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受かってたらいいな、は100%受かってない
「誠に残念ではございますが、次のステップにお進みいただけない結果となりました。」
朝9時から憂鬱にさせてくれる。まあダメだっただろうな、と予想はしていたけれど、いざこんな文字が目に入ると沈んだ。昨日は「自分の人生もまあまあ輝いてない?」とか何者かになれたような感覚だったのに、好きでもない子に自分の知らないところで振られた気分だった。
経験上、「まあまあできたし、ワンチャン受かってたらいいな」と思った試験には合格していない。だから、ダメだった時はそう思わないようにしている。でも一瞬でもワンチャン受かってたらいいな、が頭をよぎるので、やっぱり合格していない。「絶対受かったわ」と思う時だけいい結果を受け取ることができる。
今回は忙しい日常の中で、受けようかな、受けないでいようかな、と悩んでいるのが嫌で始めた活動の一環だった。そのくせほとんど準備をしていなかった。自分のポテンシャルだけで採用してもらえたらいいな、という甘い考え。私はいつも自分に甘い。人生はうまくいってほしいと思っているが、辛いことはなるべく避けたい。そういう甘いやつはいらねえよ、と面接官の目が言っていた。開始5分で合わないと悟った。
面接当日は、彼がどこかご飯でも食べに行こうと言ってくれたので、回転寿司に行った。いつも食べない「いももち」を食べた。あと2個くらい食べれたけど、1個にした。
今回は面接を受けることにした、ということに意味があったと思う。落ちたけどそれでよかった。
次に受ける面接はワンチャン受かってたらいいな、が一瞬たりとも頭をよぎらないであってほしい。そう言い聞かせて目を閉じる。