固く閉ざした唇と
覚悟を決めた眼差し
気の無い握手を振り払い
薄ら笑いで突っ走る

ゴールは知らない
自分が嫌い
君がやるんだ
踵を押し込み 次へ行け

今日を通り過ぎる暇は無い
灰になった1秒前に中指立てて
あなたに あなたに 気づいて欲しい
脆く堅いあなただけのもの

君の声はどこだろう
私の居場所を探して
気だるい風が動く
知ったような顔をして

はるか昔に授かった
たおやかな喜びを
らしさも握らぬもの達に
踏み荒らさせてくれるな

今日を通り過ぎる暇は無い
灰になった1秒前に中指立てて
あなたも あなたも さあ 分かってるのだろう
あなただけのもの
あなただけのもの

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