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Hanaito喫茶 朝の珈琲 #14

おはようございます。
4月、新年度1回目の朝の珈琲です。
雨の後の今日は少し気温が低いようです。上着を羽織って出ましょう。



今朝聞きたいのは YOASOBI の『群青』です。

『夜に駆ける』という曲で有名なYOASOBI。ボーカロイドプロデューサーのAyaseとシンガーソングライターのikuraの2人のユニットです。小説を音楽にするというプロジェクトからスタートしており、どの曲にも原作があると言われています。ちなみに『夜に駆ける』の原作は、星野舞夜の小説「タナトスの誘惑」という小説だそうです。



この『群青』の原作は小説ではなく、「ブルーピリオド」という漫画なのですがご存知ですか?

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。
その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポコン受験物語、八虎と仲間たちの戦いが始まる!

「ブルーピリオド」が掲載されている月刊アフタヌーンのサイトからあらすじを引用しました。

私は兄に勧められて途中まで読みました。半日があっという間に消えて無くなるほどおもしろく、苦しく、キラキラしたストーリーでした。私は美術の知識は全くありませんが、美術のこともわかりやすく解説してくれているので、楽しくスラスラ読めました。

なんと公式で何話か試し読みできるみたいですよ...。1話目を読むだけでも曲の聞こえ方が違ってくると思います。ぜひ。
https://afternoon.kodansha.co.jp/c/blueperiod.html


好きなことを続けること
それは「楽しい」だけじゃない
本当にできる?
不安になるけど

私はこの歌詞にグッときてしまいました。「好きなこと」、ブルーピリオドだと芸術ですね。芸術では「食っていけないんじゃないか」とか「仕事はあるのか」というのをよく言いますが、でも私としては、そこだけが「楽しいだけじゃない」の正体ではないと思うのです。

表現したい理想に追いつかない自分の力量と向き合うことのほうがしっくりくるのです。

できない自分と向き合って、向き合って、向き合って、できるようになる。できるようになるまでには、できていないことに気づいて、理想と何が違うのか比べて、試行錯誤していくしかありません。それはとらえようによったら「どれだけ自分ができていないか」を考えることです。それって、まあ、きついです。でも乗り越えたときの嬉しさはそれはもう素晴らしいものです。

あれ、でも、これって、芸術だけではなく何にでも当てはまることじゃないでしょうか。



私自身、歌も生き方も、まだまだ自分の力量と向き合っている真っ最中(たぶん死ぬまで真っ最中だろうけど)なので、この曲を聞くと、「できない自分と向き合って、できるようになっていくのって楽しいよね!がんばろ!」とワクワクゾクゾクします。


ワクワクする四つ打ちドラム、1番サビで変わるビート、クラップに大人数コーラス、6小節しかない前のめりな間奏、四つ打ちのままの2番サビ、最後の転調。
歌詞と一緒に聞いてみてくださいね。




熱々になってしまいましたが、どうか今週も着実に「好きなこと」を続けていきましょう。

では、気をつけて、いってらっしゃい。



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