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新卒で株式会社Arxcsの"1人目社員”になる私の葛藤と決意の記録

あけましておめでとうございます。
2025年、今年もよろしくお願いいたします。

2024年1月7日に株式会社Arxcsの広報になってからはや1年。
今日は私の進路についてのご報告とともに、この1年間の振り返りと、私の葛藤と決意についての記録を綴ろうと思います。

とはいえ、昨年度の私の活動や記録は9月に一度まとめているのでこちらを見ていただければと思います。

大学卒業後の進路について

まずはご報告から。
私は大学後の進路として、現在も働いている「株式会社Arxcs」に入社する決断をしました。

まずはこの決断を尊重してくださった代表の杉山さんに感謝を申し上げます。そして、これからもよろしくお願いします。


7月末に正式に正社員のオファーをいただき、沢山悩み、他の選択肢を全て切って入社を決意した9月。
そのあといろいろあって一度白紙に戻した10月。
悩みに悩んで視野を広げるために初めて就活をしてみた12月(2週間で終了)。

そして12月14日土曜日、Arxcsへ入社する覚悟を決め、12月17日の役員会議にて改めて決意を伝えました。


8月から9月、どの選択肢を選ぶべきか沢山悩んだ期間。そして9月に一度覚悟を決めてから、もう一度覚悟を決めるまでの間、これでもかというくらい自分と向き合い、代表にも向き合ってもらい、自分のキャリアについて考えに考え抜きました。そして沢山動きました。


自分自身がわからなくなったこと。
そんな状態で仕事をする意味がわからなくなったこと。
自分でいいのかと自信がなくなったこと。
周りの目が怖くなったこと。
自分の責任感に押しつぶされそうになったこと。
今日まで何のために頑張ってきたんだと絶望したこと。
人を信じることが怖くなったこと。
正解なんてないのに正解を求めようとしたこと。


そんな時を経て、
「この期間があったからこそ覚悟が深まった」
「代表との信頼関係がより強くなった」
と言えるようになりました。


決断に至るまでいろんな想いと向き合ったこと、綺麗ごとでは片付けられないほど悩み苦しんだこと。
ここでは書けないことも多いですが、戻りたくないそんなこの2ヶ月半の経験も記録に残しておけば誰かの力になるかもしれないし、その誰かは未来の自分かもしれないなと思い、あえて文章に残し公開することを決めました。

覚悟を決めた21歳の物語によければお付き合いください。

”1人目社員”という言葉に込められている意味

現在、弊社には正社員として働いているメンバーはいません。
学生が挑戦の場としてArxcsを選んでくれて一緒に挑戦してくれたり、業務委託として一緒に働いてくれるメンバーがいたり、外部の方と提携したり、ビジョンに共感して協力をしていただいたりしています。

その中で1人目の社員として選んでいただいたこと。しかも新卒1年目。
一般的な就職活動を通して社員になるのとは違う意味と責任を自分なりに考え向き合ってきました。(それは今も変わらずずっとです)


経営者の気持ちが全てわかるはずはないですが、正社員として雇用することが経営者にとってリスクであることはわかります。
一度正社員雇用してしまえば、基本的にはクビにできないから。その人が会社を辞めるまで、例え会社の業績が悪くなったとしてもその人の生活を守る責任が経営者にはのしかかります。

(このことに気づいてから1人でも社員を雇っている経営者の方には本当に尊敬の気持ちがいっぱいです)

就職活動をして企業に就職する。
深い意味を考えたことはなかったし、何なら当たり前のことだと思っていたし、考える人もほとんどいないと思いますが、私は捉え方がすごく変わりました。


そして”1人目”の社員であること。
このフェーズから関わるのであれば、必ず結果を出すことが求められます。だから1人目社員になる人は、すでにスキルや経験がある「中途採用」がほとんどなのではないかなと思います。(1人目社員が新卒ってあるのかな。)


