不思議なご縁を大事にする不動産投資業
不動産投資業(要は大家)をやっていると、不思議なご縁を感じることが度々ある。
それは、土地や建物は何かの力を持っているからなのか(もっていそうだ)、関わる方々との関係が組み合わさったものなのか・・
理由はよく分からないけれど、とても良い物件で買い付け競争が激しい時でも、買えるときは不思議と買えるし、どんなに切望しても手に入らないものは、やっぱり手に入らない。
長く不動産を買い付けしてきて(もう軽く10年以上か・・)、体感としてこんな感覚が確かにある。
これは数字とかファイナンスの理論とは、まったく別のところにあるけれど、不動産を所有して事業をするうえで、とても大事な感覚な気がしている。
例えば、またまた訪れて強烈なデジャブを感じた場所があったのだけど(すっごい安堵感と懐かしさを感じた)、その数日後に、そこに僕が得意とするタイプの、そして心にもビビッとくる物件がポコッと売りに出てきた。とか(これは全力をあげて買いました)。
こうしたことは、ちょっと不思議な感覚でうまく表現できないのだけれど、「ご縁」以上に、それを表す言葉を見つけられていない。
そして、ご縁を感じた物件は、順調に回って、大きな利を運んでくれることが多い(と言うか、今のところ例外はなく、絶対だ)。
つい先日も不思議なことがあった。
2つの物件の同時購入を進めたのだけど、若手の担当者のIさんが、少し不慣れながらも一生懸命に対応してくれた。そして、僕はそれを心地よく思っていた。
スケジュールが立て込んで、1つ目の物件の決済日から、中1日開けて、2つ目の決済を行う予定となり、3日のうち2日も会うことになるけど、よろしくね。なんて会話をしていた。
1つ目の物件の決済が終わって安心した翌日、その日は全く別口の用件で、僕は不動産関係の取材を受けることになっていて(まだ掲載されていない・・どうなったw)、待ち合わせ場所の日本橋のカフェに入ってみると・・
そこに、Iさんがいた。
本当にたまたま。
一生懸命、他のお客さんに不動産物件の説明をしていた。
結局、3日連続で、Iさんと会うことになった。
聞けば、Iさんも日本橋には滅多に来ず、僕も相手側の都合で、急遽、場所が大手町から日本橋に変わっっていたのであった。本当に偶然。
単に偶然と言えば、それまでだし、Iさんと会ったからと言って、なにかが起こるわけではない。
でも、確率的にはなかなか簡単には起こり得ないこと。
そして、僕の感覚としては、この2つの物件は最初から損のしようの無い買い物だけれど、このご縁で、今回も良い投資になることが確定したな。という感じ。
そして、Iさんとは長い付き合いになりそうだなぁという体感が生まれた。
こうした不思議なご縁は、どこかで成功につながっている気がしてならない。
そして、自分の感覚に正直に素直に従っていると、ご縁に恵まれることが多いように感じている。
投資業においては、数字やロジックはもちろん大事にするのだけれど、それはみんなやっていること。
それらを尽くした上で、こうしたご縁を大事にする、誠実さをもった投資家でいたいと切に願うのです。