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チェコで妊婦生活②VZPの補助金まとめ、マタニティ服の取扱ブランド etc.

こんにちは! チェコ在住のめばえです。
先日に引き続き、チェコでの妊娠・出産について、私の経験をまとめていきます。
今回は妊娠中期(2024/7〜9)についてです。


二度目のスクリーニング検査

妊娠20〜23週目を目安に、二度目のスクリーニング検査が行われます。胎児の発達は順調か、羊水の量は十分かなどが検査されます。
VZPの健康保険に加入されている方は、こちらも妊娠初期のスクリーニング検査と同様、こちらのページからマイページにログインして領収書等をアップロードすることで、後日保険会社から一部費用または全額が返金されます。
私の場合は8月中旬に検査があり、費用は1500コルナで、そのうち1200コルナが返金されました。

【知らないと損】VZPの妊娠・出産補助金まとめ

先ほどのスクリーニング検査の費用が、なぜ一部だけの返金になったかというと、VZPの妊娠・出産関連の補助金のリミットと関係があります。

VZPは、一度の妊娠・出産につき5000コルナまでの補助枠を確保しています。この枠内に収まる形で、また申請可能な項目に当てはまっていれば、ウェブサイトから費用の返金を申請することが可能です(申請可能な項目についてはこちらのページに詳しく定義されています)。

私は今回の妊娠期間を通して

  • スクリーニング2回(計3000コルナ)

  • 母親講座(2000コルナ)

  • マタニティエクササイズ(150コルナ×2回)

の費用をVZPに申請したのですが、合計すると5300コルナとなり300コルナはみ出てしまうので、一番最後に申請した、二度目のスクリーニング検査の費用のうち300コルナはカバーされなかったものと思われます。。

もしスクリーニング検査の費用3000コルナのみを申請した場合、あと2000コルナが余ることになりますが、実は! 出産前後に準備するベビー用品やマタニティ用品の費用もVZPに申請可能なんです…!
これ知らないとかなりもったいないので、必ずウェブサイトから申請可能な項目一覧をチェックしてみてください。

また、以前の記事にもちらっと記載しましたが、申請にあたっては以下も必ずご確認くださいね。

・申請は領収書の発行から3か月以内(複数の費用を同時に申請する場合は、一番新しい費用の支払いが3か月以内)
・申請回数は1年に最大2回まで(領収書が3枚以上ある場合は、ある程度まとめて申請する必要あり)
・本補助制度が適用される「妊娠・出産期間」とは、妊娠初期〜後期、また出産から12か月以内の期間をいう

https://www.vzp.cz/pojistenci/vyhody-a-prispevky/k-porodu-a-po-porodu/tehotne-do-12-mesicu

ビタミン剤が変わる

妊娠中期に入って、産婦人科で勧められるビタミン剤がこちらに変わりました。
以前と同じ「Superfolin」シリーズですが、DHAの錠剤が追加で入っていて、葉酸とDHAを1日1錠ずつ飲むことと言われました。こちらも、私の場合は産婦人科に来院した際に直接買うようにしていて(そのほうが安い)、費用は450コルナです。授乳期にも服用できるビタミン剤ということなので、出産が間近に迫った今でも、常に家に予備があるように買いだめしています。

子宮の痛みで緊急受診

こちらも8月頃だったと思いますが、ある日の夕方頃からなんとなくお腹が痛いのが気になり始め、翌日も収まらなかったため、仕事を抜けて病院に行きました。(こういうときにすぐ代休が取れるチェコの会社は良いですね、、)
平日でしたが、運悪く普段通っているクリニックは担当医が休暇中でお休みだったため、ネットで街中の他の産婦人科を探して、今から受診しても良いか事前に電話してから向かいました。

尿検査、エコー検査を受けさせてもらいましたが、結局問題は見つからず。お医者さんに、何か原因と思われることはあるんでしょうか? これからどう対策すれば? と色々質問してみましたが、はっきりとした返答はなく、「心配しすぎ」の一言。。そしてお説教が続く。。
「いいですか? 一番妊娠や出産に向いている人は、何もない村に住んでいる田舎者の女性なんですよ。なぜかわかりますか? 余計なことを調べず、気にもせずに出産に挑むからです。あなたのような、今時の都会に暮らす女性というのは、なんでもネットやSNSで調べては、周りと比べて、気にしている。そうやってストレスを溜め込んで、心配しすぎるのが、一番胎児に悪影響なんですよ(怒)」

医者が出来ることは、あくまでエコーなどの検査で出てくる数値から何かを判断することのみ。エコーで見えないものは、医者にも見えない。医学が発達した現代でも、胎児の様子を四六時中100%管理できるわけではない。

とのこと。
そんなこと言われても、、ますます心配になるだけなんですが、、泣
と思いつつ、ある意味お医者さんの言うことにも一理あるし、私が心配しすぎることで赤ちゃんにもストレスがかかっていると思うと申し訳なくなりました。

