Hanaito喫茶 朝の珈琲 #46

おはようございます。

土曜日のお昼、突風が窓を叩きつけて怖いくらいでした。みなさんがお住まいの地域はどうだったでしょうか?

北からどんどん怪しい雲が近づいてきて、ドンと窓を押したかと思ったらパチパチと雨も打ちつけてきて、紅葉した葉っぱが風にさらわれて真横に流れていきました。かと思ったら30分ほどでキラキラと晴れていて、さっきまでの嵐が嘘のようでした。

それからグッと気温が下がって、みぞれでも降るんじゃないかと思うくらいです。そろそろ厚手のコートを出してもいいのかな?もう12月がすぐそこですものね。


朝一番のコーヒーから湯気がしっかりと立つようになりました。聞いた時に、コーヒーの湯気が頭の中でフワッと立ったのでこの曲に決めました。
Kate Bollinger の『I Don't Wanna Lose』です。

お日様の光の強さによって季節がわかりますよね。夏は強いし、冬はなんだか暗くて、春は柔らかい。秋の光は包容感がある気がしています。満遍なく、優しく、でもまっすぐに照らしてくれるような光。写真ならきっと明るすぎて白くなるところが多かったり、キラキラした光が入っているんじゃないかというイメージです。

この曲はこの季節の光にぴったりだと私は思うのです。優しいのにまっすぐな感じ。こんな穏やかでエアリーな感じなのに、「負けたくない」と訳せるタイトル。めちゃめちゃ好きです。


先日、生徒さんから、教室前から見える立派な木が立派に紅葉していて素敵だと教えてもらいました。土曜の突風で黄色い葉はなくなってしまいましたが、オレンジの葉はまだ元気に輝いています。
今の季節の光で、今の季節だからこその紅葉を照らしてくれるので、ピカピカです。土曜日は雨に濡れてから照らされていたので、いつもよりもさらにキラキラと輝いていて、それはそれは美しかったですよ。

今回は音楽に季節感や光景を結びつけました。時や人によっては色だったり匂いだったりもするかもしれません。まったくおかしいことはないです。むしろいいことだと思っています。

何かを自分なりに受け止める時に、それだけで保存するのではなく、まるでタグ付けするみたいにどんどん他の何かと関連付けていくと、より深く受け止められることが多いです。自分なりの"解釈"というのでしょうか。


「この曲は悲しい曲」、これだけじゃなくて、「主人公はこんな気持ちで悲しくなっていて、その悲しいはどうしようもなくて、泣きたくないのに涙が出ちゃって…」と想像(妄想)を膨らませると、ストーリーがどんどん詳しくなってますます楽しくなるし気持ちを込めやすくなります。

妄想を膨らませるだけで、歌に表現が加わって上手く歌えたりしますよ。自分ワールドを作っていきましょう!


明後日から12月。今年もいよいよ終わりですね。
やり残しがないように、楽しいことやり尽くしましょう!

気をつけて、行ってらっしゃい!

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