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パウル・クレーの天使/2015.8.24 MON イギリスにて。
ところでアンディーは「呪い」と言いましたが、パウル・クレーの「忘れっぽい天使」も私にとってもう拭えない記憶の一部です。
あれは救いであり、絶望であり、夢であり、現実であり、幻想でした。
あの天使はずっと先生の机の上にいて、
私が、嘘か真実か自分でも分からないような話をしているときも、
先生の話を聞いているときも、
涙を流しているときも、
死んだ目で机の上に視線を落としているときも、
ずっと変わらず目を閉じ、膝を抱えていました。
思うに、やはり絵の価値とは人の記憶そのものなのかもしれません。
わかりません。
わたしは誰かの記憶の一部になり得るのだろうか。
覚えていてくれますか。
あなたの心の部屋をひとつ、わたしにかしてくれますか。
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