その日は結局はっきりとした診断は出ませんでしたが、お医者さんが気休め程度に、マグネシウムを処方してくれました。
実は、留学時代にもストレスで心臓が痛くなったことがあり、その際にも緊急外来の先生からマグネシウムを処方されました。同じ類の痛みなのかな…と思いながら会社に戻り、それから35週目まで、こちらを一日1錠飲み続けました。(陣痛を遅らせる効果?があるそうなので36週目以降はストップ)

その後は、必要以上に色々調べず、ストレスを溜めないように心がけました。胎動がはっきりしてきて、たくさん動く日とそこまで動かない日があるということに気づくと、一時的に動きが弱いからといって心配する必要がないのもわかり、安心でした。幸いその後、お腹の痛みが気になるということはありませんでした。

マタニティ服、どこで買う?

妊娠期間中、特に苦労したことの一つが、マタニティ服の購入です。
職場の同僚に聞いたところ、チェコの女性がよく利用しているのは H&M、Lindex、また スーパーですが Lidl にもお手頃価格のマタニティ服がよく売っているよ〜とのこと。
私の住んでいるピルゼンにはH&MやLindexの店舗があるため、直接行ってみたのですが、店舗にはほとんどマタニティラインの取り扱いがなく(Lindexにはオンラインショップの売れ残りだけが雑に陳列されていました…)、すべてオンラインショップでの販売になっていると言われました。洋服は直接見て、試着してから買いたいタイプなのでショック。。。
Lidlも店舗や時期によって品揃えがばらばらで、どこに行って何が買えるかわからないのが不便で、結局利用しませんでした。

通っている産院では月200人くらい(!)の赤ちゃんが産まれているそうなので、町にはたくさんの妊婦さんが暮らしていると思うけど…マタニティ用品の取り扱いがある実店舗が全く見つからず、残念でしたTT

結局、以下のような感じで色々揃えました。唯一、Calzedoniaのレギンスのみが試着可能でした。。こちらも店頭には陳列されておらず、店員さんに奥から出してきてもらう必要がありました。手間はかかりますし、そこまでお手頃価格な商品ではないのですが、サイズ感が分かって買い物できたのがすごく良かったです。(大きすぎると思いましたが、試着してみたら意外と締め付けがないのがちょうどよく、XLを購入しました)

  • H&Mのオンラインショップ…マタニティ下着

  • Calzedonia…レギンス、タイツ

  • Vinted(メルカリ的なアプリ)…マタニティ服(トップス)

  • 日本(ベルメゾンや楽天など)…下着、パジャマ、ボトムス
    実家に届くようにして、母にチェコまで送ってもらいました。

  • プラス職場の同僚からお下がりをもらったりもしました

食事で気をつけたこと

私は妊娠期間を通じて体重が13kgほど増えましたが、全体的に太ったというよりは、お腹だけがぽこっと出ているような感じでした。

食事量はもちろん増えていましたが、間食としてはヨーグルトなどの乳製品・豆乳ドリンク・果物・全粒粉ビスケットなどを常にストックしておいて、チョコレートなどの「THE・お菓子」はあまり食べないようにしました。(普段から果物ばかり食べていると、お菓子が食べたいと思うこともなくなりました)

あとは鉄分や繊維、ミネラル(?)摂取のため、日本から海藻類や小魚の入ったふりかけ、もち米などを送ってもらいました。

カフェインやアルコールは摂取しないように気をつけましたが、コーヒー・紅茶・お酒大好きなので、色々工夫して過ごしていました。

  • コーヒーはデカフェに変更(市販のインスタントコーヒーのデカフェは美味しくないので、コーヒー豆を買って挽いて飲んでいました。今飲んでいるのは「Destination」というブランドのこちらのコーヒーで、街中の小さなショップで購入しました。美味しいです!)

  • お茶は日本の麦茶、ノンカフェインブレンド茶、ほうじ茶。チェコの薬局やドラッグストアでは妊婦さん用のハーブティーが売っているので、それも何種類か試しました。身体に良い気がする一方で、飲みすぎるのもよくないような気がして、飲むときは一日1杯だけにしています。

  • たまにBirell というノンアルビールが飲みたくなるときがありましたが、150mlくらいだけ、ちょこっと飲んで満足でした。ビタミンが入っていて、スカッとするので、逆にこれを飲んで消化が良くなるという妊婦さんもいるそうです。ただ、ノンアルと書いていますが、よく読むとごくわずかな割合でアルコールが含まれています(チェコで完全アルコールゼロのノンアルビールを見つけたことがないです汗)。たとえノンアルと記載されていても、飲み過ぎは禁物だと思います…!

おわりに

いかがでしたか?
記事を読んでいて「ここもっと知りたい!」という点があれば、いつでもご相談お待ちしております。
また次の記事でお会いしましょう♡


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