その中で新卒の私が1人目社員になること。
(私がその条件でArxcsを選んだかどうかは別として)同じ給料を渡して業務委託で雇う選択肢もある中でこの決断をしてくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

この恩は必ず結果でお返しします。
「1人目社員に杖谷萌香を選んでよかった」と思ってもらえるように努力します。

1年前に決意したこと

広報になった1年前。私は心に決めていたことがあります。
決めていたというより、その光景が目に浮かびました。(厚かましくてすみません笑)

それは
・来年も一緒に働きたいと言ってもらうこと(期限は休学締め切りの4月、最悪でも9月)
・そのために、右腕の位置まで這い上がること
(組織にとってかけがえのない存在になる)

当時は「広報」という言葉の意味すらわからず、何の経験もなかったので、このことを口にして周りに言うことはなかったですが、自分の心の中では強く決心していました。そして、目指すとかそういうのではなくて叶うことを信じて疑っていませんでした。(そうなる前提で動いている感じ)

だから、1年間必死に走り続けてこれました。
代表の頭の中は一番理解している自信があるし、組織に足りないところも理解して、毎月新たな挑戦をしてきました。自分にしか出せない価値で組織に貢献して、かけがえのない存在になれたと、少しは自分のことを認めてあげたいです。


そして、3月中旬に来年も一緒に働きたいねという言葉をもらい、7月には正式にオファーをもらい、一度白紙にしてからも何度も何度も話し合って私がArxcsを選ぶ選択肢を残し続けてくださったこと。信じ続けてくださったこと。私が必要だと伝え続けてくださったこと。

1年前の私からすると贅沢で仕方ないです。改めてありがとうございます。

そして、自分が目指した世界線を叶える力がある自分自身に、自信をもてるようにもなりました。だから、Arxcsが掲げるビジョンも絶対に叶えます。

決断とは決めて断つこと

私が今回キャリア選択における葛藤の中で学んだことは「決断とは決めて断つこと」であるということです。学んだというよりは身をもって実感しました。

私がArxcsを選ぶと決めたとき、沢山のものを断ちました。

・他の企業様からいただいていたオファー
・休学して26卒で就活をする選択
・同期の存在や内定式の機会
・充実した福利厚生や給料
・マニュアルや研修のある環境
・先輩の存在や教えてもらえる環境
・大企業などで働くいわゆるネームバリューや安定
・東京で働く機会
・親を安心させたい気持ち

など挙げだしたらキリがありません。

(同級生のストーリーやBeRealで内定式の様子が上がっているのを見て、羨ましいな〜と何度思ったことか。笑)

では、なぜ私がこれらを捨てることができたのか。
それは「働く」ことを通して大事にしたい自分の価値観、そして実現したいことのセンターピンを捉えることができたからです。

他の何でもなく、Arxcsを選んだ理由


「Arxcsがビジョンを叶えたとき、私は杉山さんの一番近くで堂々と笑っていたい」

私のキャリアにおける1番大切なことはこれでした。(少なくとも20代においては)

元々Arxcsのビジョンは私が中学生の頃から言い続けてきたビジョンと重なる部分が多いですが、それだけであれば他の企業で修行してから戻ってこればいいです。

けど、それでいいのか。後悔はしないか。


私は確実に後悔すると言いきれました。

私はArxcsで働くだけでは満足できない。
Arxcsで働いた上で、杉山さんの隣で仕事がしたい。伴走したい。

他に行きたいと思える企業を選んで私が捨てることって、「Arxcsの”一人目社員”になること」くらいしかなかったです。でも、そのたった1つを、他にいろんなものを捨ててさえ掴み取りたかった。譲れなかった。

だから私は今このフェーズから”一人目社員”としてArxcsに入社することを強い覚悟をもって決めました。

(もちろんビジョンを叶えることは大前提として叶うまでの過程や叶った時の状態にこだわりがあった)

