1120 答え合わせをしよう
周りと答え合わせすることは大事なのかもしれないと思った話。
月に一度の訪問看護があった。去年までは心を許せた看護師さんがいたのだけれど、別の営業所へ異動になってしまい、他の方ではなかなか打ち解けられないことに最近は諦めはじめていた。
ここ2回ほど、初めてお会いする看護師さんとお話する機会があり、なんというか、私が好きなタイプだった。
その方は私の悩みに対して、全力で「えっ、〇〇さん何も悪くないよ?????いやいやいや、ごめん、私の頭の中?だらけなんだけど。何も悪くない。1ミリも悪くない。」とハッキリ肯定してくれたのだ。その言葉を聞いてもう涙が止まらなくて。
友達とは別枠だからこそ、こういう全力肯定してくれる人がいてくれたら救われることがある。
もちろん、寄り添って同じ目線で共感してくれる看護師さんも優しくて話しやすくて好きなのだけれど。
全部自分が間違っていると思っていたことが、もしかしたらそうじゃないことって往々にしてあるのかもしれないと思った。
自分と相手の二人だと、どちらかが正解でどちらかが不正解になる。私の場合、大抵が私は不正解なのだと思う。自分に自信があるわけでもないし相手の言っていることは間違ってない。つまり自分に落ち度があった、と。
でも第三者に話を聞いてもらうと、あなたは間違ってないよと言ってもらえた。もちろん本当の正解なんてわからない。でも、自分を責め続けていた私にとって「そっか、私間違ってなかったのかな。」と思えたことはそれだけで心が軽くなり、自分を刺していた棘が抜けた気がした。
続けてその看護師さんは言ってくれた。
「これからは私たちと答え合わせをしよう」と。
きっと、私が自分の中で抱えたまま自分に× をつけて終わりにして苦しんでいることを察してくれたのだと思う。
ひとりで抱え込んでいると視野も世界も狭くなる。
外の世界へ連れ出してくれる人の存在は有り難い。
後ろ向きのカウントダウンから一歩遠ざかった。