2025年1月25日に大阪府東大阪市の山中で切断された男性の遺体が発見された事件のメモ
2025年1月25日、大阪府東大阪市の山中で、頭部と両腕両足を切断された男性の遺体が発見された。切断された両腕両足は付近に遺棄されていた。
報道ではこの事件は「東大阪バラバラ遺体事件」「国交省職員バラバラ遺体事件」と呼称されている。
このnote記事ではこの事件を記録し、後に検証するための資料とすることを目的としている。
時系列
2024/12/27 午後3時頃に在宅勤務の被害者が勤務先にメール
2024/12/28 推定死亡時期
2024/12/28 防犯カメラに不審な人物が写る
2024/12/28 山中に死体遺棄
2024/12/29 被害者の家族が警察に相談
2025/1/1 被害者の自宅を警察が調査。捜索願を提出
2025/1/10 被害者のキャッシュカードで現金引き出し
2025/1/20 容疑者の父が捜査員に「連絡が取れない」と申告
2025/1/25 遺体発見
2025/1/29 死体損壊、死体遺棄の容疑で捜査開始
2025/1/29 容疑者と連絡がとれないとして家族が捜索願
2025/2/2 和歌山県内で容疑者を保護
2025/2/3 死体遺棄の疑いで男性を逮捕
2025/2/3 遺体の頭部を発見
2025/2/4 死体遺棄容疑で送検
2025/2/5 遺体の身元判明
2025/2/17 大阪市の道頓堀川から遺体を解体したナイフを発見
2025/2/23 強盗殺人の容疑で再逮捕
遺体の発見
行方不明者の捜索をしていた警察官が遺体の一部を発見。遺体は胴体から頭部と両腕、両足が切断された状態で、半径30メートルの範囲内に遺棄されていたのが相次いで見つかった。
遺体の頭部は発見されなかった。
発見時期
2025年1月25日午前
遺体の発見場所
大阪府東大阪市山手町の生駒山系の山中。現場は近鉄奈良線額田駅の東側に広がる山中で、奈良県との府県境付近。
現場には争った形跡はなかった。
周辺に寺院はあるが民家はなく、人通りもほぼない。近所の住民によると、普段は地元の人以外の人通りがほとんどなく、街灯もないとのこと。
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https://www.asahi.com/articles/photo/AS20250130003127.html
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https://bunshun.jp/articles/photo/76686
死亡時期
2024年12月下旬(推定)、後に 12月28日頃 に修正
遺体の状況
司法解剖などの結果、遺体は40から50代前半の男性で、身長135センチから145センチ、12月下旬に死亡したとみられる。死因は窒息とみられる。
遺体の傷には生存時に確認される生活反応がなかったことから、死亡後に頭部と両腕と足を切断したとみられている。
未発見だった頭部は2月3日午後1時ごろに、容疑者の供述に基づき、大阪市中央区島之内の廃墟になっているマンションの一階の敷地内で見つかった。近くには頭部を入れたとみられる保冷バッグのような袋もあった。
所持品等
遺体は衣服を着ておらず、裸の状態だった。周囲から所持品は見つかっていない。
遺体発見現場には防犯カメラに映っていたものと特徴が似たキャリーバッグが放置されていた。
行方不明者の捜索
遺体は行方不明者の捜索をしていた警察官が発見した。遺体発見の一週間ほど前から警察が捜索していたという。
捜索の様子を見た人は、遺体発見の一週間ほど前から警察が捜索していたと話します。
捜索の様子を見た人:(25日、警察は)棒でつっついたりして探していた。証拠を調べていると。
https://www.fnn.jp/articles/-/821684
現場周辺では今月中旬以降、警察の車両が出入りする様子が住民に目撃されていて、遺体が見つかった今月25日には、40人ほどの捜査員が空き地や雑木林などを捜索していたということです。
2025/1/30 - NHK関西 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20250130/2000091186.html
現場では先月から数人の警察官が連日訪れ、同月25日朝には数十人の警察官が空き家や竹やぶの中に入ったり、近くを流れる川を写真撮影したりしていたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250203-OYT1T50058/
