鉄を熱いうちに打ちたい
10月末、北浜蚤の市が開催されるらしいと知ったのは、数週間前だった。共有しているスケジュールアプリに「蚤の市行きたい」と2日間の予定を登録した。私たちは、自分の予定はそれぞれ紫色、緑色にして使い分けているが、「蚤の市行きたい」は2人の予定の青色で登録した。
2日間の予定だと、2日のうちのどっちかで行けばいいということになる。1日目に済ませれば、2日目は今日こそは行かないと、という思いに焦らされることなく過ごすことができる。ということで今日は落ち着いた日曜日。
年々、「あっという間」のスピードが速くなっていると思うのだが、え、もう10月も終わるんですか?え?えええ?ぼーっとスマホを見ていると空っぽの時間がどんどんと過ぎていく。「あっという間」が過ぎ去った後に急に焦りを感じる。時間を大切にしていると、今度は焦りがなくなってきて、また時間を蔑ろにしてしまう。その繰り返し。
「行動最適化大全」という効率厨タイトルの本が我が家にはある。過去の私はどうしてこの本を手に取ったのかは忘れてしまったけれど、久々に開いた。決して効率厨の本ではなく、うまく行かない行動は、いつ行うのがいいのかを教えてくれる本でもある。時間を無駄にしてしまっている気がする私が、どの時間をどう使えばいいのかこの本に聞いてみた結果、朝散歩を始めようと思った日曜日でもある。いたずらに過ぎていく時間をどうにか適切に過ごしたいと思った結果の朝散歩。つながっているようないないような。
たまには何も考えず昼寝することができて幸せ、と感じる日もあっていいと思うのだが、私にはやりたいことがたくさんある気がするのだ。寝る前にふとアイデアが浮かんで、あれもやらなきゃ、これもやりたい、と頭がいっぱいになる。浮かんだものたちが、朝起きた時にもう一度浮かんできたら、メモをする。最近の頭の中の一部は、「断捨離」「会社の年末調整」「ご祝儀袋をどうにか」「じじばばアルバム作り」など。どっちかというと朝も覚えていますように、と考えながら眠りについている気もする。
やりたいと思って年始に立てた目標の一つに「Prime Videoも使う」というのがある。もっぱら映画館派な私だが、見逃した映画やアニメで見たい作品をピックアップしている。(Netflixも入会したいが、PrimeVideoを使いこなせてから、と決めている。)しかし、いざ見ようと思うと(映画館に行くのも然りだが)気持ちが乗らない日もある。そうやって、「この作品は、なんでピックアップしていたんだったかな」と記憶が曖昧になった頃に見て、「まあ面白かったな」というおもんない感想に至る。この作品みたい!と思った時にどうして見なかったのか。
大人になって、有限なお金の使い道について「これは本当に欲しいのか?」と吟味するようになった。服だったり小物だったり「安いから買ってもいいか」という理由で買ったものはあまり長持ちしない。「これ欲しい!でも高い…」と悩んで買わなかったものはたくさんあるけれど、もうそれが何だったのかも忘れてしまったような。
こんなことが書きたいな〜と思っているけれど、いつもまとまらない。だから私には読書の時間が必要だと思う。でも英会話もできるようになりたいし、資格の勉強もやらないと。。。やりたいこと、やらないといけないこと、2つは分けて考えた方がいいのかもしれないけれど、元はと言えば、「やらないといけないこと」と思っているものは「やりたいと思っていたこと」だったと思うんだよね。時間が過ぎていって、そういえばあれやるの忘れてた、やらないと!見とかないと!と〇〇したいと思っていた過去の自分に今の自分が責任を感じて実行しているような。
だから何が言いたいって、やりたいと思った時にやるんだよ。見たいと思った映画は見る、やりたいと思った勉強はする、読みたいと思った本はすぐ読んでみる。「蚤の市行きたい」を予定に登録していた自分はよくやったよね。
それと、買いたいと思った時に買うのとはまた違うのが難しいところなんだよね。
「アンサングシンデレラ」という漫画で「代理ミュンヒハウゼン症候群」という病気を知って、それに関連する映画があるということでピックアップしていた「RUN」を観た日曜日。今日から朝散歩はスタートしたので、「やりたいと思って始めた」という気持ちを忘れずに明日からも継続していけたらいいなと思う。ダイエットも同じだよね。。。やれやれ。