初めてのシルバーウィークは寝て過ごした
こんばんは、広野です。
先週末はシルバーウィークってやつでしたね。
生憎、今まで連休とは無縁の業種で働いていたので、初めてのシルバーウィークでした。
学生期もシルバーウィークなんてなかったと思うけど、いつからできたんだっけ。
わからないくらいには縁がなかった。
そのため、私にとっては突然現れたラッキー連休。
何をしようかな~と思っていたけど、悪天候だったことやなんとなく未だに外出を憚られる世間なので、ずっと家に居た。
家に居たっていうかずっと布団に居た。
引きこもり復活です。実際家から出たのは2日だけで、日曜は近所に買い物に、火曜は隣駅の本屋と花屋へ行っただけだった。
それでも私にとっては立派なお出かけだけれども。
9月から新しく仕事を初めて、5月から続いたニート生活に終止符を打ったわけだが、今まで接客・立ち仕事、さらには売上向上のプレッシャーと戦いながら過ごした3年間だったので、脈絡なく始めた事務仕事は全く体力を消費せず、帰宅後はまだ元気が有り余っており、いつも酒を飲んだり、珍しくテレビを観たりと、今までとの時間の使い方が変わってきたところだ。
名古屋に居た頃は、20時までは必ず働いて居たので、帰宅したら飲酒して(ここは何も変わらない)、ゲームをしたり、漫画を読んだりする時間が殆どで、リアルタイムでテレビを観ることなってまず無かった。
しかしりんりんと暮らし始めてからは、テレビを常時つけていることが増え、鑑賞していなくてもテレビがBGMとして点いている時間が増えた気がする。
単純に家にいる時間が増えたことや会社でのプレッシャーが減ったことは明確だ。それが起因しているのもわかるけど、家での時間の過ごし方は若干ながら変容している気がする。
変わらないところも実際ある。
例えば、料理をしながら酒を飲む時間。
二人暮らしを初めて確信したのだが、私は料理が比較的好きみたいだ。
特別、手の込んだものを作ることはできないが、日々のつまみを作ったり、大根の皮を包丁で剥いたり、レンコンを薄く切ったり、ナスに隠し包丁を入れたり、鶏モモ肉の皮目がパリパリになるように焼いたりするのが結構好きで、手を動かしながら、ふとした合間にアイノ・アアルトに入った焼酎の水割りを口元へ運ぶのが好きだ。
酒を飲まないで料理してい頃は、辛抱が足らず、人参や大根が生焼けでゴリゴリだったことやカレーがしゃびしゃびだったことが多々あった。
家元を離れ8年。
料理の腕が上がったことはないと思うが、待ち時間に食器を洗ったり、酒を飲みながら待つということができるようになり、料理の完成度は格段に上がった。
待ち時間も楽しいと料理で思えるようになったのだ。
キッチンドランカーなんて聞こえは悪いが、とても楽しい。
趣味と言っても過言ではない。
料理が趣味というわけではなく、あくまでキッチンドランカーが趣味なのだ。
この突然現れた4連休は基本的に家で自分の時間を過ごしたのだが、やはり毎日楽しかったのは、酒を飲みながら料理したことだったなと思う。
本当は遊びに誘われた日もあったが、なんとなく断ってしまった。
別に飲みに行くお誘いだったし、仲の良い人からだったが、15日から発売のセブン限定宇ち多゛の梅割風ハイボールを購入したこともあり、宇ち多゛ごっこがしたくて、花金(「今日は花の金曜日だから!」と職場の70代おじいちゃんが喜んで口にしていたのが可愛かったので使いたくなった)の帰り道に購入した焼肉用のスライス豚タンを”タン生お酢風”にしたかったので、堂々と断ったのだった。
やはり私は、あくまでも一人遊びが好きなのかも知れない。
そりゃ友だちと遊ぶのは楽しいけれど、一人で遊ぶのもとても楽しい。
よくよく考えれば小学校の頃から他者と遊ぶのはそれほど気が進まず、家でポケモンや無双をしたり、シルバニアファミリーをしたりするような子だった。
学校が長引いた日や友だちと遊んだ日は決まって、疲労から半ば放心で帰宅していたそうで、ひどい時は帰宅してから「疲れた~~!!」と玄関で号泣していたそうだ。
つまり、そういう一人時間に対する充実感覚が私の根底にはある。
誰かと遊ぶより、一人で酒を飲みながら料理して遊ぶ時間を優先する気持ちが少なからずあるのだろう。
他にも好きな一人遊びは多くて、例えばゲームはバトルモノよりRPGが好きなこと、デート中のカップル子連れの家族を差し置いて水族館や動物園へ平気で一人入場し、誰が来たって構わず展示を見つめていること、大人なのにガチャガチャをひとり一生懸命に回すこと、行く宛もない旅行プランを立てること、突然興味が湧いたイタリアの地図を書くこと、出掛けないけどなんとなく部屋でファッションショーをやっちゃうこと、など切りが無いくらい一人で楽しく遊んでいるじゃないか。
わたしは”ひとり遊び愛好者”だ。
よくわかった。
ふたりで住んでいるけれど、それでも個人の時間は確保されている。
それが、私とりんりんの距離感。
この距離感こそが、私が8年も彼と一緒にいる心地よさの所以なのかもしれん。
ひとりで遊ぶ時間がある。それって、私にとってとてつもなく豊かで穏やかな生活形成になっているんだな、と改めて痛感した。
さて、体力が有り余る私ではございますが、秋は寝心地もよろしいので寝坊には気を付けて参らねばなりません。
深酒に気をつけて、明日行けばまた休みが来ますので、次のお休みをどう楽しく過ごすかをよく考えて眠りにつこうと思います。
日付が変わるまでの僅かな時間は、「ヨーロッパトラムの旅 ポーランドクロクフ編」を観つつ、行ったこともないのに大好きな東欧へ思いを馳せることとします。
それでは、おやすみ。
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