同マンションは近鉄日本橋駅に近く、電車で額田駅まで移動したのでしょう。切断遺体は偶然見つかったのではなく、神岡さんの捜索の過程で発見され、大木容疑者逮捕後に見つかった頭部とともに、DNA鑑定で本人と特定された。状況から神岡さんは何者かに殺害されてから切断された可能性が高い」(捜査1課担当記者)
https://shueisha.online/articles/-/253030
容疑者
2月3日に大阪市中央区日本橋2に住む無職 大木滉斗(ひろと)容疑者(28)を死体遺棄の疑いで逮捕した。容疑は2024年12月28日ごろ、東大阪市山手町の空き家などに男性の遺体を遺棄したというもの。
遺体発見現場から約600メートル西の近鉄額田駅近くの防犯カメラの12月28日夜の映像に、1人で大きな荷物(キャリーバッグ)を持ち、歩いて現場方向へ向かう不審な人物が写っていたという。
複数の防犯カメラの映像を合わせてその人物が大木容疑者のマンションに出入りする様子を確認した。
容疑者とみられる人物が12月28日夜、大阪市内を金髪の長髪で歩いていたことが明らかになった。遺棄現場近くの近鉄奈良線額田駅で1人で下車して山中に向かったとみられるが、この際は黒髪短髪で、かつらのようなものをかぶって変装して移動したとみている。かつらは発見されておらず、途中で捨てられたとみられる。
捜査関係者によると、遺体を運ぶのに使ったとみられるキャリーバッグについて容疑者は「(神岡さんを)遺棄する数日前に自宅近くにあるスーパー付近で拾った」という趣旨の話をしているとのこと。
容疑者の住んでいたマンションはなんば駅から徒歩圏内にある築16年13階建て。一人暮らしの居住者が多く、150戸ほどの世帯が住んでいる。
容疑者と同じマンションの住人によると、容疑者は1年から半年くらい前に引っ越してきたとのこと。
犯行前の様子
ここのマンションには150人くらいが住んでるんですけど、こいつのことはよう覚えてます。去年の11月から12月にかけて不自然なほど色々なところで会いましたから。
https://bunshun.jp/articles/-/76707
「12月のある日、マンション内で不可解な行動を取っていたんです。深夜3時頃、容疑者が自分の郵便ポストの前で、iPadのようなタブレットとスマホを順々に操作していた。一方を使ったらポストに入れて、ポストの中に入っていたもう一方を取り出して、何か操作する。それが終わるとまたポストに入れて、もう一方をまた取り出して何か操作するということを繰り返していた。
https://bunshun.jp/articles/-/76707
スマホを差し入れしていたのは大木容疑者が住んでいる階の郵便受けだったという。
「他人の情報を抜いたりしていたというよりは自分のポストで何かをしていたのかもしれません。彼氏はその様子を見て『闇バイトかなんかかもな』と言っていました。
https://shueisha.online/articles/-/253037
容疑者は2024年11月末に父親と一緒に二人で食事をしている。
父親が大木容疑者と最後に会ったのは昨年11月末で、一緒に2人で食事をした。大木容疑者からは「通販会社のSEとして働いている」と聞いており、ラインで近況報告をしたり、数カ月に1度会ったりしていたという。
https://www.sankei.com/article/20250203-YN25RE2OUVI5NGZ3DMW3QTLAJI/
「暴力とは無縁の子で驚いている。最後に会った去年11月末には『今は契約社員だからしっかりした仕事に就けるようにがんばる』と話していた」
https://news.ntv.co.jp/category/society/da806542a2054161bac13d36acb39eed
犯行後の行動
2025年1月10日、容疑者とみられる人物が大阪市生野区のコンビニエンスストアのATMで、神岡さんのキャッシュカードを使って3回にわたって計50万円を引き出す様子が防犯カメラに写っていた。
京都市東山区のコンビニのATMでも同日以降、神岡さん名義のキャッシュカードで現金を引き出す姿がカメラに写っていたという(産経新聞 2025/2/6、読売新聞 2025/2/23)。
捜査員がマンションで聞き込み捜査をしていると、1月20日に同じマンションに住む大木容疑者と連絡が取れない、と大木容疑者の家族から申告があった。1月29日には連絡が取れなくなっているとして家族が捜索願を出していた。
