2024年2月15日、アニメイトとKADOKAWAに対して暇空茜の本を販売するなら京都アニメーション放火殺人事件を起こすとの脅迫、テロ予告が行われた。
この記事では、このアニメイト「京アニ」脅迫、テロ予告事件についてまとめた。尚、16日に行われた書類送検報道関連にはこの記事では言及していない。
時系列
2月1日 アニメイトが書籍 ネトゲ戦記の全店展開をツイッターで告知
2月15日 アニメイトに脅迫が届く
2月16日 暇空茜が脅迫を受けたことを公表
アニメイトが書籍 ネトゲ戦記の取り扱い中止を告知
2月17日 スルメ・デ・ラ・ロチャが自称アニメイト脅迫犯から脅迫をうけたことを公表
荻野稔議員がメールアドレスをなりすまして同様に脅迫文が送られたことを公表
暇空茜が「犯行予告時刻を過ぎたのでその裏側をお話しします」とYouTubeでライブ配信
2月18日 スルメ・デ・ラ・ロチャが引き続き自称アニメイト脅迫犯から脅迫をうけたことを公表
事件の前提
暇空茜の「一般人男性が最高裁で6億円勝ち取るまで」の前半生を綴った伝記『ネトゲ戦記』が2024年2月21日に発売されることになった。
販売に先立ちアニメイトでは全店展開を告知した。
中野区議会の羽鳥だいすけ議員(日本共産党)が書籍の出版、販売を妨害する内容の投稿を行っている。
羽鳥だいすけ議員の投稿に対しては、作者より社会的評価の低下及び名誉感情侵害として提訴されている。
脅迫(2月15日)
2月15日、アニメイトに対して『16日に暇空茜のネトゲ戦記の販売を中止しろ。中止する理由が脅迫だとも一切言うな。言ったら、京アニと同じ目に遭わせてやる。』との脅迫が届く。
脅迫により店頭販売中止を公表(2月16日)
2月16日に暇空茜が「理由は口止めされてますが、俺の責任で」アニメイトがネトゲ戦記の店頭販売を中止する旨を公表した。
取り扱い中止のお知らせ(2月16日)
アニメイト ネトゲ戦記取り扱い中止のお知らせ
脅迫をうけ、アニメイトは取扱中止の告知を2月16日に行った。
報道等
アニメイト「京アニ」脅迫、テロ予告事件について ORICON NEWS の記事が Yahoo!ニュース に掲載された。
ORICON NEWS
Yahoo! ニュース
Yahoo 上の記事は掲載期間終了につき削除済。
ORICON NEWS の記事では、アニメイトでの取り扱い中止について暇空茜のツイートを引用し、「理由はアニメイトに、暇空茜の本を販売するなら京アニ事件を起こしてやるとの脅迫が届いたからだそうです。アニメイトが客の安全を考え、こういう対応になったことは残念ですがしょうがないと思います」と説明している。
産経新聞
産経新聞では「漫画やアニメグッズ専門店「アニメイト」は16日、今月21日にKADOKAWAから発売予定の男性の著書について「諸般の事情」により取り扱いを中止すると発表。男性は16日、自身のXで理由を明らかにしている。」としており、取り扱い中止の理由は脅迫によるものとは明記していない。
その他のメディア
毎日新聞、共同通信、Livedoor のニュースサイトでは ORICON NEWS の記事がソース元として配信されていた。
脅迫(2月17日)
2024年2月17日、マンガ家スルメ・デ・ラ・ロチャが「自称「アニメイト脅迫犯」より「漫画を削除しないと各地で爆破を起こす」との脅迫をうける」とツイッターで報告した。
京都アニメーションとオリックスレンタカー関西の問合せフォームでメールアドレスをなりすまして投稿されたもの。
大田区議会の荻野稔議員も、メールアドレスをつかわれ同様の脅迫が行われていたと報告している。
ライブ配信「アニメイト「京アニ」脅迫事件 の真相」
2月17日21時、暇空茜は「犯行予告時刻を過ぎたのでその裏側をお話しします」と題して、YouTubeでライブ配信を行った。
アニメイト「京アニ」脅迫事件 の真相
暇空茜 2024/02/17
ライブ配信概要
15日に脅迫が来た。脅迫内容は「16日に暇空茜のネトゲ戦記販売中止しろ。中止する理由が脅迫だとも一切言うな。言ったら、京アニと同じ目に遭わせてやる。」
スルメロックにきた脅迫と手口は同じだが、内容はめちゃくちゃ知能犯
連携も、日数も短いため、ほぼ不可能。なので警察も「一旦、丸呑みしてください。脅迫に従ってください」といってきたレベル
警察の対応や法律、仕組みに熟知していないと出来ない犯行。犯人は脅迫というものを熟知している
スルメロックに来たのは、ある意味馬鹿げた撹乱か後追いであって、アニメイトにされた脅迫は、された相手が青ざめるレベルの、ガチでした
アニメイトとしてもリスクがあるので公式に発表できない
取材はKADOKAWAにもいっていない。取材に応えられないアニメイトには行っているらしい
脅迫(2月18日)
2月17日に引き続き、18日にも脅迫が行われたとスルメ・デ・ラ・ロチャは報告している。添付されたメールによれば、脅迫メールが届いたのは 05:55 となる。
渡辺輝人弁護士の見解
日本共産党系の弁護士団体 自由法曹団の常任幹事である渡辺輝人弁護士はアニメイトに対する脅迫やテロ行為を容認する趣旨の内容を投稿している。
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書類送検報道
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産経新聞 2024/2/16
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