Hanaito喫茶 夜の珈琲 #37
こんばんは。
台風が近づいてますね。予定をと予報円をどやどや…と交互に見ていますが、なんとまぁ遅い台風ですね!暴風域がない様子ですが、サイズが大きいく過ぎ去らず居座られるのは恐ろしいことです。近畿地方には明日上陸するくらいでしょうか。みなさんどうか気をつけてお過ごしください。
今夜は静かに、Eric Clapton の『Tears in Heaven』を。
Eric Clapton はイングランド出身のギタリスト、シンガーソングライターです。Jeff Beck、Jimmy Page と一緒に「三大ロックギタリスト」と言われています。彼のギターの音を聞いたことがない人はいないのではないでしょうか。The Yardbirds というバンドに3人とも所属したことがあり、Wikipediaには「クラプトン時代」「ベック時代」「ベック&ペイジ時代」「ペイジ時代」と分けられていました。同じバンドなので【誰のギターが好みか】聞き比べてみるのも楽しいですよ!
Eric Clapton は The Yardbirds を脱退した後、いくつかのバンドに参加してアメリカに渡り、ソロの活動も開始します。それぞれのバンドで多くのヒット曲があるため、数えようと思っても数えきれません。偉大なギタリストの1人です。
今日の曲は1992年にソロ名義で発売された曲です。その頃、息子さんを事故で亡くし、悲しみの中で書かれた曲だそうです。
調べてみると素敵な和訳がたくさんありました。どれを読んでも、悲しみが人にとって身近で、優しい気持ちにさせてくれることに気づかされます。直訳ではなく、どうすればこの曲の良さが伝わるか、Clapton が伝えたかったことを伝えられるかを練ったものが多く、感動しました。
細かいところはぜひ調べてください。大まかにいうと「君は天国にいるのだろう。しかし僕は天国ではなく、ここ現実で生きなければいけない。」という内容です。あ〜〜〜〜〜まとめたけど薄っぺらい!ダメダメだ!良さが減ってしまう..........。
曲は「天国でもし会ったら、君は僕の名前を覚えているだろうか」という歌詞から始まります。私はもうここでハッとさせられました。天国など死後の世界はこちらの時間軸の続きで、最後の時点から進むことはないと思っていました。どういうことかというと、記憶を忘れることはないと思っていたのです。忘れるどころか全くまっさらの状態になったりする可能性もあるのかと、寂しくなっていました。
私は、天国に行った人はそばで見守ってくれていると思っていました。そう信じたいと思っています。でも、もしかしたらそうじゃないかもしれない、それどころか覚えてすらないかもしれないと思うと寂しくってたまりません。
だから、「天国でもし会ったら、君は僕の名前を覚えているだろうか」には「覚えていてほしい」という真意が隠れているのではと思っています。覚えていてほしいし、昔とか変わらずいてほしいと、わがままだと理解しながら思っているのではないかと想像します。なんというか、そうであってほしい。
絶望を願う必要なんてないじゃないですか。
重くなってきたのでこの辺で!あなたはこの曲をどんな風に聞きますか?よかったらコメントくださいね。
それでは、優しい気持ちで、おやすみなさい。