日本人が着物を着て韓国でフリーハグ
このフリーハグから4年も過ぎてしまいました。
それでも動画はずっと公開されているし、このフリーハグを通して、わたしが実際に感じたことを、ここに残したいと思います。
2016年3月13日に
桑原コウイチさんという方のアイディアとプロデュースの下
"日本人が着物を着て韓国でフリーハグ"というプロジェクトをソウルにて行いました。
なぜ、フリーハグ?
わたしは、気付けば、なぜか、韓国という国に恋に落ちていました。
なんでそんなに韓国が好きなの?と聞かれることもあります。
どうして好きなのか?そんなハッキリとした理由はよく分からなくって
まるで恋愛のような。
とは言え、日韓はまだまだ沢山の問題を抱えています。
大好きな国なのに、韓国語は出来ない…それでも自分の愛する気持ちを体現したい!
そんなときに、たまたま見かけた、こちらの動画。
すぐに桑原さんとスヨン(この時はちゃん付け)にコンタクトとりました。
そして桑原さんからオファーをいただきまして、わたしが韓国にてフリーハグをすることに。
そもそも、フリーハグってなに?なんのため?
“フリーハグは2001年頃のアメリカでJason Hunterというひとが始め、インターネットを通じて広まった活動。見知らぬ人々とハグをして、素晴らしい何か(愛・平和・温もりなど)を生み出す活動である。”(フリー・ハグズWikipedia要約)
正直なところ、フリーハグをしたところで、目に見える変化があるとは言えません。
誰かの何かを変えることは難しい、でも誰かに何かを気付かせることくらいは、きっとできる。
というのがわたしの想いでして…このプロジェクトが、その誰かのきっかけになればいいなと。
わたしが行動することで、日韓関係があからさまに良くなるとは思っていません。でもこんな日本人がいるんだということを韓国の方に伝えるツールに、私がなれたらいいと思うんです。
(着物でソウルの街を歩き、歴史的な場所に着物で入る。不安でいっぱいの顔しかできなかった。)
フリーハグをする前に感じた、不安、恐怖、緊張。
そんな気持ちで、寒空の下、3時間以上にも渡ってプロジェクトを行えたのは、
みなさんのハグが想像以上に多かったこと、そしてハグがとっても温かかったこと、これでしかないです。
フリーハグはほんとうに、人の温かさや愛で、成り立つ活動だと考えています。
これをこれだけしたから、こういう結果が出るということはありません。
意味のないことなのかもしれない。
ただ、韓国が大好きで、それをどうにかして表現したい。それしか無かったですし、それに突き動かされていました。
昨年は戦後最悪の日韓関係とまで言われました。だからこそ、このビデオをまた観てもらえたらいいなと思っています。
このビデオが公開されてから、嬉しい言葉をたくさんいただきました。
このフリーハグは、わたしが愛を持って出来ることを、みなさんから力をもらって実行しただけです。
これからどうなっていくことを望んでいるのか。
誰にでもできて、みんなでつくり上げていくことができる。
それが今必要な”日韓友好”のかたちじゃないかと考えています。
みなさんの力が最も必要で、重要で、強力なんです!
(スヨンと!)
わたしは何だか思い出のようになってしまったけど、
彼女はまだまだ活躍中なので、チェックしてみてください!
唯.