エルぽきと季節感

さっきふとTwitterのTLを見たら、こういうアンケートが流れてきて「んー?」ってなった。アンケートの意図とかではなく質問内容自体について、「どうなんだろう?」って。

けどこれ、長文ツイートを連ねて書くっていう形式だとちょうどいい具合にまとまらないや。っていう程度の気持ちで軽率にnoteを書く。このnoteはそういうやつです。

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エルぽきの表現からは全体的に海や空を感じて、たぶん一般的な人間の感性に照らすとほんのり夏の印象が勝る気もする。けど、彼らにとって海っていうのは "夏だから行く" といった場所ではなく、生きている場所そのもの。つまり、"海⇒夏" っていう受け取り方を無条件で適用するとズレが生じる。

そう考えると、エルぽきの表現は情景の豊かさと裏腹に、季節感を読み取りにくいものが多い。あるいは、特定の季節よりもっと長い時にわたって続いているような何かを感じさせる。『deep in』や『UnderWater』、そして『.NEW WORLD』などは特にそう。『星詠みの唄』あたりは逆に、こうやって星空の下でふざけ合うようなことをするとしたら、人間にとっても海のいきものにとっても夏が一番そういう開放的な気分になりやすいかな、っていう気がする。けどそれも、べつに "海だから" ではない。

そんな中で強いて言えば、『君の街まで』は春。4月か5月頃。

『バスルーム』は梅雨の頃。

『星詠みの唄』も、ついさっき言った通り夏。ただ、こっちは天気的には『バスルーム』と逆で、よく晴れた夜の歌。

『そして、物語は続いていく』は冬の最後のひととき、たぶん今年で言うと今から1か月後くらい。けど、もしかしたらそれも歌詞における比喩的なことであって、べつにどの季節でもいいのかもしれない。

最後に『rain』、これもたぶん聴き手ごとの季節感のばらつきが大きい歌だと思うけど、私的には夏。それも、夕立の後の晴れ渡った日没時。

こんな感じで、振り返って見渡すとやっぱり夏に偏ってるような気もする。けど、私が季節感を読み取りにくいと思ってる曲目が他のひとから見れば冬なのかもしれない、とも思う。

結局のところ結論なんていうものはなくて、「どうなんだろう?」に戻ってくるだけの話なんだけど……うん。つまり、冒頭のアンケートを見てこういうことを思った、っていう話。

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