親から子への愛情
先日夫と娘の寝ている間にゆっくり話をしました。
モンテッソーリについても触れたのですが、それについてはまた今度。
どういう流れか、子どもに必要な愛情について話題に上がりました。
愛着形成(アタッチメント)としての愛情
以前こちらの記事でもさらっと触れたアタッチメントについて。
保育園ナースをしていたとき、園長先生が繰り返し口にしていた、今でも心に残る言葉があります。
「2歳までは何よりもまず、愛着形成が大事。」
当時私は感覚的にその通りだ、と受け入れ、もっと深く理解したくて研修を受けました。
そこで学んだことをざっくりまとめるとこんな感じ。
・子どもはお世話をしてくれる特定の大人から愛情をもらって信頼関係を築く。
=アタッチメント
・信頼する特定の大人は、子どもにとって安全な“基地”となる。
・愛情を受け取った子どもは探求行動を始める。
・危険や不安を感じると、子どもは安全基地に戻る。
・安全基地で安心すると、子どもはまた探求行動を始める。
ボールに手を伸ばし、取りに行こうと足を踏み出した。と思ったらくるっと振り返って戻ってくる、なんてこと、よくある。
ぎゅーっと抱きしめて、くっつき虫になったかと思ったら、またおもちゃに向かって歩き始める。
またあるときは、夢中でおままごとをしているのだけど、ときどきちらっとこちらを見る。
ああ、私、娘にとっての安全基地なんだな、と嬉しくなる。
パパ見知り
この話を知っていたから、娘がパパ見知りをしたときも、“今はより長く一緒にいる自分と信頼関係を築こうとしてくれてるんだな”と思った。
(パパはものすごーく凹んでたけれど…。)
その後のパパ大好き期には娘が「パパ♥︎」とサインを出しているときはすかさずバトンタッチした。
(本当はちょっと寂しかった。笑)
だからもし、これを読んでくださっている方の中に、「ママじゃないとイヤ!」と泣かれて寂しい思いをしているパパさんがいたら、
“今はママと信頼関係を築こうとしているんだな”と捉えてそれ以外のサポート(授乳中に食器を洗う、お風呂を掃除する、洗濯物を畳む、次の日のごはんの準備をする、などなど…)にぜひ力を注いでいただきたいです。
ちゃんとパパの番が回ってくるから…!
それぞれの受け皿
話を戻して、夫と話したこと。
「親からの愛情、足りてたと思う?」
正直なところ、私はたぶん、足りていなかった。
寂しがりで、自分に自信がない
だから、無意識に完璧を目指してしまう。
大人になって、結婚して、親になって、娘(孫)への接し方を見ると、きっと愛情たっぷりに注いで育ててくれたことは間違いない。
でも、足りていなかった、と思う。
なぜなら、人が10あれば足りるところを20も30も欲しい人だったから。
そんなふうに、20も30も必要な人もいれば、5で足りる人もいて。
必要な量は人それぞれだよねって。
そして。
娘がどれくらい必要かはわからないけれど、どれくらい必要かに関わらず、私たちが注げる最大限の愛情を注ごうねって。
そんなことを夫婦で話し合ったのでした。
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