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気になるあの子

バイト先には友達がいない
でも今日気になる子を見つけた
最近入った子ですごく地味(失礼)な子だけど肌が綺麗で髪もサラサラ、更に綺麗にカールしてある
なんだかビビっと来てしまった
話してみたいと思ってわざと同じタイミングで帰り、話しかけるタイミングを見つけようと尾行した
思ったより歩くのが早い
急げ急げ、、
すると、てっきり駅に行くならこの信号わたるでしょという場所を通りすぎ、小さな出入口の方から駅に入っていった
急いで追いかけて階段をおりると

え、、

そこには私が尾行していた地味な子が立っていた
気づかれたか、?!
と思ったが、こっちを向いている訳ではなくて何かに並んでいた
ちらっと見ると、駅の中にある小さな洋菓子屋さん
ああ、期待を裏切らないなあ、、、
ますます気になっちゃうよ、、

でもここで声をかける勇気は無いので知らんぷりで私は改札に向かった

今日は断念

いつものように自分の最寄り駅のエスカレーターに近くなる号車のところに並んだ

数分後、なんか見たことある後ろ姿が私の前を通過

それは私のバイト先にいる超絶可愛い子だった
薄メイクなのに可愛くて、目が大きくて、細くて、色白で、持ち物も上品な感じで、まるで同じ高校生とは思えないような子だ
私の前を通過してどこへ行ったんだろうときょろきょろと探すと
発見した
するとその隣にはなんだかいけすかないチャラい男がいた

今日その子を初めて近くで見たが、肌が思ったより汚くて、休憩中にメイクを治しながら友達と誰かの悪口を言っていた




なんだかまた「世界」というものを「本質」というものを少しだけ見てしまったような気がした


地味なあの子に抱いた「キラキラした違和感」
超絶可愛いく見えるあの子に抱いた「嫌な違和感」


この世界は違和感だらけで、見えてる部分が本当だなんてことはほとんど無い

明日も明後日もその先もたくさんの違和感に出会うと思う
でもその度にしっかりと「本質」をみつけにいこう

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