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2018.7.12THU/H30.7.12
大学院に進学して3ヶ月と少しが経った。
人生で初めての一人暮らしや、大学院という新しい環境に慣れるのに大分時間を要している。
生活を回していくのでやっとだ。でもなんとか日々が回っている。
最近のこと。
いま大学まで自転車で通っているのだけれど、先日思い切りコケた。
自転車ごと派手に横転してしまった。
履いていたジーパンに穴が空いて、膝と手の甲がえぐれて、膝小僧に大きな青タンをつくった。
膝小僧にこんな派手な青タンをつくる25歳がいるだろうか。
痛みよりも恥ずかしさの方が勝った。
大学の医務室で手当てしてもらったのだけど、スタッフの人に「痛かったねえ」と優しく手当てされて涙が出そうだったし、「こういうのって恥ずかしさの方が勝ってしまうんだよねえ」と言われてクシャクシャの顔で笑った。
こんな風に手当てされるのなんていつぶりだろう。
身体が頑丈なので、その頑丈さを過信しながら生きてきたし、怪我をしても「ツバつけときゃ大丈夫」精神でいつも適当にほったらかしてしまう。
いたわられて、それは怪我に対してなんだけれど、春からずっと気が張っている私にとってその言葉や行為が優しすぎて泣いてしまいそうだった。
泣きそうになって初めて自分の気が張り続けていることに気がつく。
幼い頃から「しっかりしているね」と言われて育ってきた。
身体も幼い頃から平均よりずっと大きくて、顔立ちや風貌や言動からも「しっかり者」とか「強い人」だという印象を与えがちだと思う。
泣くのを我慢するのがずっと得意だった。
「大丈夫」の言葉をためらいなく言うのも。
私はもっと自分が弱い人間だということを自覚した方がいい。
もっと自分の身の丈を知った方がいい。
驕りや過信を自覚して、慎ましく、でも着実に生きたい。
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