正しいケアを知るということ − クレンジングとメイクについて −
外見ケアのことを伝えるときにいつも思っていたこと。
化学療法の治療中はトラブルを起こしやすいので、スキンケア、ネイルケアなど注意が必要です。
でも意外と『特別なケア』はあまりありません。
特別なことは、
🍀髪の毛のこと(髪が抜けていくとき、抜けたとき、生えてくるときそれぞれの頭皮ケア、髪の扱い、ウィッグの扱いかた)
🍀眉毛(ないところから描く方法)
🍀マニュキュアの色選び(爪の変色、凸凹に合った色選び)
の3つくらいかな?と思います。
トラブルを起こしやすいので、正しいケアを心がけることはとても大切です。でも特別なものを使ったり、特別なことをしないといけない訳ではないと私は思います。何がトラブルのもとになるのかを知っておくことが大切。
トラブルのもとはだいたいこの3つ
❌こすっている(物理的刺激)
❌残っている(すすぎ残し)
❌化粧品との刺激(相性)
そして『正しいケア』って、人によって違います。
たとえば、正しいクレンジング。
それはどんなメイクをしているかによって変わります。
極端にいうと、宝塚歌劇団のようなメイクと、ちょっと近所に出かけるメイクだったら使うクレンジング剤も、クレンジングの方法も違います。
自分が何を使ってメイクをしていて、それは何を使ってどうするとキレイに落とせるのか。
ということを理解することが大切で、どんなメイクをしているかも知らずに優しいクレンジング剤を使ってメイクをきちんと落とせなかったら??
その方が肌トラブルになります。(優しいクレンジングで1回で落とせず、何回も洗うのであれば、適切なものを使って1回で落とした方が良いと、個人的には思います。)
しかし、しっかりメイクを落とすクレンジング剤は刺激も強めなのも事実。
そんな時は使い方を工夫することと、そのクレンジング剤が肌に残らないようにしっかりすすぐこと(洗い流すこと)、そしてそのあとの保湿が大切です。普段はそのすすぎ残しが大丈夫だったけど・・・お肌が敏感になっているからトラブルになってしまった。とか、いつもより乾燥しやすいから乾燥を放置してトラブルに発展・・・そんな事が起きているのかも。
逆に、クレンジングが肌に合わないときは石鹸で落とせる化粧品にする。という選択に変えてみたり。
『どんなメイクをするか』って生活環境によって変わります。
お休みをして家にいるときと、働きながら治療をしているとき、治療を内緒にしている人と会うとき・・・それと、『自分はいつもどれくらいのメイクをしていたのか』によっても変わります。
一言でナチュラルメイクといっても、作られたナチュラルは意外とたくさんの化粧品を使ってます。日焼け止めと粉、眉毛くらいのナチュラルメイクもあります。
肌に優しいものを使わなきゃ!と思って新しい化粧品を使って、かえってトラブルを起こすこともあります。
治療中は、積極的に美肌を作るようなコスメは刺激が強くて避けたほうが無難かな?と思います。でも一般的な保湿して肌を整える化粧品に関しては使い慣れているものを正しく使うことが良いんじゃないかな。
使うものではなくて、使い方をまず見直すのがよいのではないか?という提案でした。そして、使ってみて刺激を感じたらすぐに使うのをやめる。(これも、治療中じゃなくても基本です。乾燥している季節にいつもの化粧水がしみる・・・なんてことがあったら化粧水を見直すと良いです。)
そこで初めて化粧品を変えてみる・・・
こういう情報って、化粧品メーカーや販売しているところが出しているものが多いので、どうしても「これを」こう使いましょう!とか、ゴールが販売に繋がってるものが多い気がして・・・
大切なのは、
🍀物理的刺激を与えないこと(こすらない)
🍀汚れ(メイク)に合ったクレンジング剤つかうこと
🍀しっかりすすぐこと!
🍀保湿!
です♡
どのメーカーも一生懸命研究して良い化粧品を作っているので、そんなにダメな商品てないんじゃないかな。
値段と効果のバランス、使い続けられる値段、使い方、パッケージなどなど。
作られる過程とか、作っている会社の理念とか、そんなところを調べてみると意外と良い化粧品に出会えるかも・・・
追記です…♡
昨日アピアランスサポートのセミナーに参加して、山崎多賀子さんのメイクの講習を受けました。
たくさんたくさん良い情報があったので、それは別の記事にしたいと思いますが…
メイク用品、化粧品を買うのって楽しいですよね。「これを使いたい」と思い、それを自分で探しにいく!買いに行く!この行動がうちに向いている心を外に向けるのに大切だとのこと。確かに。使いたい!やってみたいことって自分で調べて買いに行ったりしますよね〜 お買い物は楽しいし。とても腑に落ちたお話しでした。
素敵な化粧品に出会えますように♡
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