逮捕
2月2日午後5時40分ごろ、「長時間うろうろしている人がいる」という通報を受け、和歌山県白浜町の三段壁にいるところを和歌山県警が保護した。県警から連絡を受けた大阪府警の捜査員が任意聴取したところ、事件への関与を認めたため、3日未明に死体遺棄の疑いで逮捕した。
三段壁は高さ約50mの断崖が南北約2kmにわたって続く和歌山県有数の景勝地。
遺体の身元
2025年2月5日、大阪府警は、遺体の身元が容疑者と同じ大阪市中央区のマンションの別の階に住む国土交通省の職員神岡孝充(たかみち)さん(52)と発表した。
国交省によると、神岡さんは2022年から同省が運営する航空管制官らの養成機関「航空保安大学校」(大阪府泉佐野市)で勤務し、会計課長を務めていたという。
同校などによると、神岡さんが最後に出勤したのは2024年12月26日。翌27日は在宅勤務で、午後3時ごろに勤務終了のメールが同校に送信されていたという。
警察によると、この日のうちに休暇でフィリピンにいる結婚したばかりの妻に会いに行く予定で、神岡さんは27日午後3時30分頃、30分後に自宅を出ると妻にメールで伝えていたという。しかし、その後連絡が取れなくなり、妻らが29日に警察に相談していた。1月1日、警察が自宅を調べたところ、神岡さんは不在で衣類や土産など旅行用の荷物が残されていて、荒らされた形跡はなかったという。
尚、2019年4月から2020年11月まで大臣官房危機管理官付テロ対策官を務めていた。
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再逮捕
2025年2月22日、大阪府警は、大木容疑者を強盗殺人容疑で逮捕状を取ったことを公表し、23日に再逮捕した。
府警によると、大木容疑者は複数の金融機関から少なくとも約200万円の借金があり、生活に困窮していたという。再逮捕前の調べには「お金がないので殺すしかなかった」と供述していた。
再逮捕容疑は、2024年12月27日午後4時ごろ、大阪市中央区日本橋のマンションの自室から出てきた神岡さんの首を絞めて殺害し、現金約5万円やキャッシュカード、スマートフォンを奪ったとしている。
府警によると、大木容疑者は再逮捕前の調べに「遺体は男性宅で解体した」、「殺害後、服を脱がせて遺体を解体し、ポリ袋に入れてキャリーバッグに詰めた」、キャリーバッグは「(神岡さんを)遺棄する数日前に自宅近くにあるスーパー付近で拾った」などと供述。2月17日に、府警が供述を基に大阪市中央区の道頓堀川の川底を捜索し、遺体の損壊に使ったとみられる果物ナイフ(全長24センチ、刃渡り約13センチ)を発見、押収した。
大木容疑者は、2月3日の死体遺棄の疑いで逮捕された後の調べに対し、「金が欲しいという理由で首を絞めて殺した」などと供述していたが、再逮捕後の調べに対しては「黙秘します。黙秘する理由も黙秘します」と話している。
報道等
2025/1/29 遺体の発見
今月25日午前、大阪府東大阪市山手町の山中で、行方不明者の捜索をしていた警察官が切断された男性の遺体の一部を見つけました。
https://www.fnn.jp/articles/-/821546
2025/1/30 遺体は着衣無し
現場周辺では今月中旬以降、警察の車両が出入りする様子が住民に目撃されていて、遺体が見つかった今月25日には、40人ほどの捜査員が空き地や雑木林などを捜索していたということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20250130/2000091186.html
捜索の様子を見た人は、遺体発見の一週間ほど前から警察が捜索していたと話します。
https://www.fnn.jp/articles/-/821684
現場に誰かと争ったような形跡はなく、遺体の傷には生存時に確認される反応もなかったという。
https://www.asahi.com/articles/AST1Z35LPT1ZPTIL00KM.html
2025/2/3 死体遺棄の疑いで逮捕
現場付近の防犯カメラに、大きな荷物を持ち、歩いて現場方向へ向かう不審な人物が写っていたということで警察が捜査したところ大木容疑者が関与した疑いがあることが分かり、和歌山県内で見つけて3日、逮捕しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250203/k10014710861000.html
1月中旬から所在不明になっていたということがわかったということです。
