大学生活を振り返って

私は先日大学を卒業した。
私達の代は大学1年生の終わりからコロナ渦が始まったため、大学生活の華とも言える時期を家の中で友達にすら会えず過ごすことになった。

毎日パソコンとにらめっこしながら授業を受ける日々。友達とはLINEかZoomで話すだけだった。

3年生になると少しずつ対面授業も始まり、4年生は卒論のみだったのでだんだんオンライン授業のストレスも減っていったが、渦中は本当にキツかった。

私だけじゃない＿＿

そんなことはわかっている。わかっているはずなのに、やっぱり人はないものねだりをしてしまう。
現在、大学生活の華とも言える時期をのびのびと校内で過ごしている後輩を見るととても羨ましいという気持ちとともに嫉妬心すら芽生えてしまうのだ。

しかしきっとその後輩は高校時代に修学旅行がコロナ渦のせいでなくなっているし、大学受験もコロナ渦で乗り越えてきただろう。辛かったのは、私だけではないのだ。

私や後輩たち、いや、この世界中のすべての人から自由な時間を奪ったコロナ渦のことはまだ許せない。

きっとこれからも許すことはないだろうが、少しずつ幸せを積み重ねていって大学生活の華とも言える時期が消えてしまったとしても幸せになろうと思う、必ず。