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瓦礫の塔

歌コレ2023秋、お疲れ様でした。

今回ぐれいちゃんはkemuさんの「瓦礫の塔」という楽曲の歌ってみたでルーキー部門に参加させて頂き、18位という順位で終わることができました。
何度も言いますが、これは皆さんのお力添えあっての結果です。本当にありがとうございます。

まず今回の歌ってみた作品について書かせて頂いたのちに、歌コレについての本音を少しだけみんなに伝えさせてください。
先に言っておくんですが、今回のnoteはレベチで長いので、気は進まないですが見出しをつけながら書きます。興味のないトピックに関しては飛ばすか流し読みすることを推奨します。

「瓦礫の塔」を選曲した理由

まず、今回「瓦礫の塔」を選曲した理由をお話したいです。たくさんありますが、時系列順に並べます。

まず、お恥ずかしながら私がこの楽曲を知ったのは割と最近のことで、知り合いから「歌ってみたら」と勧められて聴いた曲でした。
メロディの良さもさることながら、曲構成がぐれいちゃんの好みに突き刺さっていて、これは絶対に歌いたいと思いました。

そして聴いているうちに、kemuさんがこの楽曲に込めた想いを知りました。亡き旧友を偲んでたくさんのリスペクトが込められたこの楽曲のことをますます好きになりましたし、同時に「本気で歌わなければ」というプレッシャーも募っていきました。
そこで、次第に「私の本気を歌コレにぶつけてみたい」という思いも強くなっていきました。

更にこの楽曲で歌コレに出ようと思った決め手がもう1つあるんですが、次のトピックに踏み込んだ話になっていきますのでそちらに移ります。

今回の作品でこだわった部分

「瓦礫の塔」の特徴的なところは、楽器の数も少なく静かな印象のままに1番が完結してから、まるで新しく始まるように間奏から盛り上がって、勢いのある2番のサビで終わるところにあります。

この楽曲の良さを伝えるために、1番は静かにひとつひとつの言葉を大切に歌いました。過ぎ去った日々に懐かしさを感じながら自分自身に語りかけるように(実際はあまり感情を込めて歌っているわけではなくて、皆さんにそう聴こえるように)歌うことを意識しました。
2番から徐々に、地声に近いようなはっきりとした発声に寄せていっています。サビに向けてインパクトは残しながらも、徐々に前に踏み出していくようなイメージです。

そしてここで、お預けしていた選曲の決め手 ── 「コーラス」です。この曲で歌コレに出ようと思った決め手は、コーラスが綺麗に入れられると思ったからです。
「そんなことで選曲したのかよ」と思われるかもしれませんが、ぐれいちゃんは割とコーラスに重きを置いています。コーラスを入れるのが好きですし、それが効果的に(素直に言えば綺麗に)映える曲が好きです。
知っている方も多いと思いますが、ぐれいちゃんはオーケストラをやっているので、綺麗な和音を作ることにはある程度の自信があります。先日のボカデュオで歌唱を担当した「そして灰色に染まる。」でも、コーラスについてはこだわって制作しました(皆さんからお褒めの言葉を頂けてとても嬉しかったです)。
しかしながら最近はどうもハモリやコーラスをサボりがちで、自分の中でどこか「本気で向き合っていない感」みたいなものがあったんです。それを払拭するためにも、今回は本気でコーラスを入れました。

「瓦礫の塔」を歌ったことがある歌い手さんは分かると思うんですが、kemuさんが公開してくださっているstemの中に「Vocoder」というものがあります。私も詳しくないですが、雰囲気で話すなら作られたコーラスが既に配布されている感じです。
ミックス師さんにそちらも私のコーラスと混ぜて取り入れて頂いたので、オリジナリティもありながら本家様の質感に近いものが完成しています。私自身が今回の歌ってみたをすごく気に入っている理由のひとつです。

