メモ日記 - 2024年10月14日（月）

◎朝起きてラジオ体操。

◎母と私、2人分のハムエッグを焼いて、白ごはんを温めて、レトルトのおみそ汁を作る。納豆と鮭フレークとキムチが副菜である。我ながら旅館の朝のようだと感心しながら食べた。かなりお腹いっぱいになった。

◎食べ終えてから整骨院に向かう。首を重点的にほぐしてもらった。

◎『人間標本』（湊かなえ 著）を読んだ。以下ネタバレを含みます。

◎読書しているフォロワーに触発され、私も三連休で積読一冊減らすぞ！と意気込んで選んだことを後悔している。翌日仕事がある日に読むやつじゃないかもこれ。

◎ページをめくって口絵が目にとまる。まさかこれが『人間標本』のイメージイラストです〜とか言うなよ…とビクビクしながら本文を読んだらそうだった〜〜〜〜〜嫌〜〜〜〜〜〜〜

◎狂言回しを兼ねた主人公・榊史朗の手記ような文章から始まり、とても説明的だなと感じましたが後々「ああ、わざとそういう風に書いてたんだ」と気づく。小説家をめざせって多分小説家になろうのことですよね。背筋さんの『近畿地方のある場所について』を連想した。あれもカクヨムに載ってるんだよな…。

◎史朗が絵を描かないことをあえて言ってなかったから少年たちのことを簡単に騙せた　みたいな表記があるけどそんなすぐ騙されるか？と疑問に思っていた。結果2重3重とその疑問の答えを塗り替えられる。

◎後半はバタフライエフェクトのように展開が広がり点と点が歪に繋がっていく。あのあと、すべての元凶は自分にあると史朗は繰り返し思うのだろうか。仮に元凶があの絵だとしても選んだのは留美なのに。どうして選択の元凶を悪とするのだろう。みなもとがどうであれ黒にも白にも変えるのは本人であって、それは常に善でも悪でもない。

◎湊かなえ先生の文章を初めて読んだんですが、なんだろう、すごくしっとりしてる。湿度が高い。この本だけなのかな？ でも今の精神状態で別の作品を読む気持ちになれない。危ない。

◎23時半には布団に入ったが全く寝付けなかった。目元にタオルを被せて視界を暗くしたらいつの間にか寝ていたが、何度も目が覚めるしその度に人間標本に基づいた内容の悪夢を見るし散々だった。影響されすぎだろ。