EEIC的理転ノススメ
この記事はEEIC Advent Calendar 2023の19日目、12/19の記事として書かれています。
はじめに
EEIC2023のときわというものです。最近は後期実験の事ばかり考えて生活してます。
今回はEEIC的理転ノススメということで、2023年度の進学選択で文科2類から工学部電気電子工学科に進学したことについて話そうと思います。
この記事が理転を検討している駒場生の助けになれば幸いです。あとこの記事を読んだ学科民は理転勢のつらさを知り、彼らに(私にもぜひ!)やさしくしてあげてください。
学業について
まず最も大事であろう学業について書いていこうと思います。まず前提として、学業に関してはEEICの単位認定が割と甘めなこともありきちんとやっていれば割と何とかなります。
2Aセメスター
2Aにおいてまず驚くべきは週20コマという講義の多さでした。しかも、その多くの講義が教養学部で理系の基礎的な部分は押さえた前提での講義であり、物理は中学校で止まっており微積分も怪しかった私にはとても理解できるものではありませんでした。わからないことが多く心が折れそうになることも多かったですが、毎日学校に残って学科民から勉強を教えてもらったり、他の文系出身のメンバーと夜遅くまで学校に残って勉強したりしたことでなんとかなりました。理転する方は勉強について何でも聞ける友達を作るのが生き残る秘訣です。
3Sセメスター
3Sからは実験が始まりました。基礎実験をやっていない私たち文系はオシロスコープの基本的な使い方もわからないし、データの扱いもよくわからないしで2Aの講義と同様に苦戦しました。正直、わからないことは一朝一夕でどうにかなることではないので、データの集計や器具の準備など自分のできることを全力で行いました。結果として、優秀な班員のおかげで実験が時間内に終わらなかったことはほとんどなかったです。何もわからない私に対して様々なことを丁寧に説明してくれた班員には頭が上がりません。
講義に関しては、相変わらず週20前後の講義を抱えていましたが、ハイブリットが多く見た目よりはキツくなかったです。2Aよりも少しだけわかるようになり成長が感じられたセメスターでした(割と電気系の講義が多いので情報系に興味があって進学を決めた人には少しつまらないかもしれません)。
3Aセメスター
後期実験は楽しいけど時間が足りません…
人間関係について
学業の項目にも書きましたが、文系がEEICで生き残るためには学業に関して何でも聞ける友達を作ることです。私自身、地方公立高校の出身であったこともあり、EEICに進学した当時は一人も知り合いがいない状況でした。そんな状況でしたが最初の数日で何でも聞けるような友達がたくさんできたこともあり何とか生き残ることができています。
この学科には基本的にいい人しかいないと私は思っています。文系出身の方にはぜひ積極的に気軽に話せる友達を作ってほしいと思います。
また宣伝でありこの記事で最も重要なことの一つですが、EEICには学科の三分の一が所属するEEFCというフットサルサークルがあります。現在はEEIC22023が中心ですが、後輩や先輩などたくさんの人に参加してほしいと思っています。EEICに進学した暁にはぜひ入会を検討してください。
さいごに
文系からEEICに進学することはとてもハードルが高いことだと思います。情報系に興味があって進学を検討している方などはわざわざ理転してわからない講義に対してつらい思いをすることはなくても、インターン等で開発経験を積めばSWEとして就職することも余裕でしょう。
一方でこの先の人生において理転という選択をとれる機会というのはそれほど多くはないことと思います。EEICは紛れもなくとても良い学科です。理転を考えている文系の駒場生は自分のやりたいことは何かをしっかりと考え、理転したいという場合にはぜひEEICを選択肢の一つとしてほしいなと思います。