Hanaito喫茶 夜の珈琲 #56
こんばんは。
2月ですね。短いのにイベントや祝日が多くて、なんだか濃い1ヶ月になりそうです。
レッスン室は季節ごとの飾り物をしようと思っているのですが、今月の飾り物がないことに気づきました。節分の鬼モチーフを飾るのもなんだか変な空間になっちゃうし、雪だるまを飾れる気温でもなくなってきたし。バレンタインのハートはちょっと浮かれてるような気もするし。雑貨屋さんを見ても品揃えはすでに春の色合いで、さすがにそれは早い気もするし、かといって何も飾らないのは寂しいし。
私のわがままはどこに着地するでしょうか。
今月ぜひレッスンにいらして、確かめてみてください(笑)
今夜は 手嶌葵 の『Diamonds Are a Girl's Best Friend』を。
この曲は、マリリン・モンローが映画「Gentlemen Prefer Blondes」の中で歌ったものが一番有名です。元々は同名の小説をブロードウェイのミュージカルで上演するために書かれた曲で、後に映画になったようです。
しかしマリリン・モンローの演出が人気で、現在でもさまざまなところで影響が見られます。海外ドラマ「Gree」では高校のGree部(合唱部みたいなもの)で、マリリンのようなピンク色のドレスに身を包んだ女の子たちがこの曲を歌っています。
「女は時が経つと老けるし、男に優しくしてもらえない。変わらないのはダイヤの輝きだけよ。」という歌詞です。うーん。曲が書かれた当時の価値観であって、今はそう考える人が減ってきていると思いたい!
そんなことないよぉ。みんないつまでも素敵なところがあって、輝いてるわよぉ。........なんて気持ちがむくむくと勝手に育っていったりします。
さて、「信じられるのはダイヤだけ」、そんな言葉がまっっっっっっったく似合わない手嶌葵がこの曲を歌っているのは驚きました。どちらかというとナチュラルなイメージの彼女が、物質主義的な曲を歌うとどうなるんだ。「精神的なつながりよりお金!お金や宝石よ!」てどう表現されるんだ。ワクワクしてしまいました。
............やっぱりナチュラルでしたぁ!!
派手派手しさがなく、さらりとしています。出てくるのはゴテゴテの派手派手な宝石たちではなくて、指や鎖骨の上で小さく輝く星のような宝石たちではないですか。軽やかで、でも存在感を失わない、ずっと変わらずに肌を輝かせる宝石じゃないですか。美しい!!
ギラギラも時代や世界観として好きです。憧れます。映画「バーレスク」や「ムーランルージュ」など。かっこいいですよね。でも、あんな風になりたいかといえばそうではなくて。どちらかといえば、宝石ならば控えめな石をチラリとつけているほうが私らしいと思えます。
手嶌葵らしい『Diamonds Are a Girl's Best Friend』、すごくよかったです。
お昼間がどんどん春らしくなってきました。そろそろ梅などお花が見られる機会が増えてきますね。とってもとっても楽しみです。
でもまだまだ夜はあたたかくしてくださいね。
おやすみなさい。