アピアランス・サポート

2020年6月13日、一般社団法人アピアランス・サポート東京さま主催によるアピアランス・サポートの講習会に参加してまいりました！

アピアランスサポートとは…
抗がん剤、化学療法などによる脱毛や皮膚のくすみ、爪の変色などの外見の変化にどのように対処していくかを一緒に考え、希望に応じて美容専門家ときてアドバイス、施術を行い、病中・病後の社会生活の質をより良くするためのサポートのことです。

具体的には、
「患者が家族を含めた人間関係の中でその人らしく過ごせるように支援すること」
です。美しくなるかどうかではなく、実行可能で自分らしくいられることが重要なポイントです。

なぜこのようなことが必要なのかというと…
それは、医療技術の向上したからなのです。
医療技術の向上により、生存期間の延長、働く患者が増加することになり、就労支援や外見の支援が必須となってきています。
実際に私も医療用ウイッグを提供していたとき、たくさんの「働く患者」と出会いました。
通院で治療している方がとても多くいることに驚いたのを覚えています。

例えば乳がんの女性の苦痛についてのアンケート結果で、上位20位のうちの60%が外見の変化に関するものという結果もあります。
痛みも痒みも伴わない外見の変化が、医療で対処してきた副作用症状よりも苦痛度が高いという結果が出ています。

そこで、その外見の変化にどのように対処していくかを一緒に考えることができるのは…
いちばん身近な美容の専門家である美容師だと思うのです！

アンケートの結果や、資料に書いてある説明はあくまでも結果と概要です。
症状も、気になるところも、いつ気になるかも、誰といるとき気になるのかも、どこに行きたくて対処したいのかも……全てその人により違います！
外見の変化を全く気にされない方もいました。本当にさまざまです。

アピアランスサポートという言葉をを聞いたことがないという美容師の方は一度少しだけ覗いて見ていただきたい…！

そのための情報を、少しずつですが発信し続けます。