ケモ着ぐるみ文化、想像以上に(制作的な意味で)沼。
※本記事は「(1stシーズン)謎解きクラスタによる謎以外の Advent Calendar 2024 」18日目の記事です。 #謎なしAdvent2024
(やっべー……やること多すぎてすっかり忘れてましたわ……)
ご挨拶
ごきげんよう。田中太郎です。
今年はこれとかこれとか祠壊すやつとか作ってた気がします。
祠を壊すやつは解説記事を書くといってましたがナゾガク終わってからやることが多すぎてまだ何も着手されてません。ユルシテ…
本題
昨年2023年のアドベントカレンダーではこんな記事を書いてました。
去年はそういうのがあるのを知ってしまいかわいい子いっぱいいてすごい!くらいのゆるめの楽しみ方でしたが、年明けてこのジャンルのイベントJMoF2024に遊びに行き、その翌々週くらいに(この記事のヘッダー画像にも使ってる写真を撮った)体育館の日2に参加し、いつの間にかって感じですよ。
体育館の日2、着ぐるみ動画の撮影に使った小物や衣装なんかの展示もあってめちゃくちゃ近くで見れたのですよ。その翌日けもケットという同人誌即売会にスタッフとして参加してて有識者から色々お話聞けたのも大きかったのですが……。
着ぐるみとか衣装とか小物とか、そういうのって自作で作れるんだ……。
いや作れること自体はその前から動画を見て知ってはいたのですが、実物を近くでよく見た結果なんというか心の距離がめちゃくちゃ近くなったというか……。
むかしTwitterで「あ、謎解きって作って出題できるんだ……」を感じたときと同じ感じです。
作れるんだったら作ってみるか……と手始めに簡単なところからとまずはキャラデザを描いて(キャラデザ描いたらフォロワーが突然3Dモデル化してなぜか初手でVRM化したけれどそれは別のお話)、新聞紙とガムテープと梱包用ラップフィルムをくっつけて作った模型から型紙を取って、買ってきた布を裁断して縫って中に入れる綿を用意して……尻尾ができました。
基本はやり方が説明されてる通りですが、カスタマイズというか自分の使いやすいように構造を考えて試して完成させるのは楽しいですねぇ……。
で、いろいろ作れるものを考えているうちにあることに気づきました。
布や生地はデジタルイラストや絵の具ほど色が自由じゃない……!
細かな技術の面は別として、使える色が手元にどれほどあるかはデザインイラストの再現がどの程度できるかと直結、しますよね。形状よりも色の方がパッと見の印象を左右しますからね。
フェルトを使う機会が多かったのでダイソー、セリア、名古屋の大塚屋、日暮里のトマトなどで色々色を探し、在庫がこんな感じになりました。
想像以上に色のバリエーションがありそうにみえて、実際使ってみると絶妙に欲し色がない場面もあり。(濃度85%,65%,50%みたいな感じで濃いめの純粋なグレーが何種類もあると嬉しいのですがお店では見当たらない)
これでもフェルトはダイソーとセリアのおかげで色の種類数はある方で、フェイクファー生地は本当に種類が少ない。日本国内だと20色とかそんなものしかないのでは……? みたいな感じです。
日本国内だと……? そう、いろいろ調べる限り、着ぐるみ作ってる方々はどうも海外から個人で輸入してるっぽいんですよね……。
なんなら海外の(めちゃくちゃかわいい着ぐるみを作っている)作家さんのツイートを見るとものすごい種類の色があります。
すっごーい……。
なんならファー生地が買える海外のお店情報をまとめている方がいらっしゃったので拝読し……。
買えることがわかれば怖くありません。(送料とか購入時の情報入力とかは普通に怖いです)
どうしても使いたい色があったのでアメリカの生地屋さんから通販で取り寄せてみました。
これまで意識したことがなかった領域ですが、生地屋さんにある生地から欲しいものを買ってくるのと、あらかじめデザインがあるところからそれに合うものを調達するのでは探し方が本当に違います。こういう特殊な布は印刷や加工ではどうにかならないので新鮮です。
布、奥が深い……!
で、いろいろ作れるなぁ……と作ってたらフェルトのキャラクター用ネームプレートと着ぐるみ状態での名刺交換に特化させたポーチが一部の方に刺さったようで色々作らせていただいております。色をたくさん揃えておいたのが役立っています。
楽しいけれど、みんなご自身のキャラに対して本気(マジ)なので絶対に中途半端なことしちゃいけないなというのが肌でわかるのもいいポイントです。
追々着ぐるみも作って(完成させて)みたい……。
(今年も)好きな子紹介コーナー
去年書いてない子に限る。全部は書けないので抜粋で……
※紹介順に意味はないです。
①英助
神絵師の方の子。猫。お目にかかる機会があれば確かめてほしいのですが、本当に挙動が猫っぽいです。やばい。
②ペイデー
モモンガ。やんちゃそうな顔が大変好きです。
③ぬーい
みかん犬。握手してもらったときの手がめっちゃふわっふわで……
一度生のモフを経験するともうそれを知らなかった頃には戻れないんですよね……わかりますか。
④ナイトロ
ハイエナ。先ほど上ですごい数のファー生地を並べてらっしゃった工房の子。かわいすぎる……。
⑤ポラリス
ミントフォックス。しっかりアイドル……なのですが、……大変に大変に味がする子です。この感じはほぼ唯一無二じゃないかな……。
動画がいっぱいあるのでぜひ見てください。
この……わかります? むちゃくちゃ好きです。
キャラ単体ではないですが……。このリアル系ハーフスーツのかっこよさよ。
⑦アンバー
狼と狐のハーフ。やはりリアル系はかっこいい……そしてかわいくもなり。このあたりは造形と操演と撮影と、みんなすげえって思わされるポイントです。かわいく動けばかわいいしかっこよく撮ればかっこいいしそう印象が変わる造形をする工房さんもみんなすごい。見てくださいよこの表情。
⑧珍珠奶茶小龍
タピオカミルクティーな感じの小さなドラゴン。名前はよくわからないけどあまりにもかわいい。
https://x.com/dragonbubbletea/status/1848295045830725965/video/1
⑨Spectrum
たぶんドラゴン……。顔がいい〜。
⑩ブーウン
はちドラゴン。しっぽがおもしろい。かわいい。
とりあえず今年はこんな感じで……。
年が明けて2025年1月10日〜12日に愛知県の豊橋でJMoFという日本最大のケモノコンベンションイベントがありますので、興味をもった方はぜひ。初心者の方はたぶんこれが一番参加しやすいです。