その後、2月2日午後5時40分ごろ、和歌山県内で「長時間うろうろしている人がいる」との通報を受け、駆けつけた警察官が大木容疑者を保護。大阪府警の捜査員が任意聴取したところ、事件への関与を認めたことから逮捕に至ったということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1705600?display=1
容疑者は先月(1月)中旬から行方が分からなくなっていました。
そして2日夕方、和歌山県内の住民から「長時間うろうろしている人がいる」と通報があり、警察官が駆けつけたところ、容疑者が路上を歩いているのが見つかりました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20250203/2000091292.html
【容疑者と同じ階に住む人の話】
マンションの容疑者と同じ階に住んでいるという20代の男性は「1週間ほど前に10人近くの警察官が来て、容疑者の部屋のドアからエレベーターまでの廊下のあたりを調べていました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20250203/2000091292.html
家族が行方不明届を提出したため、府警が行方を捜索していたところ、今月2日、和歌山県警から県内の路上を長時間うろついているとの通報があり、大木容疑者を保護したと連絡があった。
https://www.sankei.com/article/20250203-XFZWSERPYBOSVDZBHG4U7DCOM4/
父親が大木容疑者と最後に会ったのは昨年11月末で、一緒に2人で食事をした。大木容疑者からは「通販会社のSEとして働いている」と聞いており、ラインで近況報告をしたり、数カ月に1度会ったりしていたという。
https://www.sankei.com/article/20250203-YN25RE2OUVI5NGZ3DMW3QTLAJI/
遺体発見現場には防犯カメラに映っていたものと特徴が似たキャリーバッグが放置されていたといい、府警は、大木容疑者が男性の遺体をキャリーバッグに入れて運び、山中に遺棄したとみて詳しい足取りを調べている。
https://www.asahi.com/articles/AST232HVWT23PTIL005M.html
1月29日には大木容疑者と連絡が取れなくなっているとして家族が捜索願を出していた。
https://www.asahi.com/articles/AST232HVWT23PTIL005M.html
2月2日夕に和歌山県内の路上でうろついているところを、住民の通報を受けた県警が保護。
https://mainichi.jp/articles/20250203/k00/00m/040/160000c
2025/2/4 電車で移動、かつらで変装か
遺体発見現場の最寄り駅の防犯カメラに、キャリーバッグを持った人物が電車から降りる様子が映っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
https://www.asahi.com/articles/AST240BWCT24PTIL001M.html
「こいつ(容疑者)が、引っ越してきたのは1年から半年くらい前だと思います。自分は3年くらいここに住んでいます。ここのマンションには150人くらいが住んでるんですけど、こいつのことはよう覚えてます。去年の11月から12月にかけて不自然なほど色々なところで会いましたから。
https://bunshun.jp/articles/-/76707
「12月のある日、マンション内で不可解な行動を取っていたんです。深夜3時頃、容疑者が自分の郵便ポストの前で、iPadのようなタブレットとスマホを順々に操作していた。一方を使ったらポストに入れて、ポストの中に入っていたもう一方を取り出して、何か操作する。それが終わるとまたポストに入れて、もう一方をまた取り出して何か操作するということを繰り返していた。
自分は近くのコンビニに行くためにマンションを出たのですが、コンビニから帰ってきてもまだ同じことをやっていたので、5分以上は同じことをしていたと思います。最初、闇バイトでもやってるのかなと思ったんです。スマホとタブレットを使って何かしら指示を受けてるのかな、とか」
https://bunshun.jp/articles/-/76707?page=2
