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202501_静岡_用宗_ビールと富士山、海と謎の井戸

1月。1月といえばそう、妻の誕生日である。
日を曖昧に記憶していたせいで先に予定を入れてしまったり1日間違えてどっちだっけ?となったりしていたので、さすがにちゃんとせねばと先に予定を入れることにし、遠出がてらどこかに泊まりにいくことにした。

1泊2日で程よい距離の良い感じの宿。
ならばそうだな、ビールを飲みに行こうと数年前に一度行ってとても良かったWest Coast Brewingというビールの醸造所が運営しているThe Villa & Barrel Loungeを再訪することに。

ちなみに、なんて書くのが正しいのかわからなかったので調べたところ、男からみた配偶者の呼び方は「妻」とするのが正式な呼称だとゼクシィが言っていました。あのゼクシィさんが言うなら間違いない。

一路、東京から静岡は用宗へ。
あまり馴染みがない地名かもしれないけど、静岡駅から東海道本線で2駅約6分。東京からだと約1.5h。近い。

軽めの駅弁に国技館やきとりがオススメです
ビジュがいい

新幹線から見える富士山がくっきりと綺麗で美しい。
実家の冬は大雪の白と曇天の灰で埋め尽くされた世界だけど、こっちの冬は基本カラッと晴れている事が多く、この日も良い天気。
乾燥と流行病に気をつければ冬もいい季節。最近夏の暴力性が増しているから一層他の3つの季節が愛おしい。でも春くんは花粉がちょっとなあ…

上✈️から見る富士山も良いけど新幹線🚄から見る富士山も良いよね

新幹線からその土地の日常を感じる風景を眺めたり、たまに興味を惹かれる建築物を見つけてGoogle Mapで探したりするのが結構好き。
東北方面に行く時はトンネルが多いので、冬だとリアルに「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」の気持ちになれる。
そういえばちょっと前まではトンネルの中だと電波がなかったけど、いつのまにか繋がるようになっている気がする。新宿↔笹塚間が繋がるようになった時くらいの感動がある。

そうこうしている内に用宗に到着した。
用宗は海寄りの地域なので、駅から少し歩けばすぐに行き着く。

海に向かって砂より石の割合が増える系の海岸線

海沿いにはぽつぽつと色んなお店があり、犬を連れた地元民や用宗に遊びに来た付近のエリア民と思われる方々がわいわいしていた。観光地らしさはなく、散策していても色々とちょうど良さを感じる素晴らしいエリアで、のんびりとした空気と時間が流れている。

駅から10分程歩いて宿に到着。

飲むぞ〜

まずはチェックイン。
ウェルカムドリンクならぬウェルカムビールをいただく。
いただいたビールはVELSTAR。あっこれすきだな。

駆けつけ一杯

部屋に移動して備え付けのタップの説明を受ける。
そう、この宿には部屋でビールが飲み放題になるプランが存在するのだ。
しかも部屋ごと・時期ごとにビールの種類は異なり、10Lまで飲み放題のはずが前の宿泊客が残していった数Lも追加で飲めてしまう。正気か?
置いてあるグラウラーに入れて外を散策しながら飲むもよし、手持ちのグラウラーに入れて持ち帰ってもよしとルール無用がすぎる。すごいぞ。

今回は爽やかさの後にスッとりんごの風味が香ってくるぐびぐび系IPAでした

前に来た時は中々の雨で散歩できなかったので、タップを目前に一旦冷静になって周辺を散歩しに外に出た。
ちょうど日の入りが近かったのもあり、まずはのんびりと水平線を眺める。

夕暮れ時のグラデーションっていいよね

近くのジェラート屋さんにパフェがあることを調べていたので、パフェおじさんとして見逃すことはできぬとLA PALETTEへ赴く。
宿に向かっていた時は列が出来ていたけど、改めてお店に向かったらタイミングよく入れた。
ジェラートもご当地の素材のフレーバーがたくさんありとても気になる。
インペリアルスタウトのジェラート、どんな味だろう。

地元のいちごといちごのジェラートといちごミルクのジェラート、いちご尽くし

食後に散歩がてら小路を歩いたりと、周辺をてくてく。
用宗は富士山が見えるポイントが結構ある。

富士山って顔が良いよね

一通り散策したので宿に戻り夕食をいただく。
ここでもビールを飲むので、部屋のビールとのペース配分が重要。

cheers!

美味しかったのでウェルカムビールと同じVELSTARをいただく。
スタイルを確認したらセッションIPAだった。
好きなビール、だいたいセッションIPAやセゾンの傾向がある。
ただ他のスタイルもいろいろ開拓してみたい気持ちはある。ゴーゼとか。

野菜のピクルス。きゅうりのピクルスがピクルス界で1番すき
ローストビーフ。ビールとの相性が最高
フィッシュ(鮪)&チップス。わさびのタルタルが美味しすぎたのでタルタル界の標準になってくれ
鯖だった気がする。ビーツのソースと柑橘と春菊のマリアージュ
猪のロースト。鉄分と野性味を感じる赤身に命を感じる
チーズケーキと樽熟成のインペリアルスタウト。もはや言うことはない

食べるだけ食べて気づいたら2時間経っていた。一瞬の出来事である。
そのまま部屋に戻って小休止し、少ししたらまた部屋のビールを飲みながらごろごろ。そして眠くなったら寝る。
これが一つの幸福の形なのかもしれない。

翌日、ヌードルキッチン テラコスタで朝ラーメン。やっぱり飲んだ後はラーメンだよね。出汁の味が染み渡る。次に来た時は塩ラーメンにしよう。

醤油ラーメンと炊き込みご飯、今まさに食べたいもの

食後にまた宿まで遠回りして散歩。
用宗には井戸?のようなものがそこら中にある。
ざっと調べてみたけど今も使われているのか、撤去しない理由はなんなのかなどの歴史がわからなかった。気になる。災害時の非常用かな。

空き地の横
果樹の横
マンションの駐車場

宿に戻り、チェックアウトまで荷物を片付けながら朝ビール。う〜ん何回飲んでも美味しい。
ただ夕食時に他のビールを飲んだりするし、2人だと10Lを倒すのはやはり難しい。今度はグラウラーを持っていって持ち帰ろうかな。4人で行ってワイワイしながら飲み干すのも楽しいかも。

朝からビールって大学のサークルの合宿みたい

チェックアウトして、向かいの港に隣接している用宗みなと温泉へ。
海と港とビールが楽しめるところ、用宗。ポテンシャルがすごい。

潮の香りを嗅ぎながら入る露天風呂と身体に泡を纏って楽しむ高濃度人工炭酸泉が程よい温度で無限に浸かってしまいそう。
露天風呂に入っていたら外からサックスを練習しているおじいさんの音色も流れてきてどことなく牧歌的な空気。そういえば昨日はトランペットの音色が聴こえてきていて、本当に用宗はふわっと漂うゆるい感じがよい。

僕の大好きな伊良コーラも置いてあります

静岡駅まで戻り、せっかくだしと駿府城址の公園まで散歩。
公園の中はとても広く、近くに住んでいたら散歩に良さそうなスポット。
近くに学校があるからか、公園の周りを走る人たちも多かった。

入口のこういう石積、よいよね
まんまる

満足したので駅に戻り、お昼を食べて帰路につく。
今回も最高の時間だった。また用宗にいくぞ。

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