トー横キッズ支援団体 オウルxyz の元代表が逮捕された事件のメモ

 2025年2月13日、いわゆる“トー横キッズ”を支援していた団体「オウルxyz」(オウリーズ)の代表だった槇野悠人、本名、牧野正幸容疑者(43)が青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕された。

 このnote記事ではこの事件を記録し、後に検証するための資料とすることを目的としている。




事件の概要

 警視庁によると、牧野容疑者は“トー横”で声をかけた当時17歳の少女に、埼玉県のホテルでわいせつな行為をした疑いがもたれている。

 2022年7月にトー横で牧野容疑者が少女に声をかけ、その後、頻繁に会うようになり食事代や交通費を支援していた。金銭的な支援を約束するかわりに少女に書かせたという文書には「婚約誓約書」「牧野正幸と将来の結婚について合意をした」とあり、婚約誓約書にサインすると2万円を渡したという。

 しかし2023年10月、少女が牧野容疑者から距離をおくと、アルバイト先での待ち伏せや、復縁を迫るメッセージを送るなど、ストーカーまがいの行為をされるようになったという。


オウルxyz

 オウルxyz(オウリーズ)は新宿(トー横・歌舞伎町)の防犯ボランティア団体として、2022年8月から活動を行っている。「トー横界隈の問題に関して、行政・警察と連携の上、中枢にいるのでうちの団体以上に詳しい専門家は他にいないと考えています。」としており、NHKや東京新聞などのメディアに掲載されていた。

 2023年12月以降活動を停止している。


Web


X(ツイッター)

 2023年12月2日の活動報告が最終投稿となっている。



インスタグラム


TikTok



メディア掲載

2022年11月28日 文春オンライン

 トー横キッズを対象にした防犯ボランティア団体「オウルxyz(オウリーズ)」もその1つ。卍会が解散した後の今年8月に活動を始め、警察や行政と連携してキッズへの食事支援や、キッズの親の悩み相談、家出人の捜索などを行っている。団体メンバーの30代男性が話す。

2022/11/28 - 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/59035


2023年5月18日 文春オンライン

 こうした変遷について危惧を抱いていたと語るのは、歌舞伎町卍会解散後、昨年7月から行政機関と連携し、トー横キッズの見守りなどをしてきた防犯ボランティア団体「オウルxyz(オウリーズ)」の代表責任者の男性だ。

2023/5/18 - 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/62943?page=3


2023年7月18日 東京新聞

◆家出→お金に困る→食い物にされる
 昨夏から活動する歌舞伎町の防犯ボランティア団体「オウリーズ」によると、子どもたちの多くは、警察の補導が始まる深夜になれば帰宅するが、2割ほどが安価で知られるビジネスホテルに連泊している。団体代表の男性は「1部屋に多くの未成年者を泊まらせている。悪質だ」と明かす。実際、そのホテルのスリッパを履いたキッズをトー横で頻繁に見掛けた。

2023/7/18 - 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/263757


2023年7月26日 週刊FLASH

 トー横キッズを支援する保護団体「オウルxyz(オウリーズ)」の代表者は、「あの男は“ロリコンオヤジ”で通じるくらい、未成年を食い散らかしていました」と憤る。

2023/7/26 - 週刊FLASH
https://smart-flash.jp/sociopolitics/245244/1/1/


2023年8月17日 NHKラジオ

公開終了済


2023年11月22日 NHK事件記者取材note 追跡 記者のノートから

防犯ボランティア団体 オウルxyz(オウリーズ)副代表
「自分たちの活動で救われる人は少ないかもしれないけど、1人でも人生のベクトルを変えられたら意味のあることだと考えています。支援機関はあっても当事者がそこに出会うまでが大変なので、もっと周りの大人や社会が悩んでいる子がいるということに気づいて、最適な支援ができる場所につなげることが必要だと思っています」

2023/11/22 - NHK事件記者取材note 追跡 記者のノートから
https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/kishanote/kishanote81-2/


2024年9月21日 東京新聞

◆「悪意ある大人が近づけないよう対策を」
 昨年、歌舞伎町で「子ども食堂」を運営したボランティア団体代表の槙野悠人(ゆうと)さんは「子どもはすぐに自分の話をしない。気軽に利用できて、大人の目の届くところにいるだけでも良いこと」と軽食の提供などに賛同する。一方で「これまでの警備は甘かったのではないか。子どもたちには反社会勢力や半グレが近づいてくる。警察と連係を強め、悪意のある大人が出入りできないようにしてほしい」と求めた。

2024/9/21 - 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/355477


資料

報道等


SNS等




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