こうした被害者の身体的特徴を聞くに及んで、前出のマンション住人は恐怖を覚えたという。なぜなら、このマンション住人も身長が160cm前後と小柄な男性だったからだ。
https://bunshun.jp/articles/-/76707?page=4
容疑者とみられる人物が12月28日夜、大阪市内を金髪姿で歩いていたことが明らかになった。容疑者はその後、遺棄現場近くの近鉄奈良線額田駅で1人で下車して山中に向かったとみられるが、この際は黒髪姿だったという。
https://mainichi.jp/articles/20250204/k00/00m/040/035000c
大木容疑者は2日夕方、和歌山県白浜町の「三段壁」にいたところ、「長時間うろうろしている人がいる」と通報を受けて、警察官に見つかったことが新たにわかりました。
https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/ytaab8987204454b839c82525d289140a7
【容疑者を目撃した人】「三段壁の展望台から崖の方まで50メートルくらい。その間を何回も行ったり来たり。2時間たっても帰る様子がなくおかしいなと思って警察に連絡した。(警察が来たとき)ちょっとした揉めごとになっていた」
https://www.fnn.jp/articles/-/824309
昨年12月28日夜、大阪市内を金髪の長髪で歩いていたことが判明。その後、現場近くでは黒髪の短髪姿だったという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250204-OYT1T50104/
2025/2/5 遺体の身元
大阪府警は、遺体の身元が男と同じマンションに住む、国土交通省の52歳の職員の男性だと発表しました。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1710408?display=1
未発見だった頭部は、大阪市中央区島之内の廃墟マンション内で見つかったということです。また、司法解剖の結果、死因は窒息だということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1710408?display=1
国交省によると、神岡さんは2022年から同省が運営する航空管制官らの養成機関「航空保安大学校」(大阪府泉佐野市)で勤務し、会計課長を務めていたという。
同校などによると、神岡さんが最後に出勤したのは、昨年12月26日。翌27日は在宅勤務で、午後3時ごろに勤務終了のメールが同校に送信されていたという。
https://www.asahi.com/articles/AST103R8YT10PTIL011M.html
関係者などによると、神岡さんは国交省航空保安大学校(大阪府泉佐野市)で会計課長として勤務。12月27日午後3時ごろにリモートでの勤務を終え、休暇で海外にいる妻に会いに行く予定だった。しかし、連絡が取れなくなり、妻らが府警に相談していた。
https://mainichi.jp/articles/20250205/k00/00m/040/066000c
警察によりますと、神岡さんはこの日のうちに、外国にいる妻に会いに行く予定でしたが、29日に「突然、夫と連絡がとれなくなった」と連絡があり、先月の1月1日、警察が自宅を調べたところ、神岡さんは不在だったということです。
大木容疑者と神岡さんは大阪市中央区の同じマンションのそれぞれ別の階に住んでいて、警察がマンションの聞き込みなどを行った結果、大木容疑者が1月中旬から行方が分からなくなっていることが判明しました。
https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/yt76557f4ee9c042b787723e90d063d98f
府警によると、昨年12月27日は在宅勤務で、この日のうちに海外に住む妻に会いに行く予定だったが、同29日、妻から「夫と連絡が取れなくなった」と申告があり、府警が神岡さん方を調べたところ、神岡さんは不在で旅行用の荷物が残されていたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250205-OYT1T50057/
容疑者が府警の任意の事情聴取に「神岡さんを遺棄した」と説明した同区島之内2丁目の廃虚のマンション敷地内で、府警が2月3日に頭部を発見。近くには頭部を入れたとみられる保冷バッグのような袋もあった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/383944
