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ヘンテコな自己紹介ですみません。yomと申します。
はじめまして
「自己紹介をお願いします」と言われると、どうも「ええと、ですね」と口詰まる節があります。
26年間ヒトとして生きてきましたが、自分のことなんてさっぱりわかりません。いつだって曖昧で、その日その時の気分にそそのかされてばかり。これといって自分を自分たらしめる要素など、これっぽちもないような気さえします。しいていえば、今日もどこかに住むかわいらしい男女が、かわいらしく愛し合ったことで生をうけた、ひとりのヒトである、ということだけは断言できます。詳しく言えば、社会的にはオンナノヒトとして生まれてきました。もっとも、心臓が動きはじめて20年を過ぎたころ、チガウことに気づくのですが。
ところで自己紹介とは、どうしておこなう必要があるのでしょう。
すこし前まで就職活動、さらには転職活動もしていたはずなのに、こんなことを疑問におもうのは、わたしのだらしなさが原因なのでしょうか。それとも、noteにある多くの自己紹介文を読んで、ゲシュタルト崩壊でもしてしまったのでしょうか。とてもかんたんなことのはずなのに、まったく意味がわかりません。
ベッドで暖をとりながらネットで調べてみると、自分を知ってもらうため、アピールするため、おのれの存在を知ってもらうため、というような目的が、自己紹介にはあるとのこと。ああ、そうだったと腑に落ちた一方で、だれが自分のことを知りたいと思うのだろう、とすこしばかり愉快な気持ちにもなりました。
一体どんな人が、わたしのはじめての投稿を開いて、最後まで読んでくださるのでしょう。
お話は戻りますが、わたしは自己紹介がニガテです。理由はかんたんで、自分を客観的に見据えるのが、ヘタだから。自分はこういうヒトです、と主張して「うんうんたしかにそうだ」「そのとおりだ」と言われたためしがないように。まったく自分というのは、何なのでしょうか。
自己紹介の3つの罠
ところで、自己紹介には3つの罠がある気がしてなりません。
ひとつめは、自己紹介など信用してはいけないこと。———形式ばって、気あいを入れて自分をよく見せようとしても、結局すぐに粗を見つけられてしまいます。もちろん、逆もしかりです。自己紹介では薄く影をたらしていた人が、じつはとんでもなく奇妙(誉めことばです)であることを後に知り、意気投合することもあります。
ふたつめは、まじめに自己紹介をしても、結局その日のうちに忘れられてしまうこと。———自己紹介で話したことを、あとになって同じ人から質問されることは、誰しも経験があるのではないでしょうか。
みっつめは、真の人の❝らしさ❞は、暮らしの至るところに散らばっていること。———歩くテンポ、お味噌汁のすすり方、洗面所での手の洗いかた、食事先で店員さんへ声をかけるトーン、目のうごかし方など。あらゆる場面で、どんな人なのか理解できます。
そんなこんなで、前置きが少々長くなりましたが、わたしのつまらない暮らしでも、ここに記しておこうと思います。ほとんどシュカンテキではありますが、そのほうがわたしというヒトを伝えられる気がします。
・・・
「こんなヒトかな」と想像してみてください
わたしの過ごす平日は、おぞましいほどのっぺりとしています。朝は、だいたい8時起床。たいてい目を覚ますと、犬がうでの中ですっぽりおさまっています。もしくは、隣で眠る恋人さんの足元やうでに。ベッドから出るのは8時半くらいです。
現在はリモートワーカーなので、起きたらまず、パソコンの電源をつけます。起動をしているうちにうがいをしたり、顔を水であらったりします。冬でも、顔はつめたい水で洗う派。気がむいたら、歯みがきなんかもします。
わたしが動きだすと、たいてい犬も動きだします。伸びをして、おおきなあくびをして。たまに伸びたままべったりとベットに貼りつき、寝なおすこともあります。ベッドを降りてきたら、トイレの時間です。犬は、わたしが促すまでトイレをしません。すこし足をばたつかせたのちに、すわって、粛々と、合図を待つのです。「どうぞ」といえば、そそくさとトイレへ駆けていきます。
トイレのあとは、ごはんの時間です。お皿をもって準備をはじめると、犬は足元でくるくると忙しなくなります。スプーンで一口ずつ掬いながら、ゆっくりあげます。「よく噛んでね」そう伝えると、よく噛んでくれます。興奮しきったときは、すぐゴクンと飲みこんでしまいますが。
犬の話ばかりになってしまいましたね。すみません。
わたし自身、朝ごはんは、たべたり、たべなかったり。ここのところ胃の機嫌がわるいようで、朝はレトルトの玉子がゆをたべることが多いです。もしくは、はちみつをたらーっとかけたヨーグルト。
日中は、あたたかいお茶をふくみながら、仕事をして過ごします。たいていは杜仲茶か、どくだみ茶。とあるお茶屋さんの会員登録付録で月に1度届く、季節のお茶もよく飲みます。胃の調子がおだやかなときや、グッとからだを伸びやかにしたいときは、カフェオレも飲んだりします。ミルクやや多めの、カフェオレ。
仕事を済ましたあとは、犬を連れて外へ行きます。恋人さんがいるときは、3人で。それぞれ早起きが上手でないので、日が暮れてから散歩へでかけることが多いです。犬を挟むかたちで、いつもでたらめなコースを歩きます。よく行くのは、近くにある土手。芝生や土が十分に乾いているときは、たいてい土手で走り回るのが日課です。犬は芝生に足がつくと、途端に足をせわしなくうごかして、わたしたちを軽やかな場所へと導きます。駆けまわったあとは、肩で息をしながら、3人ですがすがしいくらい笑いあいます。
いつも夜は、あっという間です。料理をしたり、なにかを創ったり、みんなで動画を見たり、歌を口ずさんだり。気づいたときには、ふとんが「おいで」と呼んでくる時刻となっています。
夜の静かさはあまり得意ではないです。煩わしいほどに、いろいろと耽ってしまうから。「だったらなにも考えなきゃいいのに」と恋人さんには言われますが、それができたら煩わしいだなんて思っていません。からだが、勝手にそのような構造になっているのです。
その反面「ずっとつづけばいいのに」と思うこともしばしばあります。だって、煩わしさの真理に近づけそうな気がするのは、たいてい夜だから。心ときめくモノを完成させられるのも、決まって夜だから。何言っているのか、わからないでしょう?わたしも、何を言っているのかわかりません。
・・・
おわりに
ごめんなさい。やっぱり、自己紹介はニガテです。
こんなヘンテコな自己紹介を、さいごまで読んでくださった方。ありがとうございます。そして、すみません。わたしもあなたの自己紹介、読ませていただきたいので、ぜひ何かしらアクションくださいね。
ところでこれからnoteに何を投稿するのかというと、
———正直、まだなにも決めていません。
手でなにかを創ったり描(書)いたり、日々いろいろなこと———たいていの人にはどうでもいいかもしれないコト———で頭を使ったりする時間が長いので、それらをnoteに記していくのかな、と思ってはいます。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。
追
伸
名乗っておりませんでしたが、yomと書いて「ヨム」と読みます。アイキャッチ画像は、今秋につくった栞です。紅葉を見に行った際に拾った葉を、閉じてみました。