歌コレ期間は終わりましたが、こだわり抜いた自信作なので今後もどうぞ聴いてやってください。
そしてこれを機に、素敵な本家様も聴いて頂きたいです。素敵な映像を見ながら、kemuさんの打ち込んだGUMIちゃんの声で、大切な人に想いを馳せる3分半にしてください。

関わってくださった方々の紹介

例のごとく、簡単にはなってしまいますが今回の作品に携わってくださったクリエイターさんをご紹介します。

ミックス はってぃー さん
いつも頼りにしているミックス師さんで、今回も存分にワガママを言わせて頂きました。ミックスに無知なぐれいちゃんにも分かりやすく修正案を返してくださる、優しさの塊のような方です。
そんな神様に、9月1日19時投稿なのに、その日の18時30分まで作業を強いてしまいました。この場を借りて、はってぃーさん本当にありがとうございました(土下座)

サムネイル シゼ さん
前回の「ハッピーシンセサイザ」でもイラストをお願いしたとても大好きな絵師さんです。短納期のお願いだったにも関わらず、素敵なイラストを描いてくださいました。
「綺麗だなぁ〜っていう第一印象で描いてください」というふんわりとしたお願いに、満点回答を打ち返されました。本当に感謝でいっぱいです。

歌コレ2023秋で目指していたこと

実はぐれいちゃんは今回の歌コレでは
ルーキー部門の最終結果で10位以内に入ること
を目標にしていました。

サブアカウントでは明言していたんですが、私はどうしてもシゼさんが描いてくださった「瓦礫の塔」のサムネイルを公式放送に持って行きたかったんです。
そして「瓦礫の塔」という素晴らしい楽曲をいろんな人に知ってもらいたいと思っていました。
そのためなら今回くらいはみっともなく駆けずり回ろうと思って、いろんな人の目に触れるために4日間頑張って息をしていました。

後者に関してはたくさんの方から「初めて聴く曲だったけどすごく良かった」「素敵な曲を教えてくれてありがとう」という言葉を頂けて、努力が報われるような気持ちでした。
しかし結果としては叶わず、自身の目標を達成できなかったことは悔しいです。
ランキングという形式上、どうしても気になってしまう部分はあります。自分のことはさておいたとしても、実力のある周りの歌い手が埋もれている現状は、割り切っているつもりでも心が痛いです。
しかし(これはあくまで私の考え方ですが)同じ土俵・同じスタート地点から順位を競っている以上、何も文句を言う資格はありません。今は力不足だったと素直に割り切ることができていますし、むしろ私がやれることは全てやり切ったという達成感の方が上回っています。

そして、歌コレという機会を通してたくさんの方がぐれいちゃんの歌ってみたを聴いてくださり、そして私自身も数多くの素敵な出会いをさせて頂きました。本当にありがとうございます。

歌コレ2024春で目指すこと

次回の歌コレは3月22日〜25日に開催されます。ぐれいちゃんにとってのラストルーキーです。

普段ぐれいちゃんの歌を聴いて応援してくださっているリスナーさんや周りの方々と、もっと見晴らしのよい場所からの景色が見られるように、努力したいと思っています。
ぐれいちゃんを応援していたことを誇りに思ってもらえるように、もっと頑張ります。リスナーさんだけじゃなくて、数多くの活動者の中から私を見つけて仲良くなってくれた方々にも、そう思ってもらえるように。

今回の歌コレは、本気で頑張っている周りの歌い手のみんなとその作品を近くで見て、とても刺激になる4日間でした。純粋にとても楽しかった。きっと次回もすごく楽しいんだろうなと思います。

順位の目標はありません。でも、最強の歌ってみたを携えて参戦するつもりです。お楽しみに。

最後に

期間中にぐれいちゃんの歌を聴いてくださった方、感想をくださった方、応援してくださった方、関わってくださった全ての方に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
皆さんのご支援、とても励みになりました。

今後とも、gray(ぐれい)をどうぞよろしくお願いします。

聴いてくださった皆さん、読んでくださった皆さん、ありがとうございます。

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