1か所めは容疑者の自宅マンションから200メートル余り離れた、大阪・中央区高津に設置された防犯カメラの映像です。
去年12月28日の午後6時20分ごろ、長い金髪姿の容疑者とみられる人物がキャリーバッグを引いて1人で路上を歩く様子が確認できます。
警察によりますと、この時は金髪のカツラをかぶって変装していた疑いがあるということです。
2か所めは、この場所からさらに600メートルほど離れた大阪・天王寺区生玉町に設置された防犯カメラです。
午後6時40分ごろ、キャリーバッグを引いた容疑者とみられる人物が写っています。この時は黒っぽい帽子をかぶっていました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20250205/2000091413.html
異変を感じたのは昨年末のこと。神岡さんの妻だという女性から突然SNSのメッセージが届いたという。
女性は神岡さんと海外で会う約束をしていたが、会うことができず、「何か知っていますか」と情報を求めていた。
https://www.asahi.com/articles/AST252T32T25PTIL008M.html
大木容疑者の供述に基づき3日に捜索したところ、マンション1階の敷地内に置かれていたという。
https://mainichi.jp/articles/20250205/k00/00m/040/133000c
2025/2/6 被害者のキャッシュカードで現金引き出し
大木容疑者とみられる人物が1月10日、大阪市内のコンビニエンスストアで、神岡さんのキャッシュカードを使って50万円を引き出す様子が、防犯カメラに映っていたことが新たに分かりました。
https://news.ntv.co.jp/category/society/yt345bcd6daa6e4b4e97fc3bfe1f9fea13
その後の捜査で25年1月10日、大阪市生野区のコンビニエンスストアにある現金自動受払機(ATM)で神岡さん名義のキャッシュカードが使われ、3回にわたって計50万円が引き出されていたことが分かった。
https://mainichi.jp/articles/20250206/k00/00m/040/001000c
2025/2/6 キャリーバッグは拾ったと証言
捜査関係者によると、容疑者はこのバッグについて「(神岡さんを)遺棄する数日前に自宅近くにあるスーパー付近で拾った」という趣旨の話をしているという。
https://mainichi.jp/articles/20250206/k00/00m/040/241000c
京都市内のコンビニのATMでも同日以降、神岡さん名義のキャッシュカードで現金を引き出す姿がカメラに写っていたという。
https://www.sankei.com/article/20250206-A3CHO356ORN7HNY4E44CDSGDPI/
大木容疑者の父親
「暴力とは無縁の子で驚いている。最後に会った去年11月末には『今は契約社員だからしっかりした仕事に就けるようにがんばる』と話していた」
https://news.ntv.co.jp/category/society/da806542a2054161bac13d36acb39eed
2025/2/6
午前2時とか3時にマンションのエントランスの郵便受けに、タブレットやスマホを差し入れ、操作してまた郵便受けに差し入れるという不審な行動を繰り返していたと彼氏が言ってました」
https://shueisha.online/articles/-/253037
2025/2/7 容疑者関連情報
話を聞いてみると大学を中退するということでした。さらに驚いたことに大木君は、『暴力団に入る』と言うんです。突然なこともあり、そんなイメージもなかったので、本当なのか信じられませんでしたが、本人はそう説明していた。その数か月後にも連絡を取る機会があり、その際には風俗だかキャバクラの給料の計算をしていると話していました」
https://bunshun.jp/articles/-/76791?page=4
同じマンションの住人には「きしょく悪い男」として、その挙動が不審がられていた大木容疑者だが、取材を進めると名門高校から国立大学に進学した「エリート」としての側面も浮かび上がってきた。
https://shueisha.online/articles/-/253059?page=1