自分でも論理的に考えればおかしなことをしている自覚もあるし、他の企業で修行してから戻ってきた方がいいのではないかという周りの人の意見もすごく理解できます。だからこそ沢山悩みました。心の中と頭の中が違いすぎてすごく苦しかったです。

ただ自分の「キャリア選択において絶対に譲れない何か」を言語化できたとき、覚悟を決めることができました。

お見せできない部分が多いですが、決断をした12/14の私のノートを公開します。1枚目の4ページ分は思考整理、2枚目はそれを踏まえた私の決意が書かれています。

12/14 ジャーナリング①
12/14 ジャーナリング②

今年の抱負【強くなる】

今年の抱負は沢山あります。
その中でもテーマは、「強くなる」ことです。


その前に、一旦私の目標64個を載せさせてください。

社長の右腕にふさわしい人になる


この1年間でできることは沢山増えました。
いろんな壁を乗り越えて強くなったとも思う。

でも本当の意味で強くはなりきれなかったんじゃないかなと思っています。
自分の未熟さをとてつもなく実感しました。

私が定義する「強さ」とは、
「自分の弱さと向き合う覚悟を持つこと」
だと考えます。


私はこの1年、自分の弱さゆえに沢山の人の力を借りたし、迷惑もかけました。
まずはその弱さを認めること。そして向き合うことから逃げないこと。


それができるようになってこそ「右腕にふさわしい」人になれるのではないかなと思っています。(それだけじゃないけど、これが大前提かなと)


一人目社員になったからといって、ずっと一番近くで仕事ができる保証はないです。私の目標は叶っていないし、ここからがスタートです。

組織が大きくなっても一番近くで仕事をしてArxcsのビジョンを叶えるために、強い人になります。

昨年よりも求められる基準が高くなるし、責任も増えるし、昨年特に沢山支えてくれたメンバーも卒業しますが、その中でも強い自分であり続けられるように弱さと向き合う1年間にします。


それともう1つ。

萌香がいないと成り立たないから
萌香がいなくても成り立つ。だから萌香が必要。


という状態にすること。
簡単にいうと、チームを作れる人になる。


この1年沢山挑戦したおかげで、いろんなことができるようになりました。
ただ、その分「私にしかできないこと」が増えてしまいました。

(マイナスのように書いていますが、「かけがえのない存在になる」と言い聞かせてきた私にとっては、目指していたところでもあるので、この1年間の自分を反省するというよりはまた新たなフェーズにこれたね、みたいな感覚でいます。)

組織として強くなるために、チームを作れる人になる。

目標は
・今の業務の7割を手放すこと。
・そして私が手を動かさずにSNS等の発信活動が週4以上、安定してできる状態にすること。

この1年間の私の経験をメンバーに伝え、メンバーの挑戦の機会も創れるように頑張ります。
そして、現在私の業務をやりたいと言ってくれているメンバーが2人もいるので、その学生メンバーたちに価値を与えられるように自分自身ももっと成長します。


そして目標画像の「スタンス」のところにも書いていますが、
・代表じゃなくていいことは全て引き受ける
・私じゃなくていいことは人に任せる

の両立を実現させるためにもチーム作りが必要です。

今まで代表のボールを自分1人のキャパで奪いにいっていましたが、チームを作ることでもっとボールを奪いにいけるようにします。

ただバックグラウンド的に、「私しかできないこと」があるって私にとっては自分の存在価値を証明するようなもので、安心できる状態です。

なぜなら、人に任せて自分しかできない状態じゃなくなったら、自分の価値がなくなるのではないか。と怖がっているところがこの21年間ずっとあるから。

そんな弱さとも向き合って、より「強く」なります。人に任せられる強い自分になります。

最後に

これまで、そして現在関わってくださっている皆さん。いつもありがとうございます。

まだまだ未熟な私で、ご迷惑をおかけすることも多々ありますが、これからもよろしくお願いします。

Arxcsが体育会学生のキャリア常識を変えます。
そして自分自身の選択を自分自身の手で必ず正解にします。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
今年もよろしくお願いします!

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