(ヒゲが特徴的な小さなガンマンのおじさん)をバッグスがこてんぱんにする という流れが多いことに気づいた監督が、静かで優しそうだけど物騒な行動をするキャラクターをつくろうとしたのがきっかけとのことです。
1948年の「バニーの宇宙旅行」で初登場します。
こんな感じかなってササッと描いてみました。色つければよかった。
ロードランナーとワイリーコヨーテのお話も……したい……!します!!!
「Beep!Beep!」っていう口癖と共に爆速で走るロード・ランナーというトリと、それを捕まえようとする賢いけどちょっとまぬけなワイリー・コヨーテのドタバタ劇
これ、ワイリーコヨーテまじで頭良いんですよ。ちゃんと数学とか物理のこと考えて罠とかをつくったりして。
アクメ社というところから買った兵器がだいたい粗悪品なのもかわいい。
ただただロードランナーが凄すぎて報われないワイリーコヨーテが可愛くてだいすきです。
あとロードランナーのBeep!Beep!以外は基本的に2人とも声を発しないので、他のルーニーテューンズの作品に比べるとそこが大きな特徴かも。
ウォレスとグルミットのこと
ルーニーテューンズは何百回も観てきたので、特に語りたい作品・コンテンツですが、そろそろウォレスとグルミットのお話をしましょうか。
ウォレスとグルミットは、イギリスのクレイアニメ(最初にお話ししたガンビーのような粘土のアニメーション)です。
実際は粘土風に見せてるだけで粘土は使っていないらしいですけどね。
発明家でチーズ大好きなスキンヘッドのちょっとまぬけな男性ウォレスと、ウォレスの突飛な行動に振り回されるビーグル犬グルミットが主人公です。
私の家の冷蔵庫にくっついているグルミットです。目が合って怖い。
ちょっとまぬけ と書きましたが、ウォレスは天才発明家です。
作中で「月はチーズでできている」という話になり、ロケットをつくってグルミットと共に月へ行くというお話もあります。
また、生活の中にウォレスの発明品はちらほら登場します。
ウォレスが起きる時間になるとベッドが傾き、そのまま一階に落ちると同時に服を着せ替え、さらに出来立ての美味しいトーストが口の中に入る という機械があり、幼少期は本当に憧れていました…
皆さまは”ひつじのショーン”
ご存知でしょうか?
実はあれ、元々はウォレスとグルミットのスピンオフ作品なんです。
ショーンは「ウォレスとグルミット 危機一髪!」で初登場します。作中ではウォレスが「プルプル震えているからプルプルくんと名付けよう!」などとショーンに名付けるシーンもあります。
さいごに
長い長いnoteでしたが、読んでいただきありがとうございました。落ちどころがわからなくなりました。
また機会があれば今度は最近観た海外アニメの話をできたらと思います。
それでは。
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