見出し画像

普通の田舎の子 → 港区タワマン妻になるまで #3


💎 第3話:「資産家の彼と付き合って。この世界に足を踏み入れたら、もう普通には戻れない——」


こんにちは。  
港区の某タワマンに住んでおります30代専業主婦です。

港区で生まれ育ち、 英才教育のもと健やかに育ってきた優しい旦那さんと2人暮らしをしております。

彼と正式に付き合い始めた頃、
私はまだ、自分がどんな世界に足を踏み入れたのか、深くは考えていなかった。

もちろん、彼が「裕福な家庭の出身」であることは何となく分かっていた。
でも、それがどのくらいの規模なのか、
どんな価値観を持つ人たちと過ごしてきたのか、
その時の私は、まだ何も知らなかった。



🔹 何度目かのデート、フェラーリで迎えに来た彼

初めて二人きりで遠くまで出かけたのは、海までのドライブ。
「せっかくだから、ちょっと遠出しようか」となり、
私が待ち合わせ場所に行くと、彼は颯爽とフェラーリで迎えに来た。

スポーツカーだけど派手すぎず、シンプルで洗練されたデザイン
運転もスムーズで、落ち着いた雰囲気
高級車なのに「俺すごいでしょ?」感が一切ない

「すごいね、かっこいい車だね」と言うと、
「ありがとう」と、彼はさらりと流した。
車の話を深くすることもなく、特に自慢するわけでもない。

ただ、後日、彼がふとこんなことを言った。

「実は、レンタカーにしようか迷ってたんだ。」

「え?なんで?」
「お金持ちアピールみたいに思われたら嫌だったから。」

彼にとって、フェラーリはただの移動手段。
でも、港区女子的な視点で見られることを気にしていたらしい。

「お金持ちアピール」と取られるのが嫌
でも、隠すためにレンタカーにするのも不自然
結局、自分の車で来たけど、少し気にしていた

「それでも、自然体が一番かなって。」

そう言いながらも、
彼がこういう"見え方"を気にすることに、私は少し驚いた。


🔹 何気ない会話の中に、お金持ちならではのワードが出てくる

付き合い始めてしばらくすると、
彼との会話の中で、今まで聞いたことのない単語やエピソード が増えてきた。

✔ 「この前〇〇さんの家で集まりがあって…」


→ 何気なく名前を検索すると、財界の有名人、著名人、会社の創業一族
派手なお金持ちも、静かなお金持ちも、普通に混ざっている。

ここから先は

1,242字

¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?