Hanaito喫茶 朝の珈琲 #20
おはようございます。
近畿地方は昨日梅雨入りしたそうですね。湿度の高い日は酸素が薄かったり溺れているような感覚になる時があります。そういう日に朝起きた時の一発目の伸びはとってもとっても気持ちいいです。新鮮な酸素がスッと身体を巡る感じ。たまりません。
伸ばしてほぐして呼吸していきましょう!
せっかくの雨降り、憂うばかりではなく楽しくなるような曲が聴きたいです。
東京事変 の 『雨天決行』はいかがでしょう?
東京事変は2003年にシンガーソングライターの椎名林檎を中心に結成されたバンドです。2012年2月29日(閏日)に解散しましたが、解散当時と同じメンバーで2020年に再始動しました。
2005年ごろにメンバーが代わり、今の形となりました。前のメンバーとは仲が悪くなったわけではないため、「椎名林檎」名義のライブ映像でまた昔のメンバーが出演していたりして、椎名林檎が新旧関係なくそれぞれのメンバーをリスペクトしているのがよくわかります。
雨が続くと気分が落ちていくのは去年の長い長い梅雨で実感しています。あのつらさがまたやってくるのかと思うとそれだけで不安の前借りをしてしまい、憂鬱になります。
日常を送る中で上手くいかないことや落ち込むことは待ったなしに訪れてしまうのに...もうすでに抱え込めない量の不安を手にしてしまいました。なんて簡単なんでしょう!
『雨天決行』は、聞いているうちにこんな暗い気持ちになっていく雨がそんなに悪いものではないと思わせてくれました。
幸せはいつも片目を瞑って
雲間に現れては消えていく
何故ぼくらは見逃がすの?
さあ、一緒に吹き曝されて
晴間がのぞく瞬間見付けて
幸せって、雲間に現れるんですって。ということは、太陽のように曇りや雨の日もずっとそこにあるんです。雲ばかり見ていては合間の晴れを見逃してしまう。自分で積極的に晴れ間がのぞく瞬間を見つけていきたいです。
できないことや不安に注目するから、その合間に存在していた良かったことや成し遂げたことを見逃して、勝手に暗くなってしまっているんですね。晴れ間を見逃さないように、アンテナをなおしていきたいです。
昔、とても上品で素敵だと思っていた女性に、「嫌なことは忘れる必要はないよ。思い出したときに『あの時がんばったね』って褒めてあげられるし。すると突然嫌だった思い出がいい思い出になるのよ。」と教えてもらったことがあります。
ああ、零れるなみだはそっと
笑い合える日まで寄せ集めて
目映く霞むぼくらの前途が
冴え渡る日まで
この胸まで
曲の終盤のこの歌詞が、その女性の言葉と繋がるのです。この曲の中では最後までいい思い出にはなっておらず、苦しみの真っ只中をともに戦ってくれている感じがします。
梅雨の雨で実る作物があるように、自分の涙で育つ何かがあるかもしれないと思うと、もう少しがんばってみようと思えます。
今週は嫌なことに目を向けず、良かったことに目を向ける努力をしてみようと思います。もし良かったらコメント欄で良かったことを教えてくださいね。
それでは、いってらっしゃい!