大木容疑者を知る人物は「定職につかず、単発のバイトを繰り返していた」「“借金地獄”に苦しんでいた可能性がある」と話す。
「大木容疑者は弁護士事務所や債権回収会社から、何度も連絡を受けていた。現住所の家賃や水道料金も滞納している状況だったようです」
https://www.news-postseven.com/archives/20250207_2022708.html/2
2025/2/9 容疑者関連情報
容疑者の自宅マンション近辺の住民が語る。
「1月10日前後、午前3時から4時頃だったと思いますが、うちの防犯カメラに容疑者らしき人物が、猛ダッシュで走っている姿が映っていた。確認しに来た警察が『これか……』と意味深に呟いていました。その時は金髪ではありませんでした」
https://www.news-postseven.com/archives/20250209_2023042.html/2
2025/2/10 容疑者、被害者関連情報
女性住民は、昨年は昨年10月から今年1月にかけて悩まされてきた“恐怖体験”について語り始めた。
「私の部屋のインターホンが、深夜に鳴ることがあったんです。それも何度も。最初は10月で、深夜3時頃でした。
https://www.news-postseven.com/archives/20250210_2023081.html/2
その後、「1月中頃までに5回ほど部屋前のインターホンが鳴った」のだという。
「それも毎回、決まって一度だけインターホンを鳴らすんです。
https://www.news-postseven.com/archives/20250210_2023081.html/2
2025/2/23 強盗殺人の容疑で再逮捕
同区の小中学校で神岡さんと同級生だった男性(52)は昨年秋、仲間数人で集まった際、神岡さんが「結婚するんだ」とうれしそうに報告する姿を覚えている。男性は「こんなことになり、ただただショックだ」と語った。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250223-OYT1T50002/
再逮捕容疑は、昨年12月27日午後4時ごろ、大阪市中央区日本橋のマンションの自室から出てきた神岡さんの首を絞めて殺害し、現金約5万円やキャッシュカード、スマートフォンを奪ったとしている。
府警によると、大木容疑者は再逮捕前の調べに「殺害後、服を脱がせて遺体を解体し、ポリ袋に入れてキャリーバッグに詰めた」などと供述。府警が供述を基に大阪市中央区の道頓堀川の川底を捜索したところ、遺体の損壊に使ったとみられる果物ナイフ(刃渡り約13センチ)を発見、押収した。
https://www.sankei.com/article/20250223-X23P662OTVOHRBAXJFZEVN2RWE/
大木容疑者は、2月3日、神岡さんの死体を遺棄した疑いで逮捕された後の調べに対し、「金が欲しいという理由で首を絞めて殺した」などと供述していましたが、再逮捕後の調べに対しては「黙秘します。黙秘する理由も黙秘します」と話しているということです。
https://news.ntv.co.jp/category/society/yt2dcb87ccafd54b18bf3eaee031473148
2025/2/24 道頓堀川から果物ナイフ
大阪の山の中で、国土交通省の職員の遺体が見つかり、男が強盗殺人の疑いで再逮捕された事件で、遺体の切断に使ったとみられる刃物が川から見つかっていたことがわかりました。NNNのカメラが、その様子を捉えていました。
https://news.ntv.co.jp/category/society/yt3745ca2a391644da8900ac734d06066b
「遺体は男性宅で解体した」と供述していたことが24日、府警への取材で分かった。
https://nordot.app/1266632674031173999
2025/2/25
昨年12月27日、自宅でテレワークを終え、午後3時半ごろ妻にメールを送信した後、連絡が取れなくなった。
メール送信から30分後となる27日午後4時ごろ、神岡さんが自宅を出たところで容疑者に襲われたとみられる。
https://www.nikkansports.com/general/news/202502250000169.html
2025/2/26
考察・解説等
大阪市バラバラ遺体事件を認知プロファイリング (2025/2/6)
国交省バラバラ事件を整理・推理しておく。赤木レイアなのか? (2025/2/8)